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公開番号
2025073133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023183621
出願日
2023-10-26
発明の名称
皮膚洗浄剤組成物
出願人
日本精化株式会社
代理人
主分類
A61K
8/60 20060101AFI20250502BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】自然由来の界面活性剤から得ることができ、洗浄力に優れた皮膚洗浄剤組成物を提供することにある。
【解決手段】以下の成分(A)~(C)を含有し、成分(A1)と(A2)の質量比が95:5~5:95である、皮膚洗浄剤組成物を用いる。本発明の皮膚洗浄剤組成物は、成分(A1)及び(A2)を組み合わせて使用することにより、優れた洗浄力を発揮するものである。
(A)以下の成分(A1)及び(A2)からなる脂質組成物
(A1)マンノシルエリスリトールリピッド
(A2)リン脂質
(B)多価アルコール
(C)水
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の成分(A)~(C)を含有し、成分(A1)と(A2)の質量比が95:5~5:95である、皮膚洗浄剤組成物。
(A)以下の成分(A1)及び(A2)からなる脂質組成物
(A1)下記一般式(1)で表されるマンノシルエリスリトールリピッド
TIFF
2025073133000004.tif
35
74
(式中、R1、R2は水素又は炭素数2~24の脂肪族アシル基を表す(ただし同時に水素はとらない)。また、R3、R4は水素又はアセチル基を表し、R5は水素又は炭素数2~24の脂肪族アシル基を表す。)
(A2)リン脂質
(B)多価アルコール
(C)水
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
成分(A2)が水素添加レシチンであることを特徴とする請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。
【請求項3】
成分(A)の脂質組成物として、さらに成分(A3)セラミド類、ステロール類、カロテノイド類、トコフェロール類、リポ酸及びコエンザイムQ10から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の皮膚洗浄剤組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マンノシルエリスリトールリピッド、リン脂質、多価アルコール及び水を含有する皮膚洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
余分な皮脂やメイク汚れなどを除去し、皮膚を清浄に保つ目的で、洗顔料、クレンジング料、ボディ洗浄料、頭皮洗浄料などの皮膚洗浄剤組成物が日常的に使用されている。このような皮膚洗浄剤組成物には、一般に洗浄力を向上させるために界面活性剤が配合されるが、近年、サステナビリティの観点から、皮膚洗浄剤組成物においても自然由来の界面活性剤を使用することが望まれている。
【0003】
マンノシルエリスリトールリピッド(MEL)は、植物由来の酵母が産生する自然由来の糖脂質系界面活性剤であり、生分解性が高く、低毒性で環境に優しいばかりでなく、肌荒れ改善、抗炎症・抗アレルギー、養毛・育毛等の生理活性作用を有することから、化粧料や皮膚外用剤の有効成分としても有用である。また、レシチンは動物又は植物から得られる自然由来のリン脂質の総称であり、人に対して非常に安全性が高く、皮膚への刺激性もない上、保湿作用や独特の優れた使用感を有することから、界面活性剤として化粧品や皮膚外用剤に広く用いられている。
【0004】
特許文献1には、MEL、リン脂質、多価アルコール及び水を含むことを特徴とする水中油型乳化化粧品組成物に関する発明が記載されているが、MEL、リン脂質、多価アルコール及び水を含む皮膚洗浄剤組成物は具体的には開示されていない。また、特許文献1は、皮膚水分バリア能に優れた水中油型乳化化粧品組成物を提供するものであり、皮膚洗浄剤組成物としての効果は記載されていない。特許文献2には、MEL、リン脂質及び多価アルコールからなる組成物を水に分散させて得られるMEL含有ベシクルに関する発明が記載されているが、MEL、リン脂質、多価アルコール及び水を含む皮膚洗浄剤組成物は具体的には開示されていない。また、特許文献2は、低い攪拌力で水に分散させるという簡便な操作により、粒子径100nm以下のMEL含有ベシクルを形成する化粧料用組成物を提供するものであり、皮膚洗浄剤組成物としての効果は記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-275017号公報
特開2018-024639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、自然由来の界面活性剤から得ることができ、洗浄力に優れた皮膚洗浄剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下の成分(A)~(C)を含有し、成分(A1)と(A2)の質量比が95:5~5:95である、皮膚洗浄剤組成物が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
(A)以下の成分(A1)及び(A2)からなる脂質組成物
(A1)下記一般式(1)で表されるマンノシルエリスリトールリピッド
TIFF
2025073133000001.tif
35
74
(式中、R1、R2は水素又は炭素数2~24の脂肪族アシル基を表す(ただし同時に水素はとらない)。また、R3、R4は水素又はアセチル基を表し、R5は水素又は炭素数2~24の脂肪族アシル基を表す。)
(A2)リン脂質
(B)多価アルコール
(C)水
【発明の効果】
【0008】
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、自然由来の界面活性剤から得ることができるものであり、成分(A1)及び(A2)を組み合わせて使用することにより、優れた洗浄力を発揮するものである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、以下の成分(A)~(C)を含有することを特徴とするものである。
(A)以下の成分(A1)及び(A2)からなる脂質組成物
(A1)下記一般式(1)で表されるマンノシルエリスリトールリピッド
TIFF
2025073133000002.tif
35
74
(式中、R1、R2は水素又は炭素数2~24の脂肪族アシル基を表す(ただし同時に水素はとらない)。また、R3、R4は水素又はアセチル基を表し、R5は水素又は炭素数2~24の脂肪族アシル基を表す。)
(A2)リン脂質
(B)多価アルコール
(C)水
【0010】
本発明で使用される成分(A1)のマンノシルエリスリトールリピッドは、上記の一般式(1)で表される化合物であるが、一般式(1)のマンノシルエリスリトールリピッドには、アシル基やアセチル基の結合位置により種々の化合物を包括し、一般的にMEL-A、MEL-B、MEL-C及びMEL-Dの4種類が広く知られている。MEL-Aは、一般式(1)のR1及びR2がアシル基、R3及びR4がアセチル基、R5が水素の化合物である。MEL-Bは、一般式(1)のR1及びR2がアシル基、R3が水素、R4がアセチル基、R5が水素の化合物である。MEL-Cは、一般式(1)のR1及びR2がアシル基、R3がアセチル基、R4が水素、R5が水素の化合物である。MEL-Dは、一般式(1)のR1及びR2がアシル基、R3及びR4が水素、R5が水素の化合物である。本発明にはこれらのいずれも使用することができるが、入手性や発明の効果をより発揮させる点でMEL-B又はMEL-Cが好ましく、MEL-Bが最も好ましい。また、一般式(1)のR1、R2、R5は、好ましくは炭素数6~20の飽和又は不飽和のアシル基である。マンノシルエリスリトールリピッドの製造方法は特に制限はなく、公知の製法により製造することができる。例えば、特開2009-275017号に記載された方法で製造すればよい。
(【0011】以降は省略されています)
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