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公開番号2025067348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177273
出願日2023-10-13
発明の名称紙製品用包装体
出願人日本製紙クレシア株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 77/00 20060101AFI20250417BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】紙製品、特に薄葉紙等の紙製品を被包装体とする場合であっても、紙製品を包装しやすく、包装体及び紙製品が美粧性に優れ、一定のタイト性を保つことができる紙製品用包装体を提供する。
【解決手段】4つの略平行な一方向に延びる山折り部を有する包装基材で、紙製品の全体が覆われ、2つのヒートシール部により紙製品が封止されている、紙製品用包装体であって、ヒートシール部は、山折り部の端部であって、包装基材の端部から3mm以上30mm以下の部分に形成され、ヒートシール部において、包装体の幅に占めるヒートシール部分の長さの合計の比率が30%以上80%以下であり、包装基材は、2層以上5層以下で構成され、かつ、最内層は乳白フィルムであり、包装基材の厚さが、15μm以上115μm以下であり、包装基材による包装の形式がガゼット包装である、紙製品用包装体を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
4つの略平行な一方向に延びる山折り部を有する包装基材で、紙製品の全体が覆われ、2つのヒートシール部により前記紙製品が封止されている、紙製品用包装体であって、
前記ヒートシール部は、前記山折り部の端部であって、前記包装基材の端部から3mm以上30mm以下の部分に、前記山折り部の方向と直交する略直線で、かつ各ヒートシール部が略平行にそれぞれ形成され、
前記ヒートシール部は、ヒートシール部分と非ヒートシール部分とを交互に有し、
前記ヒートシール部において、包装体の幅に占める前記ヒートシール部分の長さの合計の比率が30%以上80%以下であり、
(前記包装基材における一端のヒートシール部から他端のヒートシール部までの長さ/(前記紙製品の長さ+前記紙製品の高さ))×100(%)が100%以上160%以下であり、
前記山折り部が形成する4つの面のうち、前記ヒートシール部と略平行に広がる1つの面を底面と規定し、
(前記底面を形成する山折り部と、該山折り部とは高さ方向で隣接する山折り部との間隔/前記紙製品の高さ)×100(%)が65%以上175%以下であり、
前記包装基材は、2層以上5層以下で構成され、かつ、最内層は乳白フィルムであり、
前記包装基材の厚さが、15μm以上115μm以下であり、
前記包装基材による包装の形式がガゼット包装であることを特徴とする、紙製品用包装体。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記包装基材の層間のラミネート強度が0.08N以上0.6N以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項3】
前記包装基材の坪量が15g/m

以上130g/m

以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項4】
(前記ヒートシール部分の長さ/前記非ヒートシール部分の長さ)×100(%)が20%以上300%以下であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項5】
前記紙製品が薄葉紙であることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。
【請求項6】
前記紙製品がローションティシューペーパーであることを特徴とする、請求項1に記載の紙製品用包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製品、特に、ティシューペーパー等の薄葉紙の包装に適した包装体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トイレットペーパー、キッチンペーパー等のロール状の紙製品や、ティシューペーパー、ワイパー等の積層状の紙製品を被包装物として収容する包装体が知られている。
【0003】
ロール状の紙製品を包装する包装体として、例えば、特許文献1には、複数個のロール製品を収納する本体部と、該本体部の上側に形成され、上辺部がヒートシールされた把持部とからなる包装袋であって、把持部には指掛け穴が形成されており、該指掛け穴の上縁と把持部のヒートシールされた上辺部との間であって、該ヒートシール上辺部近傍にこれにほぼ平行になるように把持部の幅方向全体にわたりミシン目が形成されており、本体部と把持部の境界となる領域において、把持部の幅方向にわたり、複数個の接合部が形成されていることを特徴とするロール製品収納用包装袋が開示されている。
【0004】
一方、積層状の紙製品を包装する包装体としては、坪量の高い板紙で作製された紙製カートンが一般的である。
【0005】
また、紙製カートンに替わる包装体として、例えば、特許文献2には、フィルム包装体であって、可撓性フィルムから形成された包装袋と、包装袋の少なくとも上面に長手方向に設けられ、被包装物を取り出す開口を形成可能な仮綴部と、を備え、仮綴部が、単線のミシン目により形成された端部区間と、単線又は複線のミシン目により形成された中央区間とを有することを特徴とするフィルム包装体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2004-269010号公報
特開2016-188092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
包装体の包装基材が樹脂フィルムの場合、可撓性を有するが、一般に、形が崩れやすく、被包装物である紙製品を包装・封止する際、特に外部からの負荷が、包装体内の紙製品の状態に影響を及ぼす傾向がある。
【0008】
紙製品が柔らかいローションティシューペーパー等であり、包装時に包装基材の高さと紙製品の高さの比率が適切でなかった時、紙製品が折れ曲がりやすいため形が崩れた状態となり、包装体や紙製品の美粧性に劣る場合がある。
【0009】
また、包装時にヒートシール部におけるヒートシール部分と非ヒートシール部分の比率が適正でないと、空気が適切に外部に逃げられず、フィルムのタイト性が確保できない場合がある。
また、ヒートシール部が包装体の端から遠すぎたり近すぎたりすると、上手く包装できなかったり耳が出すぎたりして、包装体の美粧性が損なわれる可能性がある。
【0010】
さらに、包装基材が1層だったり、最も内側の層が乳白フィルムでない場合、印刷インクが紙製品に付着したり、包装基材と紙製品の摩擦が大きく、包装がしにくい可能性がある。
このとき、包装基材が2層以上であっても、ラミネート強度が低いと包装基材で層間剥離が起こり美粧性に欠け、ラミネート強度が強すぎるとラミネート層が厚くなり包装しにくい恐れがある。
(【0011】以降は省略されています)

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