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公開番号2025099820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216766
出願日2023-12-22
発明の名称支援システム、支援方法、及び支援プログラム
出願人公立大学法人大阪
代理人個人,個人
主分類A61H 1/02 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】手指の動作を高精度に評価することができる支援システム、支援方法、及び支援プログラムを提供する。
【解決手段】ユーザのリハビリテーションを支援する支援システム100であって、検出部1と、取得部と、評価部とを備える。検出部1は、前記ユーザの手指に装着され、前記手指の動作を検出する。取得部は、前記検出部の検出結果に基づき、前記手指の関節部の特徴を含む評価情報を取得する。評価部は、予め設定された評価指標を参照し、前記評価情報に基づく前記手指の動作を評価した評価結果23aを生成する。例えば前記検出部1は、磁気センサを用いて前記手指の動作を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザのリハビリテーションを支援する支援システムであって、
前記ユーザの手指に装着され、前記手指の動作を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に基づき、前記手指の関節部の特徴を含む評価情報を取得する取得部と、
予め設定された評価指標を参照し、前記評価情報に基づく前記手指の動作を評価した評価結果を生成する評価部と、
を備えること
を特徴とする支援システム。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記検出部は、磁気センサを用いて前記手指の動作を検出すること
を特徴とする請求項1記載の支援システム。
【請求項3】
前記評価結果に基づき、前記評価指標を変更する演算部をさらに備えること
を特徴とする請求項1記載の支援システム。
【請求項4】
前記演算部は、前記評価結果に基づき、前記手指の動作として実施可能、又は実施不可能と想定される動作種類を特定することを含むこと
を特徴とする請求項3記載の支援システム。
【請求項5】
前記取得部は、
複数の健常者から予め取得した手指情報を参照し、前記検出結果に基づくハンドモデルを生成し、
前記ハンドモデルから前記関節部の特徴を導出する
ことを特徴とする請求項1記載の支援システム。
【請求項6】
前記検出結果に基づき、前記手指を模した仮想手指を表示する表示部をさらに備え、
前記仮想手指は、前記ハンドモデルとは異なる特徴を示すこと
を特徴とする請求項5記載の支援システム。
【請求項7】
前記手指の動作を促すための仮想対象物情報が記憶された記憶部をさらに備え、
前記表示部は、前記仮想対象物情報を表示すること
を特徴とする請求項6記載の支援システム。
【請求項8】
前記記憶部には、前記手指の動作を促すための教示情報が記憶され、
前記表示部は、前記教示情報が前記仮想対象物情報を保持する状態を表示すること
を特徴とする請求項7記載の支援システム。
【請求項9】
前記評価情報は、前記手指のうち少なくとも2ヶ所の間の距離を示す距離情報を含むこと
を特徴とする請求項1記載の支援システム。
【請求項10】
前記評価情報は、前記手指の回転角度を示す回転情報を含むこと
を特徴とする請求項1記載の支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、支援システム、支援方法、及び支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ユーザのリハビリテーションを支援する方法として、例えば特許文献1のような上肢運動学習装置が提案されている。
【0003】
特許文献1では、右眼用ディスプレイと、左眼用ディスプレイと、患者の上肢の距離画像を撮影する撮影手段と、この距離画像から仮想骨画像を生成する仮想骨画像生成手段と、仮想骨画像が教示画像に重なるように仮想骨画像の表示位置を設定する画像位置合わせ手段と、教示画像に仮想骨画像を重ねた右眼用合成画像を生成する画像生成手段と、教示画像に仮想骨画像を重ねた左眼用合成画像を生成する画像生成手段とを備える上肢運動学習装置が開示されている。特許文献1に開示された上肢運動学習装置では、リハビリ動作の手本となる教示画像が3D表示され、それに重ねて患者の肢の骨を模した仮想骨画像が表示され、この合成画像を見ながら教示画像の動きに合うように自分の肢を運動させることで適切なリハビリが実施できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-196099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1の開示技術では、教示画像と、仮想骨画像との差分を用いた評価を前提としている。しかしながら、仮想骨画像は、実際の手指を完全に再現することは難しく、手指の僅かな動作を再現できない場合がある。このため、動作の種類によっては評価結果にバラつきが生ずる懸念が挙げられる。このような事情により、特許文献1の開示技術では、手指の動作を高精度に評価することが難しい。従って、ユーザの指の動作を高精度に評価することができる方法が望まれている。
【0006】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、手指の動作を高精度に評価することができる支援システム、支援方法、及び支援プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明に係る支援システムは、ユーザのリハビリテーションを支援する支援システムであって、前記ユーザの手指に装着され、前記手指の動作を検出する検出部と、前記検出部の検出結果に基づき、前記手指の関節部の特徴を含む評価情報を取得する取得部と、予め設定された評価指標を参照し、前記評価情報に基づく前記手指の動作を評価した評価結果を生成する評価部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
第2発明に係る支援システムは、第1発明において、前記検出部は、磁気センサを用いて前記手指の動作を検出することを特徴とする。
【0009】
第3発明に係る支援システムは、第1発明において、前記評価結果に基づき、前記評価指標を変更する演算部をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
第4発明に係る支援システムは、第3発明において、前記演算部は、前記評価結果に基づき、前記手指の動作として実施可能、又は実施不可能と想定される動作種類を特定することを含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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