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公開番号
2025076643
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-16
出願番号
2023188363
出願日
2023-11-02
発明の名称
リン酸チタン粉体の製造方法
出願人
株式会社フジミインコーポレーテッド
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
C01B
25/37 20060101AFI20250509BHJP(無機化学)
要約
【課題】リン酸チタン粉体中の異物を低減しうる手段を提供する。
【解決手段】原料硫酸チタン溶液と活性炭とを接触させた後に、フィルターでろ過して得られた硫酸チタン溶液と、リン酸溶液とを混合して混合液を調製することを含む、リン酸チタン粉体の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
原料硫酸チタン溶液と活性炭とを接触させた後に、フィルターでろ過して得られた硫酸チタン溶液と、リン酸溶液とを混合して混合液を調製することを含む、リン酸チタン粉体の製造方法。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
原料硫酸チタン溶液と活性炭とを接触させた後に、フィルターでろ過することを含む、硫酸チタン溶液の精製方法。
【請求項3】
前記原料硫酸チタン溶液中のチタン(二酸化チタン換算)に対する前記活性炭の質量比が0.005以上である、請求項2に記載の硫酸チタン溶液の精製方法。
【請求項4】
単位質量当たりの炭素量が0.005質量%以下である、リン酸チタン粉体。
【請求項5】
全有機炭素量が3mg/L以下である、硫酸チタン溶液。
【請求項6】
波長550nmの光線透過率が95%以上である、請求項5に記載の硫酸チタン溶液。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リン酸チタン粉体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
リン酸チタンは、化学式Ti(HPO
4
)
2
・nH
2
O(nは整数)で表される結晶粒子となり得ることが知られている。
【0003】
特許文献1には、チタンとリンとを含有する原料を水熱合成法により反応させて、リン酸チタンの板状結晶粒子からなるリン酸チタン粉体を製造する方法であって、前記原料として、硫酸チタンとリン酸との混合物を用いるリン酸チタン粉体の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/180797号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、チタンとリンとを含有する原料として、硫酸チタンとリン酸との混合物を使用している。硫酸チタンは、チタン含有鉱石を硫酸に溶解し、凝集剤を用いて鉄成分などの不純物を除去することで、硫酸チタン溶液として得ることができる。硫酸チタン溶液には、凝集剤由来の溶存性有機炭素が含まれる。溶存性有機炭素は、リン酸チタン粉体の製造における洗浄(水洗)工程を経ても分離されず、リン酸チタン粉体中の異物として残存する。そのため、リン酸チタン粉体の製造において、リン酸チタン粉体中の異物をさらに低減することが望まれている。
【0006】
したがって、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、リン酸チタン粉体中の異物を除去しうる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を積み重ねた。その結果、原料硫酸チタン溶液と活性炭とを接触させた後に、フィルターでろ過して得られた硫酸チタン溶液と、リン酸溶液とを混合して混合液を調製することを含む、リン酸チタン粉体の製造方法により、上記課題が解決することを見出し、本発明を完成させるに至った。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、リン酸チタン粉体中の異物を低減しうる手段が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
原料硫酸チタン溶液1のXRD測定の結果を示すグラフである。
原料硫酸チタン溶液1の透過率の評価結果を示すグラフである。
原料硫酸チタン溶液1の透過スペクトルを測定した結果を示すグラフである。
原料硫酸チタン溶液1の透過率の評価結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一形態に係る実施の形態を説明する。本発明は、以下の実施形態のみには限定されず、特許請求の範囲内で種々改変することができる。本明細書に記載される実施形態は、任意に組み合わせることにより、他の実施形態とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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