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公開番号2025082839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2024199734
出願日2024-11-15
発明の名称酸化マグネシウム
出願人セトラスホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C01F 5/04 20060101AFI20250522BHJP(無機化学)
要約【課題】本開示は、耐湿性が良好な酸化マグネシウムの提供を目的とする。
【解決手段】本開示の酸化マグネシウムは、ダイン値が45mN/m未満である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ダイン値が45mN/m未満である、酸化マグネシウム。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
比表面積が1.3m

/g以上10m

/g以下である、請求項1に記載の酸化マグネシウム
【請求項3】
平均粒子径が0.5μm以上50μm以下である、請求項1に記載の酸化マグネシウム。
【請求項4】
表面処理層を有し、該表面処理層は、シランカップリング剤を含む表面処理剤を用いて形成される、請求項1に記載の酸化マグネシウム。
【請求項5】
前記シランカップリング剤は、以下の式(1):



-Si-(OR



・・・(1)
[式(1)中、


は、それぞれ独立して、-L

-R

を表し、


は、それぞれ独立して、単結合又は2価の有機基を表し、


は、それぞれ独立して、C
1-30
アルキル基、C
2-30
アルケニル基、C
6-30
芳香族炭化水素基及び-SiR


基からなる群より選ばれる1種を表し、


は、それぞれ独立して、C
1-6
炭化水素基を表し、


は、それぞれ独立して、C
1-4
アルキル基又は水素原子を表し、
nは、1~3の整数を表し、
mは、1~3の整数を表す。]
で表される化合物を含む、請求項4記載の酸化マグネシウム。
【請求項6】
以下の式(2):
TIFF
2025082839000008.tif
17
137
[式(2)中、


は、シランカップリング剤の物質量(mol)を表し、


は、アボガドロ数(mol
-1
)を表し、


は、シランカップリング剤1分子の占有面積(m

)を表し、


は、酸化マグネシウムの添加量(g)を表し、


は、酸化マグネシウムの比表面積(m

・g
-1
)を表す]
で表される値r

が、40%以上500%以下である、請求項4に記載の酸化マグネシウム。
【請求項7】
以下の方法により測定されるトルクが、53N・m以下である、酸化マグネシウム。
[トルクの測定方法]
エチレン-オクテン系ポリオレフィン樹脂を120℃に加熱し、10分間混練した後、エチレン-オクテン系ポリオレフィン樹脂と酸化マグネシウムとの体積比が51:49となるように、該エチレン-オクテン系ポリオレフィン樹脂に酸化マグネシウムを添加し、さらに120℃において15分間混練し、回転速度30rpmの条件でトルク(N・m)を測定する。
【請求項8】
表面処理層を有し、該表面処理層は、シランカップリング剤を含む表面処理剤を用いて形成され、
前記シランカップリング剤は、以下の式(1):



-Si-(OR



・・・(1)
[式(1)中、


は、それぞれ独立して、-L

-R

を表し、


は、それぞれ独立して、単結合又は2価の有機基を表し、


は、それぞれ独立して、C
1-30
アルキル基、C
2-30
アルケニル基、C
6-30
芳香族炭化水素基及び-SiR


基からなる群より選ばれる1種を表し、


は、それぞれ独立して、C
1-6
炭化水素基を表し、


は、それぞれ独立して、C
1-4
アルキル基又は水素原子を表し、
nは、1~3の整数を表し、
mは、1~3の整数を表す。]
で表される化合物を含む、請求項7に記載の酸化マグネシウム。
【請求項9】
以下の方法により測定される粘度が、130Pa・s以下である、酸化マグネシウム。
[粘度の測定方法]
ビスフェノール型エポキシ樹脂と、酸化マグネシウムとを、体積比が70:30となるように混合する。該混合物を、25℃において、1時間、回転数500rpmの条件で撹拌し、樹脂組成物を得る。レオメータを用い、直径25mmのディスポーザブルパラレルプレートと、直径80mmのディスポーザブルカップを用い、温度25℃、ギャップ間距離1mm、測定せん断速度範囲0~20s
-1
、測定時間20秒の条件で粘度(Pa・s)を測定する。
【請求項10】
表面処理層を有し、該表面処理層は、シランカップリング剤を含む表面処理剤を用いて形成され、
前記シランカップリング剤は、以下の式(1):



-Si-(OR



・・・(1)
[式(1)中、


は、それぞれ独立して、-L

-R

を表し、


は、それぞれ独立して、単結合又は2価の有機基を表し、


は、それぞれ独立して、C
1-30
アルキル基、C
2-30
アルケニル基、C
6-30
芳香族炭化水素基及び-SiR


基からなる群より選ばれる1種を表し、


は、それぞれ独立して、C
1-6
炭化水素基を表し、


は、それぞれ独立して、C
1-4
アルキル基又は水素原子を表し、
nは、1~3の整数を表し、
mは、1~3の整数を表す。]
で表される化合物を含む、請求項9に記載の酸化マグネシウム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、酸化マグネシウムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
酸化マグネシウムは、熱伝導性材料、耐熱材料、電気絶縁材料、充填剤、光学材料、研磨材等に用いられ得る。特許文献1には、所定の粒子径及びBET比表面積を有する水酸化マグネシウムを1100~1600℃で焼成し、次いで、2次粒子径20μm以下に粉砕分級する、酸化マグネシウムの製造方法が記載されている。
【0003】
特許文献2には、(C


(2k+1)


-Si-(OC


(2m+1)

(4-n)
[k:6以上、m:2以下、n:1~3]で表される被覆剤を酸化マグネシウムに対して1~10質量%表面被覆した、所定のBET比表面積及び平均2次粒子径を有する酸化マグネシウムである熱伝導性フィラーが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-171928号公報
特開2011-68757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、耐湿性が良好な酸化マグネシウムの提供を目的とする。好ましくは、本開示は、樹脂と混合した場合において、該混合物の粘度の上昇を抑制可能な酸化マグネシウムの提供を目的とする。また、好ましくは、本開示は、樹脂と混合した場合において、該混合物の撹拌時のトルクの上昇を抑制可能な酸化マグネシウムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1実施形態は、ダイン値が45mN/m未満である、酸化マグネシウムを提供する。
【0007】
本開示の第2実施形態では、第1実施形態において、上記酸化マグネシウムの比表面積が1.3m

/g以上10m

/g以下であり得る。
【0008】
本開示の第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態に記載の何れか1つにおいて、上記酸化マグネシウムの平均粒子径が0.5μm以上50μm以下であり得る。
【0009】
本開示の第4実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態に記載の何れか1つにおいて、上記酸化マグネシウムは、表面処理層を有し得る。
上記表面処理層は、シランカップリング剤を含む表面処理剤を用いて形成され得る。
【0010】
本開示の第5実施形態では、第4実施形態に記載の何れか1つにおいて、前記シランカップリング剤は、以下の式(1):



-Si-(OR



・・・(1)
で表される化合物を含み得る。
上記式(1)におけるR

は、それぞれ独立して、-L

-R

を表し得る。
上記式(1)におけるL

は、それぞれ独立して、単結合又は2価の有機基を表し得る。
上記式(1)におけるR

は、それぞれ独立して、C
1-30
アルキル基、C
2-30
アルケニル基、C
6-30
芳香族炭化水素基及び-SiR


基からなる群より選ばれる1種を表し得る。
上記式(1)におけるR

は、それぞれ独立して、C
1-6
炭化水素基を表し得る。
上記式(1)におけるR

は、それぞれ独立して、C
1-4
アルキル基又は水素原子を表し得る。
上記式(1)におけるnは、1~3の整数を表し得る。
上記式(1)におけるmは、1~3の整数を表し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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