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公開番号2025067570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177657
出願日2023-10-13
発明の名称光架橋高分子粒子および光架橋高分子粒子の生成方法
出願人公立大学法人大阪
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08F 8/00 20060101AFI20250417BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】光架橋高分子粒子を簡便に生成できる。
【解決手段】光架橋高分子粒子(10)は、光反応性基を有する高分子が架橋した光架橋高分子を含有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光反応性基を有する高分子が架橋した光架橋高分子を含有する光架橋高分子粒子。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記光架橋高分子は、前記高分子の光二量化反応によって架橋される、請求項1に記載の光架橋高分子粒子。
【請求項3】
前記高分子は、主鎖と、前記主鎖から延びた前記光反応性基を含む側鎖とをさらに有する、請求項2に記載の光架橋高分子粒子。
【請求項4】
前記主鎖は、n-ブチルメチルアクリレートの重合体を含み、
前記側鎖は、シンナモイル基を含む、請求項3に記載の光架橋高分子粒子。
【請求項5】
前記高分子は、前記光反応性基の一部を置換した置換基をさらに有する、請求項3に記載の光架橋高分子粒子。
【請求項6】
前記置換基は、ニトロ基またはジメチルアミノ基を含む、請求項5に記載の光架橋高分子粒子。
【請求項7】
中空形状である、請求項1に記載の光架橋高分子粒子。
【請求項8】
光反応性基を有する第1高分子が架橋した第1光架橋高分子を含有する第1部分と、
光反応性基を有する第2高分子が架橋した第2光架橋高分子を含有する第2部分と
を有する、請求項1から7のいずれかに記載の光架橋高分子粒子。
【請求項9】
光反応性基を有する高分子を含有する高分子材料を揮発性液体に添加する工程と、
親水性基および疎水性基を有する界面活性液体に、前記揮発性液体を添加することにより、前記高分子が分散された分散液を生成する工程と、
前記分散液から前記揮発性液体を蒸発させる工程と、
前記分散液から前記揮発性液体が揮発した後に前記高分子の粒子である高分子粒子に光を照射することにより、前記高分子の前記光反応性基が結合した光架橋高分子を含む光架橋高分子粒子を生成する工程と
を包含する、光架橋高分子粒子の生成方法。
【請求項10】
前記光架橋高分子粒子を生成した後に、前記光架橋高分子粒子に対して前記高分子を溶解させる良溶媒を添加し、前記光架橋高分子粒子を中空形状にする工程をさらに包含する、請求項9に記載の光架橋高分子粒子の生成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光架橋高分子粒子および光架橋高分子粒子の生成方法に関する。
続きを表示(約 840 文字)【背景技術】
【0002】
高分子を架橋した架橋高分子を含有する架橋高分子粒子が知られている。一般に、架橋高分子は、加熱によっても溶解せず、溶媒にも溶けない。このため、架橋高分子から構成された架橋高分子粒子は、周囲の環境に関わらず一定の特性を維持することができる。
【0003】
架橋高分子を生成するために、架橋剤を用いることが知られている(特許文献1参照)。特許文献1には、イオン液体に溶解した高分子を、イオン液体と相溶性の低い有機溶剤中で液滴分散させながら架橋剤と反応させることにより、架橋高分子粒子を製造することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-126796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の製造方法では、イオン液体に溶解した高分子を液滴分散させながら架橋剤で架橋することが必要であり、架橋高分子粒子を簡便に生成できない。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡便に生成可能な光架橋高分子粒子および光架橋高分子粒子の生成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による光架橋高分子粒子は、光反応性基を有する高分子が架橋した光架橋高分子を含有する。
【0008】
ある実施形態において、光架橋高分子は、前記高分子の光二量化反応によって架橋される。
【0009】
ある実施形態において、前記高分子は、主鎖と、前記主鎖から延びた前記光反応性基を含む側鎖とをさらに有する。
【0010】
ある実施形態において、前記主鎖は、n-ブチルメチルアクリレートの重合体を含み、前記側鎖は、シンナモイル基を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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