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公開番号2025068862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178919
出願日2023-10-17
発明の名称電池の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250422BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電解液の注液作業の効率が改善される新規な電池の製造方法を提供する。
【解決手段】電極活物質及び電解液の溶質を含む電極を備える電極体を作製する第1工程と、前記電極体に電解液の溶媒を浸透させる第2工程と、を含む、電池の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電極活物質及び電解液の溶質を含む電極を備える電極体を作製する第1工程と、
前記電極体に電解液の溶媒を浸透させる第2工程と、を含む、電池の製造方法。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
第2工程で電極体に浸透させる溶媒は電解液の溶質を含まない、請求項1に記載の電池の製造方法。
【請求項3】
第2工程は電極体を収容する外装体の内部を減圧することを含む、請求項1に記載の電池の製造方法。
【請求項4】
第2工程は電極体又は溶媒の少なくとも一方を加温することを含む、請求項1に記載の電池の製造方法。
【請求項5】
第2工程は電極体に超音波振動を与えることを含む、請求項1に記載の電池の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電解質を有機溶媒に溶解させて得られる電解液を用いる電池の製造工程においては、電極体を収容する外装体の内部に電解液を供給し、電解液を電極体に浸透させる注液作業が行われる。
電池の電極は、エネルギー密度を高めるために高圧でプレスする処理が行われる場合がある。電極をプレスすることによって電極内の電極活物質の充填密度が高まると、電解液の浸透性が低下する。電解液の浸透性の低下は、注液作業の効率を低下させる原因となっている。
【0003】
特許文献1には、組成が異なる2種類の電解液を分注することを特徴とする電池の製造方法が記載されている。具体的には、電解質濃度が低く粘度の低い電解液から順に電池ケースに注入することで、電解液の電極体への浸透速度を速めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-165549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の方法では、電解質濃度の異なる複数種の電解液を準備し、かつこれらの電解液の注入を複数回に分けて行うため、注液作業の効率に改善の余地がある。
本開示の一実施形態は、電解液の注液作業の効率が改善される新規な電池の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段には、以下の実施態様が含まれる。
<1>電極活物質及び電解液の溶質を含む電極を備える電極体を作製する第1工程と、
前記電極体に電解液の溶媒を浸透させる第2工程と、を含む、電池の製造方法。
<2>第2工程で電極体に浸透させる溶媒は電解液の溶質を含まない、<1>に記載の電池の製造方法。
<3>第2工程は電極体を収容する外装体の内部を減圧することを含む、<1>又は<2>に記載の電池の製造方法。
<4>第2工程は電極体又は溶媒の少なくとも一方を加温することを含む、<1>~<3>のいずれか1項に記載の電池の製造方法。
<5>第2工程は電極体に超音波振動を与えることを含む、<1>~<4>のいずれか1項に記載の電池の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態によれば、電解液の注液作業の効率が改善される新規な電池の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
電極体に含まれる積層体の構成の一例を概略的に示す図である。
電池モジュールの電気自動車への適用例を概略的に示す図である。
電池モジュールの構成の一例を概略的に示す図である。
電池モジュールの構成の一例を概略的に示す図である。
電池モジュールに含まれる電池セルの構成の一例を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示において、「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を意味する。
本開示に段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。本開示に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本開示において、「工程」という語は、独立した工程だけでなく、他の工程と明確に区別できない場合であっても、その工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本開示において実施形態を図面を参照して説明する場合、当該実施形態の構成は図面に示された構成に限定されない。また、各図における部材の大きさは概念的なものであり、部材間の大きさの相対的な関係はこれに限定されない。
【0010】
本開示の電池の製造方法は、
電極活物質及び電解液の溶質を含む電極を備える電極体を作製する第1工程と、
前記電極体に電解液の溶媒を浸透させる第2工程と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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