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公開番号2025072171
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182746
出願日2023-10-24
発明の名称溶着性ビーズ玩具用の収納ケース
出願人株式会社エポック社
代理人弁理士法人前川知的財産事務所
主分類B65D 1/36 20060101AFI20250430BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】収納物の取り出し及び収納が容易な溶着性ビーズ玩具用の収納ケースを提供すること。
【解決手段】
溶着性ビーズ玩具用の収納ケースは、ケース本体と蓋体とを備える。ケース本体は、溶着性ビーズ玩具を収納する複数の収納室と、収納室の一部を切り欠いて形成された第一ガイド部と、外装部に設けられた第二ガイド部と、を有する。蓋体は、第一ガイド部と摺動可能に係合する収納室側に突出した第一被ガイド部と、第二ガイド部と摺動可能に係合する第二被ガイド部と、を有する。第一ガイド部、第二ガイド部、第一被ガイド部及び第二被ガイド部は、ケース本体に対して収納室の開口方向とは異なる方向に形成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
溶着性ビーズ玩具を収納する複数の収納室と、前記収納室の一部を切り欠いて形成された第一ガイド部と、外装部に設けられた第二ガイド部と、を有するケース本体と、
前記第一ガイド部と摺動可能に係合する前記収納室側に突出した第一被ガイド部と、前記第二ガイド部と摺動可能に係合する第二被ガイド部と、を有する蓋体と、
を備え、
前記第一ガイド部、前記第二ガイド部、前記第一被ガイド部及び前記第二被ガイド部は、前記ケース本体に対して前記収納室の開口方向とは異なる方向に形成される、
溶着性ビーズ玩具用の収納ケース。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記第一被ガイド部は、前記蓋体のスライド方向の端部が屈曲した板状に形成される、請求項１に記載の溶着性ビーズ玩具用の収納ケース。
【請求項３】
前記ケース本体は、第一接地部を有し、
前記蓋体は、前記蓋体のスライド方向に対してＲ面取りされた第二接地部を有し、
前記第一接地部と前記第二接地部の各接地端は同一面上である、
請求項１に記載の溶着性ビーズ玩具用の収納ケース。
【請求項４】
前記ケース本体は、前記第二ガイド部の一部に係合部を有し、
前記蓋体は、前記第二被ガイド部の一部に前記係合部を乗り越えて係脱可能な被係合部を有する、
請求項１に記載の溶着性ビーズ玩具用の収納ケース。
【請求項５】
前記ケース本体又は前記蓋体は、外部露出部に形成された肉抜部に、前記溶着性ビーズ玩具よりも小幅の間隔で配置された複数のリブを有する、請求項１に記載の溶着性ビーズ玩具用の収納ケース。
【請求項６】
前記蓋体は、前記ケース本体に対して閉状態である場合に、前記収納室の隔壁に対向する上部隔壁を有する、請求項１に記載の溶着性ビーズ玩具用の収納ケース。
【請求項７】
前記蓋体は、前記ケース本体の側面のうち、前記蓋体のスライド方向側の一部を覆うカバー部を有し、
前記カバー部は、前記蓋体が前記ケース本体に対して閉状態である場合に前記ケース本体との間に空間が設けられる位置に形成される、
請求項１に記載の溶着性ビーズ玩具用の収納ケース。
【請求項８】
前記ケース本体は、第一接地部を有し、
前記蓋体は、前記蓋体のスライド方向に対してＲ面取りされた第二接地部を有し、
前記第一接地部と前記第二接地部の各接地端は同一面上であり、
前記ケース本体は、前記第二ガイド部の一部に係合部を有し、
前記蓋体は、前記第二被ガイド部の一部に前記係合部を乗り越えて係脱可能な被係合部を有する、
前記ケース本体又は前記蓋体は、外部露出部に形成された肉抜部に、前記溶着性ビーズ玩具よりも小幅の間隔で配置された複数のリブを有し、
前記蓋体は、前記ケース本体に対して閉状態である場合に、前記収納室の隔壁に対向する上部隔壁を有する、
前記蓋体は、前記ケース本体の側面のうち、前記蓋体のスライド方向側の一部を覆うカバー部を有し、
前記カバー部は、前記蓋体が前記ケース本体に対して閉状態である場合に前記ケース本体との間に空間が設けられる位置に形成される、
請求項２に記載の溶着性ビーズ玩具用の収納ケース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、溶着性ビーズ玩具用の収納ケースに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
溶着性ビーズ玩具を収納するための収納ケースが提案されている。例えば特許文献１には、背負いベルトを有する本体部と、本体部に設けられ、溶着性ビーズ玩具の集合体を作成可能に形成される作成台と、を備える溶着性ビーズ玩具用収納ケースが開示されている。この収納ケースは、溶着性ビーズ玩具の集合体を作成するための各溶着性ビーズ玩具と、溶着性ビーズ玩具の集合体を作成する作成台とを、分離可能な別部材に収納している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１８５２０９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし溶着性ビーズ玩具等の収納物を別体の分離可能な複数の部材に収納する方法では、使用者によっては収納物の取り出し又は収納を行う作業が煩雑である。
【０００５】
本開示は、収納物の取り出し及び収納が容易な溶着性ビーズ玩具用の収納ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る溶着性ビーズ玩具用の収納ケースは、溶着性ビーズ玩具を収納する複数の収納室と、前記収納室の一部を切り欠いて形成された第一ガイド部と、外装部に設けられた第二ガイド部と、を有するケース本体と、前記第一ガイド部と摺動可能に係合する前記収納室側に突出した第一被ガイド部と、前記第二ガイド部と摺動可能に係合する第二被ガイド部と、を有する蓋体と、を備え、前記第一ガイド部、前記第二ガイド部、前記第一被ガイド部及び前記第二被ガイド部は、前記ケース本体に対して前記収納室の開口方向とは異なる方向に形成される。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によると、収納物の取り出し及び収納が容易な溶着性ビーズ玩具用の収納ケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
収納ケースの平面斜視図である。
ケース本体の平面斜視図である。
ケース本体の底面斜視図である。
蓋体の底面斜視図である。
ケース本体を後方から見た係合板周辺の拡大斜視図である。
ケース本体の中空部の拡大図である。
開状態の収納ケースの右側面図である。
作製台の平面斜視図である。
収納ケースの使用例を示す図である。
作成台を収納した開状態の収納ケースの平面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の実施形態を図面に基づき説明する。図１は、溶着性ビーズ玩具を収納する収納ケース１の全体斜視図である。収納ケース１は、全体が厚肉の略平板状のバッグを模しており、溶着性ビーズ玩具を収納する機能を有する本体部１１と、本体部１１に対して接続された円弧状（又はアーチ状）の取手部１２とを備える。収納ケース１は、溶着性ビーズ玩具、並びに、後述する作成台５、ビーズペン（不図示）、霧吹き（不図示）等の溶着性ビーズ玩具セットを収納する機能と、作成台５を載置して溶着性ビーズ玩具の集合体（溶着性ビーズ玩具組品）を作成する作業器具としての機能とを有する。なお、本実施形態の収納ケース１の説明では、収納ケース１の蓋体３側を上、その反対のケース本体２側を下とし、取手部１２側を後ろ、その反対側を前とする。また、収納ケース１の蓋体３側から見た図１の左側を左、その反対側を右とする。
【００１０】
溶着性ビーズ玩具は、水溶性材料の樹脂により形成されている。具体的に、溶着性ビーズ玩具は、ポリビニルアルコールを樹脂に配合して混錬して形成される。また、溶着性ビーズ玩具を形成する樹脂は、透明材料、透光性を有する材料又は不透明材料を任意に選択することができる。また、溶着性ビーズ玩具は、球形、多面体又は星形等の種々の形態を用いることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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