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公開番号2025070372
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180635
出願日2023-10-19
発明の名称アルミナ粉末、樹脂組成物、及び接着剤
出願人デンカ株式会社
代理人園田・小林弁理士法人
主分類C01F 7/025 20220101AFI20250424BHJP(無機化学)
要約【課題】良好な熱伝導率、及び良好なせん断接着強さを呈する樹脂組成物を与えるアルミナ粉末を提供する。
【解決手段】 体積基準累積50%径D50が10μm以上70μm以下であり、
体積基準の頻度粒度分布において粒径が20μm以上の範囲に第1ピークの極大値を有し、粒径が1μm以上20μm未満の範囲に第2ピークの極大値を有する、アルミナ粉末とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
体積基準累積50%径D50が10μm以上70μm以下であり、
体積基準の頻度粒度分布において粒径が20μm以上の範囲に第1ピークの極大値を有し、
粒径が1μm以上20μm未満の範囲に第2ピークの極大値を有する、アルミナ粉末。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
体積基準の頻度粒度分布において粒径が1μm未満に第3ピークの極大値を有する、請求項1に記載のアルミナ粉末。
【請求項3】
接着剤用である、請求項1に記載のアルミナ粉末。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載のアルミナ粉末と樹脂とを含む、樹脂組成物。
【請求項5】
接着剤用である、請求項4に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか一項に記載のアルミナ粉末と樹脂とを含む、接着剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アルミナ粉末、樹脂組成物、及び接着剤に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電気・電子機器の高性能化、高密度化が進展している。それに伴い、回路基板に搭載される電子部品からの発熱への対策が求められている。回路基板の放熱性を高めるために、電子部品を接着する接着剤が良好な熱伝導性を有することが所望される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-77123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、良好な熱伝導率、及び良好なせん断接着強さを呈する樹脂組成物を与えるアルミナ粉末を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は以下の態様を含む。
[1] 体積基準累積50%径D50が10μm以上70μm以下であり、
体積基準の頻度粒度分布において粒径が20μm以上の範囲に第1ピークの極大値を有し、
粒径が1μm以上20μm未満の範囲に第2ピークの極大値を有する、アルミナ粉末。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、良好な熱伝導率、及び良好なせん断接着強さを呈する樹脂組成物を与えるアルミナ粉末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1~3(図中、順に(1)~(3))のアルミナ粉末の頻度粒度分布を示すグラフである。縦軸は特定の粒径の粉末の頻度(%)を示し、横軸は粒径(μm)を示す。
実施例4~6(図中、順に(4)~(6))のアルミナ粉末の頻度粒度分布を示すグラフである。縦軸は特定の粒径の粉末の頻度(%)を示し、横軸は粒径(μm)を示す。
比較例1~3(図中、順に(7)~(9))のアルミナ粉末の頻度粒度分布を示すグラフである。縦軸は特定の粒径の粉末の頻度(%)を示し、横軸は粒径(μm)を示す。
【0008】
以下、本開示の一実施形態について詳細に説明するが、本開示の範囲はここで説明する一実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができる。本明細書に開示された各々の態様は、本明細書に開示された他のいかなる特徴とも組み合わせることができる。
各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は、一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲内で、適宜、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
また、特定のパラメータについて、複数の上限値及び下限値が記載されている場合、これらの上限値及び下限値の内、任意の上限値と下限値とを組合せて好適な数値範囲とすることができる。また、本開示に記載されている数値範囲の下限値及び/または上限値は、その数値範囲内の数値であって、実施例で示されている数値に置き換えてもよい。数値範囲を示す「X~Y」との表現は、「X以上Y以下」であることを意味している。一実施形態について記載した特定の説明が他の実施形態についても当てはまる場合には、他の実施形態においてはその説明を省略している場合がある。
特記しない限り、本明細書及び特許請求の範囲に使用される特徴、項目、量、パラメータ、特性、期間等を表す全ての数字は、全ての場合、「約」という用語により修飾されると理解される。本明細書に使用される場合、「約」という用語は、そのように特定した特徴、項目、量、パラメータ、特性、または期間が、記載した特徴、項目、量、パラメータ、特性、または期間の値のプラスマイナス10パーセントの上下の範囲を包含することを意味する。少なくとも特許請求の範囲に対する均等論の適用を制限しないように、各々の数値的指標は少なくとも、報告される有効数字の数を考慮して、且つ通常の四捨五入を適用することにより解釈されるべきである。任意の数値範囲または値は、本質的に、それらのそれぞれの試験測定において見出される標準偏差から必然的に生じる誤差の範囲を含む。特記しない限り、本明細書において、数値範囲の各々の個々の値は、それが本明細書に個々に列挙されているのと同様にして本明細書内に組み込まれる。
【0009】
[アルミナ粉末]
本実施形態に係るアルミナ粉末は、
体積基準累積50%径D50が10μm以上70μm以下であり、
体積基準の頻度粒度分布において粒径が20μm以上の範囲に第1ピークの極大値を有し、粒径が1μm以上20μm未満の範囲に第2ピークの極大値を有する、アルミナ粉末である。
【0010】
このように設計されたアルミナ粉末は、良好な熱伝導率を有し、且つ/または良好なせん断接着強さを有する組成物を与えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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