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公開番号
2025067128
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176846
出願日
2023-10-12
発明の名称
化合物
出願人
ピルキントン グループ リミテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C01B
25/45 20060101AFI20250417BHJP(無機化学)
要約
【解決手段】Ba
a
Mo
b
O
c
(1)、Mo
d
P
e
O
f
(2)、または、Ba
g
Mo
h
P
i
O
j
(3)、の式のうちのいずれかで表され、式(1)について、a:bの比は、1:100~100:1であり、式(2)について、d:eの比は、1:100~1:1未満、または1:1超~100:1であり、式(3)について、g:hの比は、1:100~1.5:1未満であり、式(3)について、g:iの比は、1:100~100:1であり、式(3)について、h:iの比は、1:100~1:2未満、または1:2超~2:1未満、または2:1超~100:1であり、化合物中に存在するモリブデンは、5+の酸化状態にある、化合物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
化合物であって、
Ba
a
Mo
b
O
c
(1)、
Mo
d
P
e
O
f
(2)、または、
Ba
g
Mo
h
P
i
O
j
(3)、
の式のうちのいずれかで表され、
式(1)について、a:bの比は、1:100~100:1であり、
式(2)について、d:eの比は、1:100~1:1未満、または1:1超~100:1であり、
式(3)について、g:hの比は、1:100~1.5:1未満であり、
式(3)について、g:iの比は、1:100~100:1であり、
式(3)について、h:iの比は、1:100~1:2未満、または1:2超~2:1未満、または2:1超~100:1であり、
前記化合物中に存在するモリブデンは、5+の酸化状態にある、化合物。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
式(1)について、a:bの比は、1:50~50:1、好ましくは1:50~1:1.5または1.5:1~50:1、より好ましくは1:40~1:1.8または1.8:1~40:1、さらに好ましくは1:30~1:2または2:1~30:1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式(2)について、d:eの比は、1:50~0.95:1または1.05:1~50:1であり、好ましくはd:eの比は、1:30~0.9:1または1.1:1~30:1であり、より好ましくはd:eの比は、1:30~0.8:1または1.2:1~30:1である、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
式(3)について、g:hの比は、1:50~1.45:1、好ましくは1:50~1.4:1、より好ましくは1:40~1.3:1、さらに好ましくは1:30~1.2:1である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
式(3)について、g:iの比は、1:50~50:1、好ましくは1:20~10:1、より好ましくは1:18~2:1、さらに好ましくは1:16~1.5:1である、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
式(3)について、h:iの比は、1:50~1:2.05、または1:1.95~1.95:1、または2.05:1~50:1、好ましくは1:30~1:2.05、または1:1.95~1.95:1、または2.05:1~30:1、より好ましくは1:10~1:2.1、または1:1.9~1.9:1、または2.1:1~10:1、さらに好ましくは1:3~1:2.1、または1:1.9~1.9:1、または2.1:1~3:1、最も好ましくは1:3~1:2.15、または1:1.85~1.85:1、または2.15:1~3:1である、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
式(1)について、a:bの比は、1:40~1:1.8または1.8:1~40:1であり、
式(2)について、d:eの比は、1:30~0.9:1または1.1:1~30:1であり、
式(3)について、g:hの比は、1:40~1.3:1であり、g:iの比は、1:18~2:1であり、h:iの比は、1:3~1:2.1、または1:1.9~1.9:1、または2.1:1~3:1である、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
式(1)について、a=少なくとも1、好ましくはa=1~100、より好ましくはa=1~50、さらに好ましくはa=1~20、さらに好ましくはa=1~10またはa=2~10である、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
式(1)について、b=少なくとも2、好ましくはb=2~50、より好ましくはb=2~15、さらに好ましくはb=2~10またはb=3~10である、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
式(1)について、a=1~10、b=2~10、およびc=4~20である、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、化合物を備える焼結体、化合物でコーティングされたガラス物品、ガラス物品の製造方法および化合物の使用に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
基板表面のコーティングは、多くの分野で利用されている。いくつかのより有用なコーティングは、金属酸化物、例えば酸化スズである。一部の金属酸化物(ドープ酸化スズを含む)は、透明導電性酸化物(TCO)コーティングを形成し得る。TCOは、可視波長で高い光透過率と金属に近い電気伝導率とを有する。
【0003】
TCOの主な用途は、建築用窓の省エネ低放射率コーティング、さまざまな太陽光発電(PV)薄膜モジュールの前面電気接点を形成する高散乱層、ならびに液晶ディスプレイ、OLED、およびタッチスクリーンを含む多くの電子機器のガラスコーティングなどである。
【0004】
一般的なTCOは、ドープされた酸化亜鉛(例:ZnO:Al[ZAO]またはZnO:B)、フッ素ドープ酸化スズ(SnO
2
:F)、およびインジウムとスズとの酸化物(ITO)を含む。しかしながら、これまで知られている材料の特性を改善し得る新しい透明導電材料(TCM)を開発することは有用であろう。
【0005】
通常、TCOは、ワイドバンドギャップ半導体であり、キャリア濃度を向上させるために高濃度ドーピングに依存している。対照的に、相関金属は、薄膜TCMへの代替ルートを提供する。従来の金属は固有のキャリア密度が大きいため、自由キャリアの反射は、概して可視スペクトル内かそれを超える。しかし、相関金属透明導体では、電子間斥力によってプラズマ周波数が可視領域外にシフトし、光透過率が向上する一方で、金属の高いキャリア密度によって十分な導電性が維持される。
【発明の概要】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、
Ba
a
Mo
b
O
c
(1)、
Mo
d
P
e
O
f
(2)、または、
Ba
g
Mo
h
P
i
O
j
(3)、
の式のうちのいずれかで表され、
式(1)について、a:bの比は、1:100~100:1であり、
式(2)について、d:eの比は、1:100~1:1未満、または1:1超~100:1であり、
式(3)について、g:hの比は、1:100~1.5:1未満であり、
式(3)について、g:iの比は、1:100~100:1であり、
式(3)について、h:iの比は、1:100~1:2未満、または1:2超~2:1未満、または2:1超~100:1であり、
化合物中に存在するモリブデンは、5+の酸化状態にある、
化合物が提供される。
【0007】
驚くべきことに、第1の態様による化合物は、半導体として、例えば場合によってはTCMとして有用であり、有用な光学特性を提供することが見出された。
【0008】
本発明の文脈において、層が特定の1つ以上の材料を「ベースとする」と記載される場合、これは、層が対応する当該1つ以上の材料から主に構成されていることを意味し、通常、少なくとも約50at%の当該1つ以上の材料を備えることを意味する。
【0009】
本発明に関する下記の議論では、別段の記載がない限り、パラメータの許容範囲の上限値または下限値の代替値の開示は、当該値の一方が他方よりも非常に好ましいという表示と相まって、当該代替値のうちのより好ましい値とより好ましくない値との間にある当該パラメータの各中間値自体が、当該より好ましくない値よりも好ましく、また、当該より好ましくない値と当該中間値との間にある各値よりも好ましいという暗黙の記述として解釈されるものとする。
【0010】
本明細書を通じて、「備えている」または「備える」という用語は、指定された成分を含むことを意味するが、他の成分の存在を排除するものではない。「実質的に~からなっている」または「実質的に~からなる」という用語は、指定された成分を含み、不純物として存在する材料、成分を提供するために使用されるプロセスの結果として存在する不可避の材料、および本発明の技術的効果を達成する以外の目的で添加される成分を除く他の成分を除くことを意味する。通常、組成物について言及するとき、実質的に一組の成分からなる組成物は、5重量%未満、通常、3重量%未満、より通常は1重量%未満の非特定成分を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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