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公開番号2025068124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2025027213,2020209555
出願日2025-02-21,2020-12-17
発明の名称画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250417BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】隣接する二つの筐体のうち一方の筐体のカバーが開かれた場合に、他方の筐体に設けられた負荷への電力の供給を適切に遮断すること。
【解決手段】第一装置は、第一電源と、第一ドアと、第一ドアの開閉に連動してオンとオフとが切り替わる第一インターロックスイッチと、第一電源により生成された直流電圧を第一負荷に供給する第一供給系統とを有している。第一供給系統による直流電圧の供給可能状態と供給禁止状態とを切り替える第一スイッチ素子がさらに設けられる。第一スイッチ素子は、第一インターロックスイッチのオンオフに連動して供給可能状態と供給禁止状態とを切り替える。第二装置は、第一筐体の内部側からユーザがアクセス可能となる第二負荷を有している。第一スイッチ素子のオンとオフに連動して第二負荷が動作するために必要となる動作電圧の供給と遮断とが切り替えられる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置と、
シートの搬送方向において前記画像形成装置よりも下流側に設けられ、第一筐体を有する第一装置と、
前記第一筐体に接続可能な第二筐体を有し、前記第一装置からシートを供給される第二装置と、
を有する画像形成システムであって、
前記第一装置は、
交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する第一電源と、
前記第一筐体の内部に設けられた第一負荷と、
前記第一筐体の一部を形成する、開閉可能な第一ドアと、
前記第一ドアの開閉に連動してオンとオフとが切り替わる第一インターロックスイッチと、
前記第一電源により生成された前記直流電圧を前記第一負荷に供給する第一供給系統と、
前記第一供給系統による前記直流電圧の供給可能状態と供給禁止状態とを切り替える第一スイッチ素子であって、少なくとも前記第一インターロックスイッチのオンオフに連動して当該供給可能状態と当該供給禁止状態とを切り替える第一スイッチ素子と、を有し、
前記第二装置は、
前記第二筐体の内部に設けられた第二負荷であって、前記第一ドアが開くと、前記第一筐体と前記第二筐体との連通部を通じて前記第一筐体の内部側からユーザがアクセス可能となる第二負荷と、を有し、
前記第一装置に設けられた前記第一スイッチ素子のオンとオフに連動して前記第二負荷が動作するために必要となる動作電圧の供給と遮断とが切り替えられることを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第二負荷の動作電圧は、前記第一供給系統を通じて前記第一装置の前記第一電源から供給されており、
前記第一装置に設けられた前記第一スイッチ素子がオンからオフに切り替えらえられ、前記第一供給系統が前記供給可能状態から前記供給禁止状態に切り替わり、前記第一供給系統を通じた前記第二負荷への動作電圧の供給が停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記第一スイッチ素子は、前記第一電源から供給される直流電圧により動作するスイッチデバイスを含み、
前記スイッチデバイスは、前記第一インターロックスイッチによって前記第一電源から供給される直流電圧を遮断されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記スイッチデバイスは、二つの接点と、当該二つの接点を開閉させるコイルとを有するリレーであり、前記第一電源から供給される直流電圧は前記コイルの一端に印加されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記コイルの他端に接続されたスイッチをさらに有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記スイッチデバイスは半導体スイッチであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記第一電源は、
第一直流電圧を生成する第一電源回路と、
第二直流電圧を生成する第二電源回路と、を有し、
前記第一電源回路は前記第一供給系統に接続され、前記第一直流電圧を前記第一供給系統に供給するように構成されており、
前記第一スイッチ素子は、前記第一インターロックスイッチを介して供給される前記第二直流電圧により動作するように構成されており、
前記第一インターロックスイッチによって前記第一スイッチ素子への前記第二直流電圧の供給が遮断されると、前記第一供給系統を介した前記第一直流電圧の供給が前記第一スイッチ素子により遮断されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記第二装置は、
交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する第二電源と、
前記第二電源により生成される前記直流電圧を前記第二負荷に供給する第二供給系統と、
前記第二供給系統による前記直流電圧の供給可能状態と供給禁止状態とを切り替える第二スイッチ素子であって、少なくとも前記第一スイッチ素子のオンオフに連動して当該供給可能状態と当該供給禁止状態とを切り替える第二スイッチ素子と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項9】
前記第二スイッチ素子は、前記第二電源から供給される直流電圧により動作するスイッチデバイスを含み、
前記スイッチデバイスは、前記第一インターロックスイッチによって前記第一電源から供給される直流電圧を遮断されることで、オンからオフに切り替わり、前記第二供給系統から前記第二負荷へ直流電圧の供給を遮断するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
【請求項10】
前記スイッチデバイスは、二つの接点と、当該二つの接点を開閉させるコイルとを有するリレーであり、前記第一電源から供給される直流電圧は前記コイルの一端に印加されることを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、ユーザが画像形成装置内部へアクセスするためのメンテナンスカバーが開くと、駆動源への電力の供給を遮断するインターロック機構を備えている。特許文献1によれば、カバーの開閉に連動してオフオンするリレーによって負荷への電力の供給を遮断することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4124438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の異なる種類の画像形成装置を効率よく開発するために、ある種類の画像転写装置に接続されることを前提に開発された定着装置を、別の種類の画像転写装置に流用することが考えられる。しかし、ある種類の画像転写装置の排出口の高さと、別の種類の画像転写装置の排出口の高さとが異なっている場合、別の種類の画像転写装置にこの定着装置を接続できない。そのため、別の種類の画像転写装置と定着装置との間でシートを中継する搬送装置が必要となる。このような搬送装置は、未定着のトナー画像を乗せたシートを搬送する。搬送装置と定着装置とを連通する連通部の開口の高さが不足すると、トナー画像が開口の縁に接触して乱れる可能性がある。よって、開口は大きく設計される。
【0005】
このような搬送装置についてもジャムとなったシートを除去するために、メンテナンスドア(カバー)が必要となる。ここで、連通部の開口が大きいと、搬送装置のカバーを開いたときに、搬送装置の筐体内部側から連通部を通じて、定着装置の負荷にユーザがアクセスできてしまうかもしれない。これは負荷の故障を招く。ここでは、一例として搬送装置と定着装置が挙げられたが、隣接した複数の筐体間では同様の課題が生じる。そこで、本発明は、隣接する二つの筐体のうち一方の筐体のカバーが開かれた場合に、他方の筐体に設けられた負荷への電力の供給を適切に遮断することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、たとえば、
画像形成装置と、
シートの搬送方向において前記画像形成装置よりも下流側に設けられ、第一筐体を有する第一装置と、
前記第一筐体に接続可能な第二筐体を有し、前記第一装置からシートを供給される第二装置と、
を有する画像形成システムであって、
前記第一装置は、
交流電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換する第一電源と、
前記第一筐体の内部に設けられた第一負荷と、
前記第一筐体の一部を形成する、開閉可能な第一ドアと、
前記第一ドアの開閉に連動してオンとオフとが切り替わる第一インターロックスイッチと、
前記第一電源により生成された前記直流電圧を前記第一負荷に供給する第一供給系統と、
前記第一供給系統による前記直流電圧の供給可能状態と供給禁止状態とを切り替える第一スイッチ素子であって、少なくとも前記第一インターロックスイッチのオンオフに連動して当該供給可能状態と当該供給禁止状態とを切り替える第一スイッチ素子と、を有し、
前記第二装置は、
前記第二筐体の内部に設けられた第二負荷であって、前記第一ドアが開くと、前記第一筐体と前記第二筐体との連通部を通じて前記第一筐体の内部側からユーザがアクセス可能となる第二負荷と、を有し、
前記第一装置に設けられた前記第一スイッチ素子のオンとオフに連動して前記第二負荷が動作するために必要となる動作電圧の供給と遮断とが切り替えられることを特徴とする画像形成システムを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、隣接する二つの筐体のうち一方の筐体のカバーが開かれた場合に、他方の筐体に設けられた負荷への電力の供給を適切に遮断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成システムを示す図。
メンテナンスドアの開閉を説明する図。
実施例1のインターロック機構を説明する図。
実施例2のインターロック機構を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<画像形成システム>
図1が示すように、本実施形態の画像形成システム1は三つの装置を有している。画像形成装置100はシートPにトナー画像を転写し、シートPを搬送装置110へ排出する。搬送装置110は、未定着のトナー画像を担持するシートPを画像形成装置100から受け取り、定着装置120へ受け渡す中継装置である。定着装置120は、定着装置120から受け取ったシートPおよびトナー画像に対して熱と圧力を加えてトナー画像をシートP上に定着させる。図1が示すように、画像形成装置100の筐体、搬送装置110の筐体および定着装置120の筐体はそれぞれ別個に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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