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公開番号2025066833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2025013613,2022571532
出願日2025-01-30,2021-12-22
発明の名称車両
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人弁理士法人タス・マイスター
主分類B62J 6/022 20200101AFI20250416BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】機器設置スペースを効率的に利用し、車両の大型化を防止又は抑制しつつレーザ光源を採用可能とするリーン車両又はストラドルドビークルを提供する。
【解決手段】1個又は複数個のレーザ発光態様変換部材70、並びに1つの共用レーザドライバ基板54のうち、少なくとも一つは、ボディ内被覆領域80内に少なくとも部分的に設けられ、ボディ内被覆領域80は、平面視において、燃料タンク、燃料タンクを模した形状を有するダミータンク、フートボード、又はシート24のいずれか一つの部材の下であり且つ当該一つの部材と重なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
リーン車両又は鞍乗型車両である車両であって、
前記車両は、
複数の車輪を支持する車体と、
車外から被視認可能であるように設けられた複数の発光部と、
前記複数の発光部に共通する1つの光源としてレーザ光を出力するように構成された1個又は複数個のレーザ光源素子と、
出力された前記レーザ光を1個又は複数個の分岐部を介して前記複数の発光部の各々へ伝達するレーザ光経路の少なくとも一部を構成する光ファイバケーブルと、
前記複数の発光部に対して前記1つの光源としてレーザ光を出力するように前記1個又は複数個のレーザ光源素子を共通で制御する1つのドライバ回路を有する1つの共用レーザドライバ基板と、
前記複数の発光部のうち、一部の発光部を、残りの発光部と異なる発光態様で発光させるように、前記レーザ光の伝達方向において前記1個又は複数個の分岐部のうち最上流に位置する最上流分岐部よりも下流又は前記最上流分岐部に設けられる1個又は複数個のレーザ発光態様変換部材と
を備え、
前記1個又は複数個のレーザ発光態様変換部材、並びに前記1つの共用レーザドライバ基板のうち、少なくとも一つは、ボディ内被覆領域内に少なくとも部分的に設けられ、前記ボディ内被覆領域は、平面視において、燃料タンク、燃料タンクを模した形状を有するダミータンク、フートボード、及びシートのいずれか一つの部材の下であり且つ前記一つの部材と重なる
ことを特徴とする車両。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両であって、
前記発光態様の違いは、前記発光部の色、及び、前記発光部の明るさが変化するタイミング、の少なくとも一つの違いである
ことを特徴とする車両。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の車両であって、
前記1個又は複数個のレーザ発光態様変換部材は、前記一部の発光部を、前記残りの発光部と異なる発光態様で発光させる分岐部ではない
ことを特徴とする車両。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1に記載の車両であって、
前記1個又は複数個のレーザ発光態様変換部材は、前記発光部の色を変える色変換部材、及び/又は前記発光部の明るさを変更するための光量変換部材である
ことを特徴とする車両。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1に記載の車両であって、
前記1個又は複数個のレーザ発光態様変換部材は、前記レーザ光経路、前記発光部、又は外部経路のいずれかに設けられ、前記外部経路は、前記発光部が発する光が前記発光部から車外に至るまでの経路である
ことを特徴とする車両。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1に記載の車両であって、
前記レーザ光経路は、複数個の前記分岐部を含み、
前記1個又は複数個のレーザ発光態様変換部材の少なくとも一部は、前記最上流分岐部と前記最上流分岐部の下流に位置する一つの分岐部との間、又は前記一つの分岐部に設けられる
ことを特徴とする車両。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1に記載の車両であって、
前記レーザ光経路は、複数個の前記分岐部を含み、
前記複数個の分岐部は、前記最上流分岐部と、前記レーザ光の伝達方向において前記複数個の分岐部のうち最下流に位置する最下流分岐部とを含み、
前記1個又は複数個のレーザ発光態様変換部材の少なくとも一部は、前記最下流分岐部と前記最下流分岐部の下流に位置する発光部との間、又は、前記最下流分岐部に設けられる
ことを特徴とする車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リーン車両又は鞍乗型車両である車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、レーザ光を利用した灯火器装置を有する車両が示されている。特許文献1の車両は鞍乗型車両である。また、特許文献1の鞍乗型車両は、左右へリーンする。
【0003】
灯火器装置は、レーザ光源と、レーザ光源から所望の位置まで導光する導光部と、導光部の先端に設けられて導光部からの光を車両周囲に照射する複数の発光部とを備える。複数の発光部の中には、発光態様が互いに異なる発光部が含まれている。
【0004】
レーザ光源は、一体の装置として、複数の発光部に光を供給する複数のレーザ素子を有している。複数のレーザ素子を異なる発光態様で発光させるために、複数のドライブ回路が必要となる。レーザ光源は、側面視におけるシートとスイングアームとの間に設けられている。これにより、比較的重量の大きいレーザ光源を車体重心に近づけることができる。車体重心に近づくようにマスの集中化を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-144573号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、リーン車両又は鞍乗型車両である車両における機器設置スペースを効率的に利用し、車両の大型化を防止又は抑制しつつレーザ光源を採用可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上述の目的を達成するために以下の検討を行った。
【0008】
リーン車両は、旋回などの動作を行う際に、乗員の体重移動を必要とする。鞍乗型車両は、乗員がシートに跨った状態で走行する。そのため、リーン車両又は鞍乗型車両である車両は、キャビンを有する一般的な四輪車と比べて、車幅が小さいように構成されている。一般的に、リーン車両又は鞍乗型車両である車両には、機動性・軽快性・簡便性が要求される。従って、リーン車両又は鞍乗型車両である車両に対する小型化及び軽量化の要求は非常に高い。ボディ内の部材は、密に配置されている。特に、リーン車両又は鞍乗型車両である車両においては、燃料タンクやシートの下では、部材が密に配置される。さらに、ダミータンクを有する車種では、ダミータンクの下において部材が密に配置される場合がある。また、フートボードを有する車種(例えば、スクータ)においては、フートボードの下において部材が密に配置される場合もある。
【0009】
上述のように、特許文献1の車両では、複数のレーザ素子及び複数のドライブ回路がユニット化されており、それにより、車両の重心近傍へのマスの集中が図られている。これは、重量に着目した工夫であるが、結果として、別の問題、即ちレーザ光源の大型化の問題を招来している。上述のように、ボディ内の部材は密に配置されているので、大型化されたレーザ光源を設置するために、まとまった比較的大きなスペースを空けることは容易ではない。そのため、部材が密に配置される空間内に、大型化されたレーザ光源を設置すると、設置スペースのロスが生じたり、レーザ光源の周囲の部材のレイアウトに影響を及ぼしたりする可能性がある。結果的に、ボディ内における各部材の配置自由度が低下する。
【0010】
本発明者らは、上述の事項について検討を行い、複数のレーザ素子の発光態様を同じにすることによりドライバ回路を共通化しつつ、発光部の発光態様を変化させる部材を、別途、異なる位置に設置することに想到した。本発明者らは、これにより、レーザ光源を小型化でき、リーン車両又は鞍乗型車両である車両における機器設置スペースを効率的に利用できることを見出し、本発明を完成させた。本発明は、リーン車両又は鞍乗型車両である車両の大型化を防止又は抑制しつつ、複数の発光部を異なる発光態様で発光させるようにレーザ光源を採用できる。本発明は、以下の構成を採用する。
(【0011】以降は省略されています)

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