TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025091054
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206022
出願日2023-12-06
発明の名称画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム
出願人デンカ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06T 7/62 20170101AFI20250611BHJP(計算;計数)
要約【課題】凝集粒子を形成している一次粒子の形状の高精度な評価が容易に行える画像処理システム、画像処理方法および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】画像処理システム10において、画像取得部11は、複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1画像を取得し、複数の凝集粒子のうち一部の凝集粒子を示し、第1画像よりも解像度が高い第2画像を取得し、評価部14は、第1画像および第2画像のそれぞれにおける一部の凝集粒子の形状に関する形状パラメータに基づき、補正係数を算出し、補正係数に基づき、第1画像により示される複数の凝集粒子のうち少なくとも一つの凝集粒子について形状パラメータを算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサを備え、
前記少なくとも一つのプロセッサが、
複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1画像を取得し、
前記複数の凝集粒子のうち一部の前記凝集粒子を示し、前記第1画像よりも解像度が高い第2画像を取得し、
前記第1画像および前記第2画像のそれぞれにおける前記一部の凝集粒子の形状に関する形状パラメータに基づき、補正係数を算出し、
前記補正係数に基づき、前記第1画像により示される前記複数の凝集粒子のうち少なくとも一つの凝集粒子について前記形状パラメータを算出する、
画像処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2画像における1画素あたりの長さが、前記第1画像における1画素あたりの長さの0.5倍以下である、
請求項1に記載の画像処理システム。
【請求項3】
前記少なくとも一つのプロセッサが、
前記少なくとも一つの凝集粒子のそれぞれについて、該凝集粒子の周囲長を前記形状パラメータとして算出し、
前記少なくとも一つの凝集粒子のそれぞれについて、該凝集粒子の前記周囲長に基づき、該凝集粒子を形成する前記複数の一次粒子の平均粒径を算出する、
請求項1または2に記載の画像処理システム。
【請求項4】
前記少なくとも一つのプロセッサが、前記第1画像における前記一部の凝集粒子の前記形状パラメータと、前記第2画像における該一部の凝集粒子の該形状パラメータとの間の関係を一次関数で近似し、該一次関数の傾きを前記補正係数として算出する、
請求項1または2に記載の画像処理システム。
【請求項5】
前記第1画像および前記第2画像のそれぞれが、各画素の画素値が二値に変換された二値画像である、
請求項1または2に記載の画像処理システム。
【請求項6】
少なくとも一つのプロセッサを備える画像処理システムにより実行される画像処理方法であって、
複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1画像を取得するステップと、
前記複数の凝集粒子のうち一部の前記凝集粒子を示し、前記第1画像よりも解像度が高い第2画像を取得するステップと、
前記第1画像および前記第2画像のそれぞれにおける前記一部の凝集粒子の形状に関する形状パラメータに基づき、補正係数を算出するステップと、
前記補正係数に基づき、前記第1画像により示される前記複数の凝集粒子のうち少なくとも一つの凝集粒子について前記形状パラメータを算出するステップと、
を含む画像処理方法。
【請求項7】
複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1画像を取得するステップと、
前記複数の凝集粒子のうち一部の前記凝集粒子を示し、前記第1画像よりも解像度が高い第2画像を取得するステップと、
前記第1画像および前記第2画像のそれぞれにおける前記一部の凝集粒子の形状に関する形状パラメータに基づき、補正係数を算出するステップと、
前記補正係数に基づき、前記第1画像により示される前記複数の凝集粒子のうち少なくとも一つの凝集粒子について前記形状パラメータを算出するステップと、
をコンピュータに実行させる画像処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の一側面は、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、多孔質二次粒子内の一次粒子の連結度合いを観察画像から評価する手法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-156869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
凝集粒子を形成している一次粒子の形状の高精度な評価を容易に行う手法が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係る画像処理システムは、少なくとも一つのプロセッサを備える。少なくとも一つのプロセッサは、複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1画像を取得し、複数の凝集粒子のうち一部の凝集粒子を示し、第1画像よりも解像度が高い第2画像を取得し、第1画像および第2画像のそれぞれにおける一部の凝集粒子の形状に関する形状パラメータに基づき、補正係数を算出し、補正係数に基づき、第1画像により示される複数の凝集粒子のうち少なくとも一つの凝集粒子について形状パラメータを算出する。
【0006】
本開示の一側面に係る画像処理方法は、少なくとも一つのプロセッサを備える画像処理システムにより実行される。この画像処理方法は、複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1画像を取得するステップと、複数の凝集粒子のうち一部の凝集粒子を示し、第1画像よりも解像度が高い第2画像を取得するステップと、第1画像および第2画像のそれぞれにおける一部の凝集粒子の形状に関する形状パラメータに基づき、補正係数を算出するステップと、補正係数に基づき、第1画像により示される複数の凝集粒子のうち少なくとも一つの凝集粒子について形状パラメータを算出するステップと、を含む。
【0007】
本開示の一側面に係る画像処理プログラムは、複数の一次粒子が凝集することでそれぞれ形成される複数の凝集粒子を示す第1画像を取得するステップと、複数の凝集粒子のうち一部の凝集粒子を示し、第1画像よりも解像度が高い第2画像を取得するステップと、第1画像および第2画像のそれぞれにおける一部の凝集粒子の形状に関する形状パラメータに基づき、補正係数を算出するステップと、補正係数に基づき、第1画像により示される複数の凝集粒子のうち少なくとも一つの凝集粒子について形状パラメータを算出するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0008】
このような側面においては、解像度が互いに異なる第1画像および第2画像のそれぞれにおける一部の凝集粒子の形状パラメータに基づき、補正係数が算出される。そして、この補正係数に基づき、第1画像における凝集粒子の形状パラメータが算出される。2種類の画像に基づいて得られるその補正係数を用いることで、第1画像における任意の凝集粒子の形状パラメータを高精度に算出できる。その結果、凝集粒子を形成している一次粒子の形状の高精度な評価を容易に行うことが可能になる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一側面によれば、凝集粒子を形成している一次粒子の形状の高精度な評価を容易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像処理システムの機能構成の一例を示す図である。
画像処理システムとして機能し得るコンピュータの一般的なハードウェア構成を示す図である。
画像処理システムでの処理の一例を示すフローチャートである。
第1原画像の一例を示す図である。
第1原画像における画素値のヒストグラムの一例を示す図である。
第1二値化処理の一例を示す図である。
第2原画像の生成方法の一例を示すフローチャートである。
第2原画像の生成方法の一例を示す図である。
補正係数の算出方法の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

デンカ株式会社
エミッタ
3日前
デンカ株式会社
グラウト材料
今日
デンカ株式会社
医療用配管の保持器
3日前
デンカ株式会社
水膨張性止水組成物
26日前
デンカ株式会社
カルシウムアルミネートの製造方法
25日前
デンカ株式会社
樹脂充填板の製造方法、及び、樹脂充填板
1か月前
デンカ株式会社
コンクリート補強工法およびコンクリート構造物
1か月前
デンカ株式会社
コンクリート裏面補強工法およびコンクリート構造物
1か月前
デンカ株式会社
有機酸カルシウム、添加材組成物、及びセメント組成物
27日前
デンカ株式会社
グラウト材料
今日
デンカ株式会社
特定の遺伝子型を有するHLAに結合するエピトープの特定方法
25日前
デンカ株式会社
酸化マグネシウム粉末及びその製造方法、混合粉末、並びに樹脂組成物
1か月前
デンカ株式会社
フッ化物蛍光体粒子、複合体、発光装置およびフッ化物蛍光体の製造方法
11日前
デンカ株式会社
窒化アルミニウム粉末、窒化アルミニウム焼結体、回路基板および接合基板
5日前
デンカ株式会社
チップ、チップの製造方法、及び接着剤組成物
3日前
デンカ株式会社
ゴム組成物、その架橋物、及びアクリルゴムの製造方法
1か月前
デンカ株式会社
正極組成物、正極形成用塗液、正極、電池、導電材、スラリー、正極形成用塗液の製造方法、及び正極の製造方法
19日前
デンカ株式会社
正極組成物、正極形成用塗液、正極、電池、導電材、スラリー、正極形成用塗液の製造方法、及び正極の製造方法
19日前
デンカ株式会社
コンクリート構造物の再アルカリ化処理方法、コンクリート構造物の電気化学的防食工法及びコンクリート構造物
25日前
デンカ株式会社
IgG結合ペプチドを用いたIgG抗体の部位特異的修飾体を用いた免疫測定方法
1か月前
デンカ株式会社
検体の展開を制御し得る、糖鎖抗原を抽出し測定するためのイムノクロマト試験キット
12日前
デンカ株式会社
ブチル系ゴム粘着剤組成物、粘着テープ、屋根用防水シート、便器固定用粘着剤組成物、及び接合体
17日前
個人
対話装置
1か月前
個人
裁判のAI化
18日前
個人
情報処理装置
1か月前
個人
情報処理システム
25日前
個人
記入設定プラグイン
1か月前
個人
検査システム
27日前
個人
情報処理装置
1か月前
個人
介護情報提供システム
4日前
個人
設計支援システム
10日前
個人
プラグインホームページ
2か月前
個人
設計支援システム
10日前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
26日前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
26日前
個人
不動産売買システム
1か月前
続きを見る