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公開番号
2025091055
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206023
出願日
2023-12-06
発明の名称
画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06T
7/194 20170101AFI20250611BHJP(計算;計数)
要約
【課題】凝集粒子を形成している一次粒子の形状を高精度に評価する画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】画像処理システム10において、画像取得部11は、複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1原画像を取得し、二値化処理部12は、第1二値化処理を実行して、複数の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第1二値画像を生成し、生成部13は、第1原画像および第1二値画像に基づき、複数の凝集粒子のうち一部の凝集粒子を示す第2原画像であって、該第2原画像の各画素の画素値が、該各画素に対応する該第1原画像の各画素の画素値である、該第2原画像を生成し、二値化処理部12は、第2二値化処理を実行して、一部の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第2二値画像を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサを備え、
前記少なくとも一つのプロセッサが、
複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1原画像を取得し、
前記第1原画像に対して第1二値化処理を実行して、前記複数の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第1二値画像を生成し、
前記第1原画像および前記第1二値画像に基づき、前記複数の凝集粒子のうち一部の前記凝集粒子を示す第2原画像であって、該第2原画像の各画素の画素値が、該第2原画像の該各画素に対応する該第1原画像の各画素の画素値である、該第2原画像を生成し、
前記第2原画像に対して第2二値化処理を実行して、前記一部の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第2二値画像を生成する、
画像処理システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記少なくとも一つのプロセッサが、
混合ガウスモデルに基づいて前記第1二値化処理を実行し、
前記混合ガウスモデルに基づいて前記第2二値化処理を実行する、
請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記少なくとも一つのプロセッサが、
前記第1二値画像から、該第1二値画像の一部であって、前記複数の凝集粒子のうち前記一部の前記凝集粒子を示す部分画像を生成し、
前記部分画像の各画素の画素値を、該部分画像の該各画素に対応する前記第1原画像の各画素の画素値に変換して、前記第2原画像を生成する、
請求項1または2に記載の画像処理システム。
【請求項4】
前記少なくとも一つのプロセッサが、前記複数の凝集粒子のうち一つの前記凝集粒子を前記一部の凝集粒子として示す前記第2原画像を生成する、
請求項1または2に記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記少なくとも一つのプロセッサが、前記第2二値画像における前記一部の凝集粒子のそれぞれについて、該凝集粒子の周囲長に基づき、該凝集粒子を形成している前記複数の一次粒子の平均粒径を算出する、
請求項1または2に記載の画像処理システム。
【請求項6】
前記第1原画像が、走査型電子顕微鏡によって撮像することにより得られる画像である、
請求項1または2に記載の画像処理システム。
【請求項7】
少なくとも一つのプロセッサを備える画像処理システムにより実行される画像処理方法であって、
複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1原画像を取得するステップと、
前記第1原画像に対して第1二値化処理を実行して、前記複数の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第1二値画像を生成するステップと、
前記第1原画像および前記第1二値画像に基づき、前記複数の凝集粒子のうち一部の前記凝集粒子を示す第2原画像であって、該第2原画像の各画素の画素値が、該第2原画像の該各画素に対応する該第1原画像の各画素の画素値である、該第2原画像を生成するステップと、
前記第2原画像に対して第2二値化処理を実行して、前記一部の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第2二値画像を生成するステップと、
を含む画像処理方法。
【請求項8】
複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1原画像を取得するステップと、
前記第1原画像に対して第1二値化処理を実行して、前記複数の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第1二値画像を生成するステップと、
前記第1原画像および前記第1二値画像に基づき、前記複数の凝集粒子のうち一部の前記凝集粒子を示す第2原画像であって、該第2原画像の各画素の画素値が、該第2原画像の該各画素に対応する該第1原画像の各画素の画素値である、該第2原画像を生成するステップと、
前記第2原画像に対して第2二値化処理を実行して、前記一部の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第2二値画像を生成するステップと、
をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の一側面は、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、多孔質二次粒子内の一次粒子の連結度合いを観察画像から評価する手法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-156869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
凝集粒子を形成している一次粒子の形状を高精度に評価する手法が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係る画像処理システムは、少なくとも一つのプロセッサを備える。少なくとも一つのプロセッサは、複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1原画像を取得し、第1原画像に対して第1二値化処理を実行して、複数の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第1二値画像を生成し、第1二値画像から、該第1二値画像の一部であって、複数の凝集粒子のうち一部の凝集粒子を示す部分画像を抽出し、部分画像の各画素の画素値を、該部分画像の該各画素に対応する第1原画像の各画素の画素値に変換して、第2原画像を生成し、第2原画像に対して第2二値化処理を実行して、一部の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第2二値画像を生成する。
【0006】
本開示の一側面に係る画像処理方法は、少なくとも一つのプロセッサを備える画像処理システムにより実行される。この画像処理方法は、複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1原画像を取得するステップと、第1原画像に対して第1二値化処理を実行して、複数の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第1二値画像を生成するステップと、第1原画像および第1二値画像に基づき、複数の凝集粒子のうち一部の凝集粒子を示す第2原画像であって、該第2原画像の各画素の画素値が、該第2原画像の該各画素に対応する該第1原画像の各画素の画素値である、該第2原画像を生成するステップと、第2原画像に対して第2二値化処理を実行して、一部の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第2二値画像を生成するステップと、を含む。
【0007】
本開示の一側面に係る画像処理プログラムは、複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1原画像を取得するステップと、第1原画像に対して第1二値化処理を実行して、複数の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第1二値画像を生成するステップと、第1原画像および第1二値画像に基づき、複数の凝集粒子のうち一部の凝集粒子を示す第2原画像であって、該第2原画像の各画素の画素値が、該第2原画像の該各画素に対応する該第1原画像の各画素の画素値である、該第2原画像を生成するステップと、第2原画像に対して第2二値化処理を実行して、一部の凝集粒子からなる前景領域と該前景領域以外の背景領域とを区別する第2二値画像を生成するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0008】
このような側面においては、複数の凝集粒子を示す第1二値画像が第1二値化処理によって得られる。そして、第1原画像および第1二値画像に基づいて、複数の凝集粒子のうち一部の凝集粒子を示す第2原画像であって、各画素値の画素値が第1原画像の各画素の画素値である該第2原画像が生成される。この第2原画像に対して第2二値化処理が実行されて、該一部の凝集粒子について第2二値画像が生成される。第1二値化処理では、個々の凝集粒子の映り具合が複数の凝集粒子の間で影響し合って、その影響が第1二値画像に反映され得る。一部の凝集粒子に着目して第2二値化処理を行うことで、そのような映り具合の影響が抑制されて該凝集粒子の形状をより正確に特定できる。この第2二値画像を用いることで、一部の凝集粒子を形成している一次粒子の形状を高精度に評価することが可能になる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一側面によれば、凝集粒子を形成している一次粒子の形状を高精度に評価することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像処理システムの機能構成の一例を示す図である。
画像処理システムとして機能し得るコンピュータの一般的なハードウェア構成を示す図である。
画像処理システムでの処理の一例を示すフローチャートである。
第1原画像の一例を示す図である。
第1原画像における画素値のヒストグラムの一例を示す図である。
第1二値化処理の一例を示す図である。
第2原画像の生成方法の一例を示すフローチャートである。
第2原画像の生成方法の一例を示す図である。
補正係数の算出方法の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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