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公開番号
2025068499
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-28
出願番号
2023178453
出願日
2023-10-16
発明の名称
クランプユニット
出願人
株式会社コスメック
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
B23Q
3/06 20060101AFI20250421BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】作動流体の圧力低下による動作不良を緩和できるクランプユニットを提供する。
【解決手段】油圧クランプユニット(1)は、流体通路(21)に接続される蓄圧装置(70)を備える。蓄圧装置(70)は、圧油給排装置(4)から旋回式クランプ(3)へ供給される圧油(23A)の一部を貯蔵する蓄圧室(72)を含み、流体通路(21)内の圧油(23A)の圧力低下に応じて、蓄圧室(72)に貯蔵した圧油(23A)を流体通路(21)へ排出する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ワーク(W)を固定するクランプ装置(3,3A)と、
前記クランプ装置(3,3A)を動作させる作動流体(23)を該クランプ装置(3,3A)に対して給排する流体給排装置(4,4A)と、
前記クランプ装置(3,3A)と前記流体給排装置(4,4A)とに連通し、前記作動流体(23)を通す流体通路(21)と、
前記流体通路(21)に接続される蓄圧装置(70,70A)であって、前記流体給排装置(4,4A)から前記クランプ装置(3,3A)へ供給される昇圧された前記作動流体(23)である圧力流体(23A)の一部を貯蔵する蓄圧室(72)を含み、前記流体通路(21)内の前記圧力流体(23A)の圧力低下に応じて、前記蓄圧室(72)に貯蔵した前記圧力流体(23A)を前記流体通路(21)へ排出する蓄圧装置(70,70A)と、
を備えるクランプユニット(1,1A,1B)。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
軌道に沿って移動可能に構成された搬送部材(2)をさらに備え、
前記搬送部材(2)に、前記クランプ装置(3,3A)、前記流体給排装置(4,4A)及び前記蓄圧装置(70,70A)が搭載される、請求項1のクランプユニット(1、1A、1B)。
【請求項3】
前記蓄圧装置(70,70A)は、
前記蓄圧室(72)が内部に形成されるハウジング(71)と、
前記ハウジング(71)内に軸方向へ移動可能に挿入され、前記軸方向の一方側に前記蓄圧室(72)が配置されるピストン部材(73)と、
前記蓄圧室(72)側へ向けて前記ピストン部材(73)を付勢する付勢部材(74,74A)と、
を含む、請求項1または2のクランプユニット(1,1A,1B)。
【請求項4】
前記蓄圧装置(70,70A)は、前記ピストン部材(73)の前記軸方向の他方側に該軸方向に突出して設けられるロッド部材(77)をさらに含み、
前記ロッド部材(77)の先端部(77B)は、前記ピストン部材(73)の前記他方側への移動に伴い、前記ハウジング(71)の前記他方側に形成された貫通孔(71C)を通って該ハウジング(71)の外部へ突出する、請求項3のクランプユニット(1,1A,1B)。
【請求項5】
前記流体通路(21)に配置され、前記流体給排装置(4,4A)から供給される前記圧力流体(23A)を減圧して前記クランプ装置(3,3A)に供給する減圧装置(80)をさらに備える、請求項1または2のクランプユニット(1A,1B)。
【請求項6】
前記搬送部材(2)は、厚さ方向に対向する第1面(2A)及び第2面(2B)を含み、
前記流体給排装置(4,4A)は、前記第1面(2A)に搭載され、
前記蓄圧装置(70,70A)は、前記第2面(2B)に搭載され、
前記流体給排装置(4,4A)と前記蓄圧装置(70,70A)とは、前記搬送部材(2)を挟んで互いに対向して搭載される、請求項2のクランプユニット(1,1A,1B)。
【請求項7】
前記クランプ装置(3,3A)は、複数の旋回式クランプを含む、請求項1または2のクランプユニット(1,1A,1B)。
【請求項8】
前記流体給排装置(4)は、前記クランプ装置(3)がロック状態からリリース状態にリリース駆動する時に前記圧力流体(23A)を前記クランプ装置(3)に供給する、請求項1または2のクランプユニット(1,1A)。
【請求項9】
前記流体給排装置(4A)は、前記クランプ装置(3A)がリリース状態からロック状態にロック駆動する時に前記圧力流体(23A)を前記クランプ装置(3A)に供給する、請求項1または2のクランプユニット(1B)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クランプ装置と該クランプ装置に対して作動流体を給排する流体給排装置とを含むクランプユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ワークを固定するために、作動室に供給及び排出される作動流体によってロック状態またはリリース状態が切り換えられるクランプ装置が知られている(特許文献1)。この種のクランプ装置は、該クランプ装置に対して作動流体の供給及び排出を行う流体給排装置とともに、軌道に沿って移動可能に構成された搬送部材に搭載されてクランプユニットとして使用され得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/186136号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のクランプユニットは、例えば作動流体の漏れ等によって作動流体の圧力低下が生じた場合、クランプ装置が正常に動作しない可能性があった。
【0005】
本発明の一態様は、作動流体の圧力低下による動作不良を緩和できるクランプユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するため、本発明は、例えば、図3,図5,図7,図8,図9,図11~図13,図16及び図17に示すように、クランプユニットを次のように構成した。
クランプユニット1,1A,1Bは、ワークWを固定するクランプ装置3,3Aと、クランプ装置3,3Aを動作させる作動流体23を該クランプ装置3,3Aに対して給排する流体給排装置4,4Aと、クランプ装置3,3Aと流体給排装置4,4Aとに連通し、作動流体23を通す流体通路21と、流体通路21に接続される蓄圧装置70,70Aと、を備える。蓄圧装置70,70Aは、流体給排装置4,4Aからクランプ装置3,3Aへ供給される昇圧された作動流体23である圧力流体23Aの一部を貯蔵する蓄圧室72を含み、流体通路21内の圧力流体23Aの圧力低下に応じて、蓄圧室72に貯蔵した圧力流体23Aを流体通路21へ排出する。
【0007】
従って、本発明の一態様は次の作用効果を奏する。
流体給排装置からクランプ装置へ供給される圧力流体の一部が蓄圧装置の蓄圧室に貯蔵される。そして、流体通路内の圧力流体の圧力低下が生じた場合、該圧力低下に応じて蓄圧室に貯蔵した圧力流体が流体通路へ排出される。従って、圧力流体の圧力低下を緩和して流体圧を維持することができる。
【0008】
本発明は、下記(1)から(8)の構成を加えることが好ましい。
(1)例えば、図3,図5,図7~図9,図11~図13,図16及び図17に示すように、クランプユニット1,1A,1Bは、軌道に沿って移動可能に構成された搬送部材2をさらに備える。搬送部材2に、クランプ装置3,3A、流体給排装置4,4A及び蓄圧装置70,70Aが搭載される。
この場合、クランプユニット単位で移動可能になっているため、クランプユニットを軌道上の所望の位置に移動させてワークを固定することができる。
【0009】
(2)例えば、図4及び図8に示すように、蓄圧装置70,70Aは、蓄圧室72が内部に形成されるハウジング71と、ハウジング71内に軸方向へ移動可能に挿入され、軸方向の一方側に蓄圧室72が配置されるピストン部材73と、蓄圧室72側へ向けてピストン部材73を付勢する付勢部材74,74Aと、を含む。
この場合、流体通路内の圧力流体の圧力低下に応じて、付勢部材の付勢力によってピストン部材が蓄圧室を圧縮する。これにより、蓄圧室に貯蔵された圧力流体が流体通路へ排出されるため、圧力流体の圧力低下を緩和することができる。
【0010】
(3)例えば、図4,図7,図8,図12,図17に示すように、蓄圧装置70,70Aは、ピストン部材73の軸方向の他方側に該軸方向に突出して設けられるロッド部材77をさらに含む。ロッド部材77の先端部77Bは、ピストン部材73の他方側への移動に伴い、ハウジング71の他方側に形成された貫通孔71Cを通って該ハウジング71の外部へ突出する。
この場合、圧力流体が蓄圧室に貯蔵されていると、ロッド部材の先端部がハウジングの外部へ突出した状態となる。このため、先端部の突出状態に基づいて、ピストン部材が正常に移動しているか否かを目視で確認することができる。従って、蓄圧装置の不具合を発見することが容易になる。
(【0011】以降は省略されています)
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