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公開番号
2025019374
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023122953
出願日
2023-07-28
発明の名称
介護支援システム
出願人
公立大学法人大阪
,
株式会社介護サプリ
代理人
個人
,
個人
主分類
G06Q
50/22 20240101AFI20250131BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 本発明は、介護時において被介護者に対して最適な介助ケアを実施することができる介護支援システムを提供することを目的とする。
【解決手段】第1のパラメータとしての被介護者の属性に関する情報と、第2のパラメータとしての該被介護者の介護時に補助的に実施された介助ケアに関する情報と、第3のパラメータとしての介助ケアの実施前後における被介護者の状態の評価に関する情報とに基づいて各パラメータの関係性を分析する。所定の被介護者の属性に関する情報の入力を受け付けた際、各パラメータの関係性に基づいて所定の被介護者の状態の評価が高くなる一ないし複数の介助ケアを選定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
介護者による被介護者の介護を支援する介護支援システムであって、
第1のパラメータとしての被介護者の属性に関する情報と、第2のパラメータとしての該被介護者の介護時に補助的に実施された介助ケアに関する情報と、第3のパラメータとしての介助ケアの実施後における被介護者の状態の評価に関する情報との入力を受け付ける入力部と、
前記入力部により入力を受け付けた被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータを互いに関連付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に互いに関連付けて記憶されている被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータの関係性を分析する分析部と、
前記分析部により分析された被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータの関係性に基づいて、介助ケアの実施後における被介護者の状態の評価が高い一ないし複数の介助ケアを選定する選定部と、
前記選定部により選定された一ないし複数の介助ケアに関する情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする介護支援システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記分析部は、前記記憶部に互いに関連付けて記憶されている複数の被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータの関係性を分析し、
前記選定部は、前記入力部が所定の被介護者の属性に関する情報の入力を受け付けた際、前記分析部により分析された複数の被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータの関係性に基づいて、該所定の被介護者の属性に応じて介助ケアの実施後における被介護者の状態の評価が高い一ないし複数の介助ケアを選定する請求項1に記載の介護支援システム。
【請求項3】
前記分析部は、前記記憶部に互いに関連付けて記憶されている複数の被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータの関係性を機械学習することにより学習モデルを生成し、
前記選定部は、前記入力部が所定の被介護者の属性に関する情報の入力を受け付けた際、前記分析部により生成された被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータの関係性に関する学習モデルに基づいて、該所定の被介護者の属性に応じて介助ケアの実施後における被介護者の状態の評価が高い一ないし複数の介助ケアを選定する請求項2に記載の介護支援システム。
【請求項4】
前記第1のパラメータは、被介護者の名前、年齢、性別、要介護度、認知機能の障害の程度、日常生活の重症度の程度、精神症状の程度、性格、原因疾患、合併症の有無、慢性痛の有無、薬の量の少なくとも1つ以上の属性を含む請求項1から請求項3のいずれかに記載の介護支援システム。
【請求項5】
前記第2のパラメータは、起居・移乗、食事、整容、排泄、入浴・更衣、コミュニケーションの少なくとも1つ以上の介護場面のカテゴリに分類され、各介護場面のカテゴリにおいて少なくとも1つ以上設定されており、
前記選定部は、介護場面のカテゴリごとに介助ケアの実施後における被介護者の状態の評価が高い一ないし複数の介助ケアを選定する請求項1から請求項3のいずれかに記載の介護支援システム。
【請求項6】
前記第3のパラメータは、介助ケアの実施前における被介護者の状態の評価に関する情報を含む請求項1から請求項3のいずれかに記載の介護支援システム。
【請求項7】
前記第3のパラメータは、被介護者の状態の高い評価から低い評価にかけて段階的に区分されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の介護支援システム。
【請求項8】
前記入力部は、さらに介護者に関する情報、介護時期に関する情報、介護場所に関する情報、介護場面に関する情報の少なくとも一つを含む第4のパラメータの入力を受け付け、
前記記憶部は、前記入力部により入力を受け付けた複数の被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータ、第3のパラメータおよび第4のパラメータを互いに関連付けて記憶し、
前記分析部は、前記記憶部に互いに関連付けて記憶されている複数の被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータ、第3のパラメータおよび第4のパラメータの関係性を分析し、
前記選定部は、前記分析部により分析された被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータ、第3のパラメータおよび第4のパラメータの関係性に基づいて、介助ケアの実施後における被介護者の状態の評価が高い一ないし複数の介助ケアを選定する請求項1から請求項3のいずれかに記載の介護支援システム。
【請求項9】
前記第4のパラメータは、介護者の年齢、介護の経験年数、仕事の満足度、介護の負担感、被介護者に対する主体的理解度、性格、バーンアウトの可能性、心身の健康状態に関する情報の少なくとも1つ以上の属性を含む請求項8に記載の介護支援システム。
【請求項10】
前記分析部により分析された複数の被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータ、第3のパラメータの関係性に基づいて、介助ケアが実施された被介護者ごとに被介護者の状態の評価を集計する集計部を備え、
前記出力部は、前記集計部により被介護者ごとに集計された被介護者の状態の評価の集計結果を出力する請求項1から請求項3のいずれかに記載の介護支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、介護者による被介護者の介護を支援する介護支援システムに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、少子高齢化の影響により高齢者が急激に増加しており、身体障害や認知症を患った高齢者に対する介護が注目されている。そして、介護施設や医療施設における高齢者の介護の現場では、介護者が起居・移乗、食事、整容、排泄、入浴・更衣、コミュニケーションの各介護場面で高齢者の介護を行うものの、肉体的にも精神的にも負担は大きく、これらの介護を被介護者に苦痛なくスムーズに行うためには介護時に補助的に実施される介助ケアがきわめて重要である。
【0003】
この介助ケアとは、被介護者に対する介護時の関わり方や接し方であって、例えば、食事の介護場面において、高齢者に目線を合わせたり、高齢者の食事のペースに合わせたり、食事のメニューを説明したりすることなどが挙げられる。また、入浴・更衣の介護場面では、高齢者のペースに合わせたり、入力・更衣の目的を説明して同意を得たり、皮膚の状態を観察したりすることなどが挙げられる。さらに、コミュニケーションの介護場面では、楽しい雰囲気を作ったり、話を傾聴したり、目線を合わせたりすることなどが挙げられる。
【0004】
ところが、実際の介護の現場では、上述のように起居・移乗、食事、整容、排泄、入浴・更衣、コミュニケーションの複数の介護場面がある上、各介護場面に多数の介助ケアが存在している。また、被介護者の属性(被介護者の要介護度、認知機能の障害の程度、日常生活の重症度の程度、精神症状の程度、年齢、性別、性格、原因疾患、合併症の有無、慢性痛の有無、薬の量など)によっても介助ケアの内容が変わってくる。さらに、被介護者だけではなく、介護者の属性、介護時期、介護場所などによっても介助ケアの内容が変わってくる。このため、経験が浅い介護者はもとより、経験を有する介護者にとっても高齢者の介護時において最適な介助ケアを実施することは容易ではない。
【0005】
この点、高齢者に対する介護を支援するために様々なシステムも提案されている。例えば、特許文献1には、被介護者の介護を担当する介護者によって、当該被介護者の介護の実施の補助に利用される情報処理装置であって、前記介護者によって入力された前記被介護者の健康状態に関する情報を、入力情報として取得する入力情報取得手段と、前記入力情報に基づいて、前記被介護者に適用する支援計画におけるサービスの種類及び介入量を算出するリソース・プラン策定手段と、前記サービス種類及び前記個々の介入量が算出された前記支援計画に基づいて、将来の生活像を予測演算する予後予測手段とを備える装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-46474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のシステムは、上記特許文献1も含め、いずれも介護者による高齢者の介護を支援するものの、介護時に補助的に実施される介助ケアに注目したものではなく、依然として介護の現場において最適な介助ケアを実施できていないという問題があった。なお、このような問題は、高齢者のみならず、入院患者や障がい者などの介護を要する被介護者にも同様に生じるものである。
【0008】
本発明は、上述の技術的背景に鑑みてなされたものであり、介護者が被介護者を介護する際、被介護者に対して最適な介助ケアを実施することができ、ひいては介護者による被介護者の効率的な介護を支援することが可能となる介護支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するために、介護者による被介護者の介護を支援する介護支援システムであって、第1のパラメータとしての被介護者の属性に関する情報と、第2のパラメータとしての該被介護者の介護時に補助的に実施された介助ケアに関する情報と、第3のパラメータとしての介助ケアの実施後における被介護者の状態の評価に関する情報との入力を受け付ける入力部と、前記入力部により入力を受け付けた被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータを互いに関連付けて記憶する記憶部と、前記記憶部に互いに関連付けて記憶されている被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータの関係性を分析する分析部と、前記分析部により分析された被介護者の第1のパラメータ、第2のパラメータおよび第3のパラメータの関係性に基づいて、介助ケアの実施後における被介護者の状態の評価が高い一ないし複数の介助ケアを選定する選定部と、前記選定部により選定された一ないし複数の介助ケアに関する情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
【0010】
これによれば、被介護者の状態の評価が高い介助ケアに関する情報が出力されるため、介護者が所定の被介護者を介護する際、被介護者に対して最適な介助ケアを実施することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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