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公開番号
2025088800
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203503
出願日
2023-12-01
発明の名称
3Dデータの製造方法、傾斜検出方法、及びプログラム
出願人
デンカ株式会社
代理人
弁理士法人IPX
主分類
G01C
15/00 20060101AFI20250605BHJP(測定;試験)
要約
【課題】水平面上に対象物が配置された3Dデータが得られる3Dデータの製造方法等を提供する。
【解決手段】本発明の一態様によれば、3Dデータの製造方法が提供される。この製造方法は、3つのマーカーを高さが揃うように配置するマーカー配置工程と、3つのマーカーと、対象物とをそれぞれ3Dスキャンする3Dスキャン工程と、3Dスキャンされた3つのマーカーのうち1つのマーカーの座標を中心として、3つのマーカーのZ座標が一致するように、3Dスキャンによって得られた対象物の3Dデータの座標軸を回転させることで、3Dデータの水平方向に対する傾きを修正する修正工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
3Dデータの製造方法であって、
3つのマーカーを高さが揃うように配置するマーカー配置工程と、
前記3つのマーカーと、対象物とをそれぞれ3Dスキャンする3Dスキャン工程と、
3Dスキャンされた前記3つのマーカーのうち1つのマーカーの座標を中心として、前記3つのマーカーのZ座標が一致するように、3Dスキャンによって得られた前記対象物の3Dデータの座標軸を回転させることで、前記3Dデータの水平方向に対する傾きを修正する修正工程と、
を備える、3Dデータの製造方法。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の3Dデータの製造方法において、
前記3つのマーカーは、それぞれチェッカーボードである、3Dデータの製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の3Dデータの製造方法において、
前記マーカー配置工程では、測量機材を用いて、前記3つのマーカーの高さを調整する、3Dデータの製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の3Dデータの製造方法において、
前記測量機材は、オートレベル又はチルチングレベルである、3Dデータの製造方法。
【請求項5】
傾斜検出方法であって、
3つのマーカーを高さが揃うように配置するマーカー配置工程と、
前記3つのマーカーと、対象物とをそれぞれ3Dスキャンする3Dスキャン工程と、
3Dスキャンされた前記3つのマーカーのうち1つのマーカーの座標を中心として、前記3つのマーカーのZ座標が一致するように、3Dスキャンによって得られた前記対象物の3Dデータの座標軸を回転させることで、前記3Dデータの水平方向に対する傾きを修正する修正工程と、
前記修正工程を経た前記3Dデータの水平面又は鉛直面と直交する断面を用いて、水平面又は鉛直面に対する前記対象物の傾斜を検出する検出工程と、
を備える、傾斜検出方法。
【請求項6】
3Dデータの製造に用いられるプログラムであって、
少なくとも1つのプロセッサに以下のステップを実行させ、
修正ステップでは、高さが揃うように配置された状態で3Dスキャンされた3つのマーカーのうち1つのマーカーの座標を中心として、前記3つのマーカーのZ座標が一致するように、3Dスキャンによって得られた対象物の3Dデータの座標軸を回転させることで、前記3Dデータの水平方向に対する傾きを修正する、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、3Dデータの製造方法、傾斜検出方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、構造物を3Dスキャンすることで、構造物の3Dデータ(図面)を取得する方法が周知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-156957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の3Dスキャン方法では、対象物の形状を取得することはできるが、取得した形状の座標軸が水平方向と平行であるとは限らない。そのため、対象物の姿勢(例えば、水平面又は鉛直面に対する傾斜)を正確に評価することができない。また、2点間の距離の測定においては、水平面に平行な水平距離や鉛直面に平行な鉛直距離を正しく評価できない。
【0005】
本発明では上記事情に鑑み、水平面上に対象物が配置された3Dデータが得られる3Dデータの製造方法等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、3Dデータの製造方法が提供される。この製造方法は、3つのマーカーを高さが揃うように配置するマーカー配置工程と、3つのマーカーと、対象物とをそれぞれ3Dスキャンする3Dスキャン工程と、3Dスキャンされた3つのマーカーのうち1つのマーカーの座標を中心として、3つのマーカーのZ座標が一致するように、3Dスキャンによって得られた対象物の3Dデータの座標軸を回転させることで、3Dデータの水平方向に対する傾きを修正する修正工程と、を備える。
【0007】
このような態様によれば、3つのマーカーの座標を用いて、Z軸が水平方向と直交するように3Dデータの座標軸が修正されるため、水平面上に対象物が配置された対象物の3Dデータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本態様の3Dデータの製造方法における3Dデータの作成対象である対象物101の一例を示す模式図である。
本態様の3Dデータの製造方法のフロー図である。
第1マーカー21、第2マーカー22及び第3マーカー23の高さ調整手順の一例を示す模式図である。
第1マーカー21、第2マーカー22及び第3マーカー23の配置の一例を示す模式的な平面図である。
測量機材10の器械誤差Eを説明する模式図である。
測量機材10による第1マーカー21、第2マーカー22及び第3マーカー23の高さ調整の手順を示す模式図である。
3Dスキャナ30の配置の一例を示す模式的な平面図である。
3Dデータの座標軸の回転手順を示す模式図である。
本態様の傾斜検出方法のフロー図である。
対象物101の3Dデータの鉛直断面CS1の一例を示す模式図である。
対象物101の3Dデータの水平断面CS3の一例を示す模式図である。
複数の水平断面CS3の中心PのX-Y座標での分布の一例を示すグラフである。
構造物Kの3Dデータの断面の抽出位置を示す模式図である。
構造物Kの各層の中心位置を東西南北の各方向の変化として表現したグラフである。
南北方向に着目した、実施例2及び比較例2の階層ごとの中心位置の変化量を示すグラフである。
図15において、比較例2のデータの水平線を南側が高くなるように傾斜させて表示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
<対象物101>
図1は、本態様の3Dデータの製造方法における3Dデータの作成対象である対象物101の一例を示す模式図である。対象物101は、例えば、地上に設置された建物、建造物、構造物等である。本態用の3Dデータの製造方法で得られる3Dデータは、3次元座標空間に対象物101を表す点群を配置したものであり、点群の3次元座標情報の集合で構成される。また、対象物101は、本態様の傾斜検出方法における傾斜の検出対象でもある。なお、本態様で得られる3Dデータにおける3次元空間座標は、高さ方向の鉛直軸をZ軸、水平面内で互い直交する2つの水平軸をX軸及びY軸と定義する。
(【0011】以降は省略されています)
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