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公開番号2025077121
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189081
出願日2023-11-06
発明の名称成形性推定方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類G01B 11/16 20060101AFI20250512BHJP(測定;試験)
要約【課題】試験体の成形性を容易に推定できる成形性推定方法を提供する。
【解決手段】成形性推定方法は、鋼材により形成された試験体の引張試験の画像を撮影する撮影ステップS1と、撮影した試験体の画像に基づき、画像相関法を用いて試験体の長手方向のひずみ分布を取得する分布取得ステップS2と、取得した試験体の長手方向のひずみ分布に対し、所定標点間のひずみの最大値及び最小値をそれぞれ算出する算出ステップS3と、算出したひずみの最大値及び最小値の差を求め、求めた差に基づいて試験体の成形性を推定する成形性推定ステップS4とを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
鋼材により形成された試験体の成形性を推定する方法であって、
前記試験体の引張試験の画像を撮影する撮影ステップと、
撮影した前記試験体の画像に基づき、画像相関法を用いて前記試験体の長手方向のひずみ分布を取得する分布取得ステップと、
取得した前記試験体の長手方向のひずみ分布に対し、所定標点間のひずみの最大値及び最小値をそれぞれ算出する算出ステップと、
算出したひずみの最大値及び最小値の差を求め、求めた差に基づいて前記試験体の成形性を推定する成形性推定ステップと、
を含むことを特徴とする成形性推定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、成形性推定方法に関し、特に画像相関法を用いて試験体の成形性を推定する方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
画像相関法は、材料表面の変形挙動を解析する手法の1つとして知られている。画像相関法を用いた技術として、例えば下記特許文献1に記載のように、試験体の引張試験前後の画像を撮影し、画像相関法を利用して撮影した画像から試験体のひずみ量及び/又は変形量を計測する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-021730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
平行部をもつ金属製の試験体を用いて引張試験を実施した場合、得られた応力-ひずみ(いわゆるSSカーブ)に基づき、標点間というマクロ的な領域での機械的特性を確認できるが、ミクロ的な観点から試験体の成形性を確認できない問題があった。例えば高強度鋼板の場合は、高強度化する背反として材料の成形性が低下するので、マクロ的な観点だけでは材料の優劣を厳密に判断できない。このため、ミクロ的な観点から材料の成形性を推定できる方法が求められている。
【0005】
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、試験体の成形性を容易に推定できる成形性推定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る成形性推定方法は、鋼材により形成された試験体の成形性を推定する方法であって、前記試験体の引張試験の画像を撮影する撮影ステップと、撮影した前記試験体の画像に基づき、画像相関法を用いて前記試験体の長手方向のひずみ分布を取得する分布取得ステップと、取得した前記試験体の長手方向のひずみ分布に対し、所定標点間のひずみの最大値及び最小値をそれぞれ算出する算出ステップと、算出したひずみの最大値及び最小値の差を求め、求めた差に基づいて前記試験体の成形性を推定する成形性推定ステップと、を含むことを特徴としている。
【0007】
本発明に係る成形性推定方法では、画像相関法を用いて試験体の画像に基づき試験体の長手方向のひずみ分布を取得し、取得した試験体の長手方向のひずみ分布に対し、所定標点間のひずみの最大値及び最小値をそれぞれ算出し、算出したひずみの最大値及び最小値の差を求め、求めた差に基づいて試験体の成形性を推定する。このように、所定標点間のひずみの最大値及び最小値の差に着目し、ひずみの最大値及び最小値の差を試験体の成形性を推定するための指標とすることで、ミクロ的な観点から試験体の成形性を推定することが可能になる。その結果、試験体の成形性を容易に推定できる。
【0008】
また、本発明に係る成形性推定方法において、前記成形性推定ステップにおいて、求めた差を予め設定された閾値と比較し、求めた差が前記閾値以下である場合にその試験体の成形性が良いと推定することが好ましい。このようにすれば、試験体の成形性が良いか否かを容易に推定することができる。
【0009】
更に、本発明に係る成形性推定方法において、前記試験体は複数であって、前記成形性推定ステップにおいて、求めた各試験体のひずみの最大値及び最小値の差を比較し、差が小さいほどその試験体の成形性が良いと推定することが好ましい。このようにすれば、複数の試験体のうち成形性の良い試験体を容易に選別することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、試験体の成形性を容易に推定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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