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公開番号2025070019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180033
出願日2023-10-19
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 20/50 20160101AFI20250424BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリの過充電をより適正に判定する。
【解決手段】車両は、第1電力ラインの電圧を検出する第1電圧センサと、第2電力ラインの電圧を検出する第2電圧センサと、バッテリの端子間電圧を検出する第3電圧センサと、第3電圧センサにより検出された端子間電圧に基づいてバッテリの過充電を判定する判定装置と、を備え、第2電圧センサおよび判定装置の少なくとも一方に異常が発生していることを検出したときには、第1電圧センサにより検出された第1電力ラインの電圧に基づいてバッテリの過充電を判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの出力軸に接続されるモータと、前記モータを駆動するインバータと、前記インバータの電力ラインである第1電力ラインに接続され前記モータと電力をやりとりするバッテリと、前記第1電力ラインと前記バッテリとに第2電力ラインを介して接続され前記バッテリからの電圧を変換するDCDCコンバータと、を備える車両に用いられ、前記DCDCコンバータを制御する車両の制御装置であって、
前記車両は、前記第1電力ラインの電圧を検出する第1電圧センサと、前記第2電力ラインの電圧を検出する第2電圧センサと、前記バッテリの端子間電圧を検出する第3電圧センサと、前記第3電圧センサにより検出された前記端子間電圧に基づいて前記バッテリの過充電を判定する判定装置と、を備え、
前記第2電圧センサおよび前記判定装置の少なくとも一方に異常が発生していることを検出したときには、前記第1電圧センサにより検出された前記第1電力ラインの電圧に基づいて前記バッテリの過充電を判定する
車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両の制御装置としては、エンジンの出力軸に接続されるモータと、モータを駆動するインバータと、インバータの電力ラインである第1電力ラインに接続されモータと電力をやりとりするバッテリと、第1電力ラインに第2電力ラインを介して接続されバッテリからの電圧を変換するDCDCコンバータと、を備える車両に用いられるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-231769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の車両の制御装置では、バッテリ保護の観点から、バッテリの過充電を判定することが重要な課題として認識されている。バッテリの過充電を判定する手法として、電圧センサによりバッテリの端子間電圧を検出し、判定装置を用いて検出した端子間電圧に基づいてバッテリの過充電を判定することが考えられる。しかし、電圧センサや判定装置に異常が発生すると、バッテリの過充電を適正に判定できなくなる。
【0005】
本開示の車両の制御装置は、バッテリの過充電をより適正に判定することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。本開示の車両の制御装置は、エンジンの出力軸に接続されるモータと、前記モータを駆動するインバータと、前記インバータの電力ラインである第1電力ラインに接続され前記モータと電力をやりとりするバッテリと、前記第1電力ラインに第2電力ラインを介して接続され前記バッテリからの電圧を変換するDCDCコンバータと、を備える車両に用いられ、前記DCDCコンバータを制御する車両の制御装置であって、前記車両は、前記第1電力ラインの電圧を検出する第1電圧センサと、前記第2電力ラインの電圧を検出する第2電圧センサと、前記バッテリの端子間電圧を検出する第3電圧センサと、前記第3電圧センサにより検出された前記端子間電圧に基づいて前記バッテリの過充電を判定する判定装置と、を備え、前記第2電圧センサおよび前記判定装置の少なくとも一方に異常が発生していることを検出したときには、前記第1電圧センサにより検出された前記第1電力ラインの電圧に基づいて前記バッテリの過充電を判定することを要旨とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の制御装置を搭載する自動車20の構成の概略を示す構成図。
エンジン22やモータ30などの搭載位置を説明するための説明図。
異常判定処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、本開示の実施形態について説明する。図1は本開示の実施形態の車両の制御装置を搭載する自動車20の構成の概略を示す構成図である。図2は、エンジン22やモータ30などの搭載位置を説明するための説明図である。実施形態の自動車20は、図示するように、エンジン22と、スタータ(スタータモータ)25と、モータ30と、インバータ32と、自動変速装置40と、高電圧バッテリ50と、監視IC52と、低電圧バッテリ60と、DCDCコンバータ66と、DCDCコンバータ用電子制御ユニット(以下、「DCDCECU」という)67と、メイン電子制御ユニット(以下、「メインECU」という。)70とを備える。
【0009】
エンジン22は、燃料タンクから燃料供給系を介して供給されるガソリンや軽油などを燃料として用いる多気筒(4気筒や6気筒など)の内燃機関として構成されている。エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24により運転制御される。エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入力ポート、出力ポート、通信ポートを備える。エンジンECU24は、エンジン22のクランクシャフト23の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23aからのクランク角θcrなどのエンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号を入力ポートを介して入力する。エンジンECU24は、エンジン22を運転制御するための各種制御信号を出力ポートを介して出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23aからのエンジン22のクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
【0010】
スタータ25は、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト23に接続されている。スタータ25は、低電圧バッテリ60から電力の供給を受けてエンジン22をクランキングする。また、エンジン22のクランクシャフト23は、ねじれ要素としてのダンパ28の入力側に接続されている。エンジン22のクランクシャフト23には、プーリ23bが取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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