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公開番号2025068858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178910
出願日2023-10-17
発明の名称コンクリート評価システム、コンクリート評価方法及びコンクリート評価プログラム
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04G 21/00 20060101AFI20250422BHJP(建築物)
要約【課題】BIMモデルを用いて、コンクリートを評価するためのコンクリート評価システム、コンクリート評価方法及びコンクリート評価プログラムを提供する。
【解決手段】管理装置20は、構造物を構成する部材について、モデリングデータを記録したBIM情報記憶部22と、インターフェース部に接続される制御部と、を備える。そして、制御部21が、構造物の建設工事における施工に応じて区切られた工区範囲を特定し、BIM情報記憶部22から、工区範囲に含まれるコンクリート部材の構造情報を取得し、コンクリート部材の施工時期を特定し、施工時期の環境条件に基づいて、構造情報に応じて、施工の可否を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造物を構成する部材について、モデリングデータを記録したモデリング情報記憶部と、
インターフェース部に接続される制御部と、を備えたコンクリート評価システムであって、
前記制御部が、
前記構造物の建設工事における施工に応じて区切られた工区範囲を特定し、
前記モデリング情報記憶部から、前記工区範囲に含まれるコンクリート部材の構造情報を取得し、
前記コンクリート部材の施工時期を特定し、前記施工時期の環境条件に基づいて、前記構造情報に応じて、前記施工の可否を判定することを特徴とするコンクリート評価システム。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
構造物を構成する部材について、モデリングデータを記録したモデリング情報記憶部と、
インターフェース部に接続される制御部と、を備えたコンクリート評価システムを用いて、工区を管理する方法であって、
前記制御部が、
前記構造物の建設工事における施工に応じて区切られた工区範囲を特定し、
前記モデリング情報記憶部から、前記工区範囲に含まれるコンクリート部材の構造情報を取得し、
前記コンクリート部材の施工時期を特定し、前記施工時期の環境条件に基づいて、前記構造情報に応じて、前記施工の可否を判定することを特徴とするコンクリート評価方法。
【請求項3】
構造物を構成する部材について、モデリングデータを記録したモデリング情報記憶部と、
インターフェース部に接続される制御部と、を備えたコンクリート評価システムを用いて、工区を管理するためのプログラムであって、
前記制御部を、
前記構造物の建設工事における施工に応じて区切られた工区範囲を特定し、
前記モデリング情報記憶部から、前記工区範囲に含まれるコンクリート部材の構造情報を取得し、
前記コンクリート部材の施工時期を特定し、前記施工時期の環境条件に基づいて、前記構造情報に応じて、前記施工の可否を判定する手段として機能させることを特徴とするコンクリート評価プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、建設で用いるコンクリートを評価するコンクリート評価システム、コンクリート評価方法及びコンクリート評価プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
建設工事により、大規模な構造物を構築する場合、質量や体積の大きいマスコンクリートを用いることがある。「コンクリート標準示方書」では、マスコンクリートは、厚さ80~100cm以上、下端が拘束された壁では厚さ50cm以上のコンクリートと定義されている。マスコンクリートは、部材断面内の温度差、さらに昇温と降温による時間的な温度差も大きくなるため、これらに起因する温度ひび割れが発生する場合がある。例えば、非特許文献1には、コンクリートのひび割れを評価する指針が示されている。また、マスコンクリートの温度ひび割れ管理を行なうための技術も検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示された施工管理支援システムは、対象物であるマスコンクリート構造物に対してパイプクーリングによる冷却水注入操作を行なう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-207430号公報
【非特許文献】
【0004】
一般社団法人日本建築学会、「マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針・同解説・同解説」、第2版、一般社団法人日本建築学会、2019年11月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非特許文献1に記載されているように、ひび割れを管理する場合、コンクリート構造物をいくつかの単純な解析モデルとして抽出する。しかしながら、工区割を変更する度にひび割れ評価を行なうことには手間がかかる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのコンクリート評価システムは、構造物を構成する部材について、モデリングデータを記録したモデリング情報記憶部と、インターフェース部に接続される制御部と、を備える。そして、前記制御部が、前記構造物の建設工事における施工に応じて区切られた工区範囲を特定し、前記モデリング情報記憶部から、前記工区範囲に含まれるコンクリート部材の構造情報を取得し、前記コンクリート部材の施工時期を特定し、前記施工時期の環境条件に基づいて、前記構造情報に応じて、前記施工の可否を判定する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、モデリングデータを用いて、コンクリートを評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態のシステムの説明図である。
実施形態のハードウェア構成の説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
実施形態の表示画面の説明図である。
実施形態の構造物の平面図である。
実施形態の表示画面の説明図である。
実施形態の表示画面の説明図である。
実施形態の表示画面の説明図である。
実施形態の表示画面の説明図である。
実施形態の表示画面の説明図である。
実施形態の配筋状況の説明図であって、(a)は第1の工区範囲、(b)は第2の工区範囲の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1~図12に従って、コンクリート評価システム、コンクリート評価方法及びコンクリート評価プログラムの一実施形態を説明する。本実施形態では、建設工事において、コンクリートのひび割れを評価するコンクリート評価システムとして説明する。ここでは、温度ひび割れを想定する。
【0010】
本実施形態では、図1に示すように、ネットワークを介して接続された設計端末10、管理装置20、気象情報サイト30を用いる。
(ハードウェア構成の説明)
図2を用いて、設計端末10、管理装置20、気象情報サイト30を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶装置H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアにより実現することも可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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