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公開番号2025067036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176684
出願日2023-10-12
発明の名称車両用客室
出願人東海旅客鉄道株式会社,エイアンドエフ株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B61D 33/00 20060101AFI20250417BHJP(鉄道)
要約【課題】 利用可能な座席シートの数が過度に減少してしまうことを抑制しつつ、利用客にプライベート空間と同質な空間を提供可能な車両用客室の一例を開示する。
【解決手段】 座席シート10の側面を覆う位置に配置された仕切壁20を備え、座席シート10と仕切壁20とが協働して、当該座席シート10を挟んで前方側と後方側とが仕切られている。これにより、当該客室構造では、利用可能な座席シートの数が過度に減少してしまうことを抑制しつつ、利用客にプライベート空間と同質な空間である簡易個室を提供でき得る。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
座席シートの前後方向が通路の長手方向と一致するように当該座席シートが配置された車両用客室において、
前記座席シートと前記通路とを仕切る仕切壁であって、当該座席シートの側面を覆う位置に配置された仕切壁を備え、
前記座席シートと前記仕切壁とが協働して、当該座席シートを挟んで前方側と後方側とが仕切られている車両用客室。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記座席シートは、
着席者の臀部を支持するシートクッション、
着席者の背部を支持するシートバックであって、前記シートクッションに対して揺動可能なシートバック、及び
前記シートバックの背面を覆うバックシェルを有して構成されており、
前記バックシェルと前記仕切壁とが協働して、前記座席シートを挟んで前方側と後方側とが仕切られている請求項1に記載の車両用客室。
【請求項3】
前記通路の長手方向と直交する仮想の鉛直面に投影された前記バックシェルの一部と当該鉛直面に投影された前記仕切壁の一部とが重なっている請求項2に記載の車両用客室。
【請求項4】
仮想の水平面に投影された前記バックシェルの右側面、背面及び左側面は、連続した円弧を描いており、
さらに、前記仕切壁のうち前記バックシェルの側面に対向する部位は、円弧状に湾曲して通路側に窪んでいる請求項3に記載の車両用客室。
【請求項5】
前記座席シートは、仮想の鉛直軸線を中心に回転可能である請求項4に記載の車両用客室。
【請求項6】
前記通路の長手方向と平行な方向にスライド変位可能なスライドドアを備えており、
前記仕切壁には、前記スライドドアを収納する収納部が設けられている請求項5に記載の車両用客室。
【請求項7】
前記通路を挟んで車両幅方向一方側及び他方側に前記座席シート及び前記仕切壁が設けられており、
さらに、車両幅方向において、互いに対向する2つの前記仕切壁の上方側を繋ぐ繋ぎ部を備える請求項6に記載の車両用客室。
【請求項8】
座席シートの前後方向が通路の長手方向と一致するように当該座席シートが配置された車両用客室において、
前記座席シートと前記通路とを仕切る仕切壁であって、当該座席シートの側面を覆う位置に配置された仕切壁を備え、
前記通路を挟んで車両幅方向一方側及び他方側に前記座席シート及び前記仕切壁が設けられており、
さらに、車両幅方向において、互いに対向する2つの前記仕切壁の上方側を繋ぐ繋ぎ部を備える車両用客室。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、座席シートが設けられた車両用客室に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載の航空機の客室では、座席シートの前後方向が通路の長手方向と交差するように配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-545653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鉄道用車両等の車両では、車両の進行方向と座席シートの前後方向とが一致していることが望ましい。また、近年、個室等のプライベート空間を望む利用客が増加している。
しかし、鉄道車両は進行方向により車両の前後が入れ替わるため、客室を進行方向と座席シートの前後方向を一致させる機構を設けた個室とするためには大きな区画が必要になり、利用可能な座席シートの数が減少してしまうため、利用料金が高額になってしまう可能性がある。
【0005】
本開示は、上記点に鑑み、利用可能な座席シートの数が過度に減少してしまうことを抑制しつつ、利用客にプライベート空間と同質な空間を提供可能な車両用客室の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
座席シート(10)の前後方向が通路(2)の長手方向と一致するように当該座席シート(10)が配置された車両用客室は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
【0007】
すなわち、当該構成要件は、座席シート(10)と通路(2)とを仕切る仕切壁(20)であって、当該座席シート(10)の側面を覆う位置に配置された仕切壁(20)を備え、座席シート(10)と仕切壁(20)とが協働して、当該座席シート(10)を挟んで前方側と後方側とが仕切られていることである。
【0008】
これにより、当該車両用客室では、利用可能な座席シートの数が過度に減少してしまうことを抑制しつつ、利用客にプライベート空間と同質な空間を提供でき得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る客室構造の上面図である。
第1実施形態に係る客室構造の立面図である。
第1実施形態に係る簡易個室の斜視図である。
第1実施形態に係る簡易個室の上面図である。
第1実施形態に係る簡易個室の立面図である。
第1実施形態に係る客室構造の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の「発明の実施形態」は、本開示の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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