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公開番号
2025031139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023137154
出願日
2023-08-25
発明の名称
ジヒドロスフィンゴミエリンの結晶、及び、その製造方法、並びに、医薬組成物
出願人
日本精化株式会社
,
公立大学法人大阪
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C07F
9/09 20060101AFI20250228BHJP(有機化学)
要約
【課題】水の含有量が抑制されたジヒドロスフィンゴミエリンの結晶、及び、当該水の含有量が抑制されたジヒドロスフィンゴミエリンの結晶を製造することができる製造方法を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表されるジヒドロスフィンゴミエリンの結晶であって、
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025031139000014.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">27</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">169</com:WidthMeasure> </com:Image> 粉末X線回折において、回折角(2θ)=3.3±0.2°、4.9±0.2°、6.6±0.2°、10.0±0.2°、13.4±0.2°、16.8±0.2°、18.5±0.2°、20.2±0.2°、21.9±0.2°、及び、23.7±0.2°にピークを有する、
ことを特徴とするジヒドロスフィンゴミエリンの結晶。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表されるジヒドロスフィンゴミエリンの結晶であって、
TIFF
2025031139000012.tif
28
169
粉末X線回折において、回折角(2θ)=3.3±0.2°、4.9±0.2°、6.6±0.2°、10.0±0.2°、13.4±0.2°、16.8±0.2°、18.5±0.2°、20.2±0.2°、21.9±0.2°、及び、23.7±0.2°にピークを有する、
ことを特徴とするジヒドロスフィンゴミエリンの結晶。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
下記式(1)で表され、
TIFF
2025031139000013.tif
27
169
粉末X線回折において、回折角(2θ)=3.3±0.2°、4.9±0.2°、6.6±0.2°、10.0±0.2°、13.4±0.2°、16.8±0.2°、18.5±0.2°、20.2±0.2°、21.9±0.2°、及び、23.7±0.2°にピークを有するジヒドロスフィンゴミエリンの結晶の製造方法であって、
ジヒドロスフィンゴミエリンを、有機溶媒、及び、水を含む混合溶媒で結晶化する工程を含む、
ことを特徴とするジヒドロスフィンゴミエリンの結晶の製造方法。
【請求項3】
前記混合溶媒中の前記水の含有量は、前記混合溶媒を100質量%として、0.01~3.00質量%である、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記有機溶媒が非プロトン性溶媒、及び、アルコールの混合有機溶媒である、請求項2に記載の製造方法。
【請求項5】
前記アルコールは、メタノールである、請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
前記非プロトン性溶媒は、テトラヒドロフラン、及び、シクロヘキサノンからなる群より選択される、請求項4に記載の製造方法。
【請求項7】
請求項1に記載のジヒドロスフィンゴミエリンの結晶を含有することを特徴とする医薬組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジヒドロスフィンゴミエリンの結晶、及び、その製造方法、並びに、医薬組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
スフィンゴリン脂質であるジヒドロスフィンゴミエリン(以下、「DHSM」とも示す。)は、生体内でも存在している脂質の一種であり、様々な生理活性が知られている。また、リポソーム組成物、及び、医薬組成物を構成する脂質としても知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
DHSMの製造例が開示されている(例えば、特許文献2、非特許文献1参照)。しかしながら、結晶の特性については検討されていない。また、DHSMを非特許文献1に記載の方法で製造する際に得られるDHSMの結晶は、水分等の不要な成分を高い含有量で含有していることがあり、医薬品に使用される材料には望ましくないという問題がある。
【0004】
従って、水の含有量が抑制されたDHSMの結晶、及び、当該結晶の製造方法の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/181963号
特表2016-511281号公報
【非特許文献】
【0006】
藤原梨奈、外3名、「ジヒドロスフィンゴミエリンの合成法の開発と核酸デリバリーへの応用」、日本薬学会第143年会ポスター発表、26P1-pm2-024
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、水の含有量が抑制されたジヒドロスフィンゴミエリンの結晶、及び、当該水の含有量が抑制されたジヒドロスフィンゴミエリンの結晶を製造することができる製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は上記問題の解決を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有し、且つ、粉末X線回折において特定のピークを有するジヒドロスフィンゴミエリンの結晶、及び、当該ジヒドロスフィンゴミエリンの結晶の製造方法によれば、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明は、下記のジヒドロスフィンゴミエリンの結晶、及び、その製造方法、並びに、医薬組成物に関する。
1.下記式(1)で表されるジヒドロスフィンゴミエリンの結晶であって、
TIFF
2025031139000001.tif
27
169
粉末X線回折において、回折角(2θ)=3.3±0.2°、4.9±0.2°、6.6±0.2°、10.0±0.2°、13.4±0.2°、16.8±0.2°、18.5±0.2°、20.2±0.2°、21.9±0.2°、及び、23.7±0.2°にピークを有する、
ことを特徴とするジヒドロスフィンゴミエリンの結晶。
2.下記式(1)で表され、
TIFF
2025031139000002.tif
26
169
粉末X線回折において、回折角(2θ)=3.3±0.2°、4.9±0.2°、6.6±0.2°、10.0±0.2°、13.4±0.2°、16.8±0.2°、18.5±0.2°、20.2±0.2°、21.9±0.2°、及び、23.7±0.2°にピークを有するジヒドロスフィンゴミエリンの結晶の製造方法であって、
ジヒドロスフィンゴミエリンを、有機溶媒、及び、水を含む混合溶媒で結晶化する工程を含む、
ことを特徴とするジヒドロスフィンゴミエリンの結晶の製造方法。
3.前記混合溶媒中の前記水の含有量は、前記混合溶媒を100質量%として、0.01~3.00質量%である、項2に記載の製造方法。
4.前記有機溶媒が非プロトン性溶媒、及び、アルコールの混合有機溶媒である、項2又は3に記載の製造方法。
5.前記アルコールは、メタノールである、項4に記載の製造方法。
6.前記非プロトン性溶媒は、テトラヒドロフラン、及び、シクロヘキサノンからなる群より選択される、項4又は5に記載の製造方法。
7.項1に記載のジヒドロスフィンゴミエリンの結晶を含有することを特徴とする医薬組成物。
【発明の効果】
【0010】
本発明のジヒドロスフィンゴミエリンの結晶は、水の含有量が抑制されている。また、本発明のジヒドロスフィンゴミエリンの結晶の製造方法によれば、水の含有量が抑制されたジヒドロスフィンゴミエリンの結晶を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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