TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025096126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024138941,2024061391
出願日
2024-08-20,2024-04-05
発明の名称
ゴム組成物、その架橋物、及びアクリルゴムの製造方法
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08L
33/04 20060101AFI20250619BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】アクリルゴムの架橋物の耐水性及び切断時引張強さを両立すること。
【解決手段】アクリルゴムと、ノニオン系乳化剤と、を含有し、ノニオン系乳化剤の全質量の0質量%超え80質量%以下が、アクリルゴムに固定されている、ゴム組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
アクリルゴムと、ノニオン系乳化剤と、を含有し、
前記ノニオン系乳化剤の全質量の0質量%超え80質量%以下が、前記アクリルゴムに固定されている、ゴム組成物。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記ノニオン系乳化剤の全質量が、前記アクリルゴムの全質量100質量部に対して5質量部以下である、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
前記アクリルゴムが、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、及びアクリル酸アルコキシアルキルエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマー単位を含む、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項4】
架橋剤を更に含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のゴム組成物。
【請求項5】
請求項4に記載のゴム組成物の架橋物。
【請求項6】
ノニオン系乳化剤の存在下でアクリルモノマーを重合させてアクリルポリマーのラテックスを得る工程と、
前記アクリルポリマーを凝固させ、洗浄して、アクリルゴムを得る工程と、を備え、
前記ラテックス中の前記ノニオン系乳化剤の全質量の0質量%超え70質量%以下が、前記アクリルポリマーに固定されている、アクリルゴムの製造方法。
【請求項7】
前記ラテックス中の前記ノニオン系乳化剤の全質量が、前記アクリルポリマーの全質量100質量部に対して6質量部以下である、請求項6に記載のアクリルゴムの製造方法。
【請求項8】
前記アクリルポリマーが、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、及びアクリル酸アルコキシアルキルエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマー単位を含む、請求項6又は7に記載のアクリルゴムの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物、その架橋物、及びアクリルゴムの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリルゴム及びその架橋物は、耐熱性、耐油性、機械的特性等の物性に優れているため、例えば自動車のエンジンルーム内のホースやシール部品等の材料として使用されている。例えば特許文献1には、モノマー単位として、アルキルアクリレート及び架橋席モノマーを含むアクリルゴムであって、アクリルゴム中のノニオン系乳化剤の含有量が0.5~2質量%である、アクリルゴムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/075128号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているように、アクリルゴムと共存するノニオン系乳化剤の含有量に着目した検討が行われているが、本発明者らの検討によれば、アクリルゴムと共存するノニオン系乳化剤の含有量が同じであっても、アクリルゴムの架橋物の耐水性及び切断時引張強さが変化し得ると共に、場合によっては当該耐水性又は切断時引張強さが悪化することがある。
【0005】
そこで、本発明の一側面は、アクリルゴムの架橋物の耐水性及び切断時引張強さを両立することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、アクリルゴムと共存するノニオン系乳化剤と一口に言っても、アクリルゴムに固定されて比較的脱離しにくいノニオン系乳化剤と、アクリルゴムに固定されておらず比較的脱離しやすいノニオン系乳化剤とが存在し得ることを見出した。
【0007】
そして、同じモノマー組成を有するアクリルゴムに同じ総量のノニオン系乳化剤を共存させた場合でも、アクリルゴムに固定されているノニオン系乳化剤が存在しない(アクリルゴムに固定されていないノニオン系乳化剤のみが存在する)とアクリルゴムの架橋物の切断時引張強さが低下してしまう一方で、アクリルゴムに固定されているノニオン系乳化剤が必要量以上に存在するとアクリルゴムの架橋物の耐水性が悪化してしまうことが判明した。したがって、同じモノマー組成を有するアクリルゴムに同じ総量のノニオン系乳化剤を共存させた場合において、アクリルゴムの架橋物の耐水性及び切断時引張強さを両立する(いずれか一方を低下又は悪化させない)ためには、アクリルゴムに固定されたノニオン系乳化剤の割合を特定の範囲内とすることが重要である。
【0008】
本発明は、以下の側面を含む。
[1] アクリルゴムと、ノニオン系乳化剤と、を含有し、ノニオン系乳化剤の全質量の0質量%超え80質量%以下が、アクリルゴムに固定されている、ゴム組成物。
[2] ノニオン系乳化剤の全質量が、アクリルゴムの全質量100質量部に対して5質量部以下である、[1]に記載のゴム組成物。
[3] アクリルゴムが、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、及びアクリル酸アルコキシアルキルエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマー単位を含む、[1]又は[2]に記載のゴム組成物。
[4] 架橋剤を更に含有する、[1]~[3]のいずれか一つに記載のゴム組成物。
[5] [1]~[4]のいずれか一つに記載のゴム組成物の架橋物。
[6] ノニオン系乳化剤の存在下でアクリルモノマーを重合させてアクリルポリマーのラテックスを得る工程と、アクリルポリマーを凝固させ、洗浄して、アクリルゴムを得る工程と、を備え、ラテックス中のノニオン系乳化剤の全質量の0質量%超え70質量%以下が、アクリルポリマーに固定されている、アクリルゴムの製造方法。
[7] ラテックス中のノニオン系乳化剤の全質量が、アクリルポリマーの全質量100質量部に対して6質量部以下である、[6]に記載のアクリルゴムの製造方法。
[8] アクリルゴムが、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、及びアクリル酸アルコキシアルキルエステルからなる群より選ばれる少なくとも1種のモノマー単位を含む、[6]又は[7]に記載のアクリルゴムの製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一側面によれば、アクリルゴムの架橋物の耐水性及び切断時引張強さを両立することができる。
【0010】
本発明の他の一側面によれば、アクリルゴムのトルエン不溶分を低くすることができる。本発明の他の一側面によれば、アクリルゴムの架橋物の耐屈曲疲労性を向上させることができる。本発明の他の一側面によれば、アクリルゴムの架橋物の耐銅害性を向上させることができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
摺動部材
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
東ソー株式会社
加飾フィルム
1か月前
ユニチカ株式会社
ビスマレイミド
28日前
愛知電機株式会社
加熱処理設備
12日前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
25日前
富士フイルム株式会社
組成物
11日前
東レ株式会社
ポリプロピレン系樹脂フィルム
1か月前
株式会社クラベ
耐摩耗性絶縁組成物及び電線
1か月前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
大日精化工業株式会社
樹脂成形品
1か月前
株式会社イーテック
組成物
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物およびタイヤ
1か月前
株式会社大阪ソーダ
圧電デバイス用ポリマー材料
1か月前
東洋紡株式会社
熱収縮性ポリエステル系フィルム
1か月前
株式会社カネカ
メタクリル樹脂組成物
12日前
株式会社信日康
抗菌樹脂、抗菌繊維及びその加工物
7日前
サンユレック株式会社
ポリウレタン樹脂組成物
1か月前
日本化薬株式会社
硬化性樹脂組成物およびその硬化物
12日前
DIC株式会社
樹脂組成物
19日前
株式会社ENEOS NUC
難燃性樹脂組成物
18日前
ZACROS株式会社
樹脂組成物
14日前
信越ポリマー株式会社
アロイ樹脂組成物
27日前
UBE株式会社
エマルジョン組成物
5日前
栗田工業株式会社
解重合性共重合ポリマー
12日前
UBE株式会社
エマルジョン組成物
5日前
栗田工業株式会社
解重合性共重合ポリマー
12日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物
27日前
キヤノン株式会社
成形体及び硬化性組成物
1か月前
栗田工業株式会社
解重合性共重合ポリマー
18日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物およびタイヤ
1か月前
三菱ケミカル株式会社
酸変性ポリエステル系樹脂及び積層体
1か月前
続きを見る
他の特許を見る