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公開番号2025070753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023181272
出願日2023-10-20
発明の名称過酸化水素付加体、及び、過酸化水素付加体の使用方法
出願人公立大学法人大阪
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C01B 15/013 20060101AFI20250424BHJP(無機化学)
要約【課題】過酸化水素付加体の全質量に対して、多量の過酸化水素を保持できる。
【解決手段】本発明による過酸化水素付加体は、過酸化水素と、化合物とを含有する。前記化合物には、前記過酸化水素が吸着される。前記化合物は、少なくとも3個以上の置換基を有する。前記置換基は、カルボキシ基、ヒドロキシ基、又は、スルホン酸基である。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
過酸化水素と、
前記過酸化水素が吸着された化合物と
を含有し、
前記化合物は、少なくとも3個以上の置換基を有し、
前記置換基は、カルボキシ基、ヒドロキシ基、又は、スルホン酸基である、過酸化水素付加体。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記化合物は、ポリアクリル酸、又は、ポリビニルアルコールである、請求項1に記載の過酸化水素付加体。
【請求項3】
前記化合物の質量平均分子量は、500以上250000以下である、請求項1に記載の過酸化水素付加体。
【請求項4】
固体である、請求項1に記載の過酸化水素付加体。
【請求項5】
15質量%以上の前記過酸化水素を含有する、請求項1に記載の過酸化水素付加体。
【請求項6】
前記過酸化水素の含有量未満の含有量の水を含有する、請求項1に記載の過酸化水素付加体。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の過酸化水素付加体を準備する準備工程と、
前記過酸化水素付加体を加熱することにより、前記化合物から前記過酸化水素を脱離させる脱離工程と
を含む、過酸化水素付加体の使用方法。
【請求項8】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の過酸化水素付加体を準備する準備工程と、
前記過酸化水素付加体を溶媒に分散又は溶解させることにより、前記化合物から前記過酸化水素を脱離させる脱離工程と
を含む、過酸化水素付加体の使用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、過酸化水素付加体、及び、過酸化水素付加体の使用方法に関する。
続きを表示(約 940 文字)【背景技術】
【0002】
過酸化水素は、従来、紙、パルプ、繊維等の漂白や半導体の洗浄等の幅広い分野において、工業的に利用されている薬剤である。また、過酸化水素は、分解した後に水と酸素となるため、環境にやさしい物質として近年、過酸化水素の利用が拡大している。過酸化水素は一般に水溶液として貯蔵及び使用されるが、比較的不安定な化合物であり、放置しておけば徐々に分解してしまう。
【0003】
過酸化水素が分解するのを抑制するため、様々な過酸化水素安定化剤が知られている(特許文献1参照)。特許文献1には、アミノカルボン酸塩とアセトフォスホン酸塩との混合物を含有するアルカリ性過酸化水素水溶液が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平4-349109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のアルカリ性過酸化水素水溶液には、多量の水を含有するため、アルカリ性過酸化水素水溶液の全質量に対して、過酸化水素の含有量が少なかった。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、過酸化水素付加体の全質量に対して、多量の過酸化水素を保持できる過酸化水素付加体、及び、過酸化水素付加体の使用方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による過酸化水素付加体は、過酸化水素と、化合物とを含有する。前記化合物には、前記過酸化水素が吸着される。前記化合物は、少なくとも3個以上の置換基を有する。前記置換基は、カルボキシ基、ヒドロキシ基、又は、スルホン酸基である。
【0008】
ある実施形態において、前記化合物は、ポリアクリル酸、又は、ポリビニルアルコールである。
【0009】
ある実施形態において、前記化合物の質量平均分子量は、500以上250000以下である。
【0010】
ある実施形態において、前記過酸化水素付加体は、固体である。
(【0011】以降は省略されています)

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