TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025073770
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184822
出願日
2023-10-27
発明の名称
インク組成物
出願人
大日本塗料株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
11/101 20140101AFI20250502BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】再溶解性および吐出性に優れ、更には臭気を抑え、高硬度の印刷層を形成することが可能なインク組成物を提供する。
【解決手段】顔料と、重合性化合物と、光重合開始剤とを含むインク組成物であって、前記重合性化合物が、少なくとも、アミノアクリレート(A)を含み、前記光重合開始剤が、少なくとも、水素引抜型の光重合開始剤(B)を含み、前記インク組成物中に含まれる前記アミノアクリレート(A)の量が10~30質量%であり、前記インク組成物中に含まれる前記水素引抜型の光重合開始剤(B)の量が1.0~15.0質量%である、インク組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
顔料と、重合性化合物と、光重合開始剤とを含むインク組成物であって、
前記重合性化合物が、少なくとも、アミノアクリレート(A)を含み、
前記光重合開始剤が、少なくとも、水素引抜型の光重合開始剤(B)を含み、
前記インク組成物中に含まれる前記アミノアクリレート(A)の量が10~30質量%であり、
前記インク組成物中に含まれる前記水素引抜型の光重合開始剤(B)の量が1.0~15.0質量%である、インク組成物。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記光重合性化合物が、単官能重合性化合物(C)、2官能重合性化合物(D)および3官能以上の重合性化合物(E)を含み、前記単官能重合性化合物(C)、前記2官能重合性化合物(D)および前記3官能以上の重合性化合物(E)は、前記アミノアクリレート(A)とは異なる重合性化合物である、請求項1に記載のインク組成物。
【請求項3】
前記インク組成物中に含まれる前記2官能重合性化合物(D)の前記3官能以上の重合性化合物(E)に対する質量比(D/E)が30/70~80/20である、請求項2に記載のインク組成物。
【請求項4】
前記光重合開始剤が、分子内開裂型の光重合開始剤(F)を含み、前記インク組成物中に含まれる前記分子内開裂型の光重合開始剤(F)の量が3.0質量%以下である、請求項1に記載のインク組成物。
【請求項5】
前記インク組成物中に含まれる前記水素引抜型の光重合開始剤(B)の前記分子内開裂型の光重合開始剤(F)に対する質量比(B/F)が2.0以上である、請求項4に記載のインク組成物。
【請求項6】
前記インク組成物中に含まれる前記アミノアクリレート(A)の前記水素引抜型の光重合開始剤(B)に対する質量比(A/B)が1.0~30.0である、請求項1に記載のインク組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インク組成物に関し、特には、再溶解性および吐出性に優れ、更には臭気を抑え、高硬度の印刷層を形成することが可能なインク組成物に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
基材への印刷の際に光硬化性インク組成物を使用する場合、インク組成物には、光硬化性に加えて、その基材の用途に応じて追加の特性が求められている。例えば、印刷されたプラスチック基材の表面に傷がつくことを避けるため、基材上に形成される印刷層に高い硬度が求められることも多い。
【0003】
光硬化性インク組成物は、通常、重合性化合物と、光重合開始剤とを含むものであり、光重合開始剤としてはラジカル重合開始剤が好ましく、一般的に、光重合開始剤による光吸収によって重合開始種(ラジカル)を生成し、重合性化合物の重合反応を行い、膜を形成させる方法が採用されている。α-アミノアセトフェノン型の光重合開始剤(例えばIGM社製 Omnirad907等)やアシルホスフィンオキサイド型の光重合開始剤(例えばIGM社製 Omnirad TPO等)は、光硬化性に優れ、高硬度の印刷層を形成することが可能なインク組成物への使用に適した光重合開始剤として知られている。
【0004】
しかし、α-アミノアセトフェノン型の光重合開始剤やアシルホスフィンオキサイド型の光重合開始剤は、光照射下、1分子内で開裂反応を起こすNorrishタイプI型の光重合開始剤(分子内開裂型の光重合開始剤)に分類される。分子内開裂型の光重合開始剤は、分子内開裂によりラジカルを発生する物質であり、このラジカルが重合性化合物の重合を開始することになるが、分子内開裂により低分子化合物も生じてしまい、臭気の問題があった。
【0005】
そこで、本発明者は、ラジカル重合開始剤として、励起状態の光重合開始剤が別の分子(コイニシエーター)と2分子間の反応を起こし開始ラジカルを発生するNorrishタイプII型の光重合開始剤に着目した。
【0006】
特開2021-161159号公報(特許文献1)には、光線重合性化合物と、光重合開始剤と、を含む、インク組成物であって、前記光線重合性化合物は、単官能重合性化合物Aと、重合性化合物Bと、を含み、前記単官能重合性化合物Aは、該単官能重合性化合物Aを重合して得られるポリマーのガラス転移点Tgが25℃以上60℃以下であり、前記重合性化合物Bは、アミノ基と、エーテル基と、を含む構造を持つ繰り返し配列を有し、2つ以上の(メタ)アクリレート基を有する重合性化合物であり、前記光重合開始剤は、水素引抜型の開始剤を少なくとも含む、インク組成物が記載されている。そして、特許文献1の実施例は、主要な光重合開始剤として分子内開裂型の光重合開始剤であるJRCURE TPO〔ジフェニル(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド〕を使用するものであるが、このJRCURE TPOと組み合わせて水素引抜型の光重合開始剤であるDETX(2,4-ジエチルチオキサントン)が使用されると共に、重合性化合物BとしてGenomer5271(アミンアクリレート)が使用されている。このため、特許文献1に記載されたインク組成物は、主要な光重合開始剤として分子内開裂型の光重合開始剤を利用するものと認められるが、DETXとGenomer5271の使用から、ラジカル重合開始剤の一部に、NorrishタイプII型の光重合開始剤を利用しているものと認められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-161159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
インク組成物にNorrishタイプII型の光重合開始剤を用いることで、NorrishタイプI型の光重合開始剤(分子内開裂型の光重合開始剤)の使用による臭気の問題は解消できるが、印刷層の硬度については十分なものが得られず、検討の余地があった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、再溶解性および吐出性に優れ、更には臭気を抑え、高硬度の印刷層を形成することが可能なインク組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、インク組成物にアミノアクリレートおよび水素引抜型の光重合開始剤を配合し、その際に、インク組成物中に含まれるアミノアクリレートおよび水素引抜型の光重合開始剤の量をそれぞれ10~30質量%および1.0~15.0質量%に調整することで、再溶解性および吐出安定性に優れ、更には臭気を抑え、高硬度の印刷層を形成することが可能なインク組成物を提供できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大日本塗料株式会社
塗料組成物
14日前
大日本塗料株式会社
インク組成物
17日前
首都高速道路株式会社
PC鋼棒の突出防止方法
18日前
大成建設株式会社
画像表示システム
1か月前
個人
消火塗料
1か月前
個人
粘着テープ
1か月前
ベック株式会社
被覆材
1か月前
東ソー株式会社
粘着剤組成物
3か月前
日榮新化株式会社
粘着テープ
2か月前
ぺんてる株式会社
固形描画材
1か月前
三商株式会社
屋外用塗料組成物
1か月前
アイカ工業株式会社
パテ組成物
1か月前
株式会社エフコンサルタント
被覆材
1か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
8日前
東ソー株式会社
ホットメルト接着剤
2か月前
株式会社エフコンサルタント
被覆材
3か月前
日榮新化株式会社
掲示パネルセット
2か月前
アイカ工業株式会社
塗材仕上げ工法
2か月前
日本特殊塗料株式会社
塗り床材組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化型圧着組成物
1か月前
コニシ株式会社
プライマー組成物
1か月前
株式会社村田製作所
接着剤
3か月前
デンカ株式会社
蛍光体
2か月前
株式会社大阪ソーダ
撥水撥油性表面処理剤
1か月前
デンカ株式会社
蛍光体
2か月前
デンカ株式会社
蛍光体粉末の製造方法
3か月前
アイカ工業株式会社
無溶剤型コーティング剤
2か月前
花王株式会社
レオロジー改質剤
28日前
アイカ工業株式会社
バランスウエイト用組成物
1か月前
個人
レンズ用防曇剤
11日前
デンカ株式会社
蛍光体粉末
1か月前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
3か月前
artience株式会社
ホットメルト接着剤
3か月前
新光電気工業株式会社
潜熱蓄熱体
3か月前
artience株式会社
印刷インキ及び印刷物
3か月前
大日本印刷株式会社
塗工液及び容器
1か月前
続きを見る
他の特許を見る