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公開番号2025066509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176168
出願日2023-10-11
発明の名称シート搬送装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 5/00 20060101AFI20250416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】上ベルト411の幅方向の長さが長くなっても、クリーニング性能が低下することを抑制できる構成を提供する。
【解決手段】シートの幅方向に関して、クリーニングローラ801、802が上ベルト411と接触している部分の長さをW1、W2、最大サイズのシートの長さをWLとした場合に、W1<WL、且つ、W2<WLを満たす。また、クリーニングローラ801、802は、上ベルト411の回転方向に関して互いにずれた位置に配置され、且つ、クリーニングローラ801の幅方向の一部とクリーニングローラ802の幅方向の一部とが上ベルト411の回転方向に関してオーバーラップするように、幅方向に関して互いにずれた位置に配置されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
第1回転体と、
前記第1回転体との間で画像が形成されたシートを挟持搬送するニップ部を形成する第2回転体と、
前記第1回転体の表面に接触して表面の付着物をクリーニングする第1クリーニング部材及び第2クリーニング部材と、を備え、
前記ニップ部におけるシートの搬送方向と交差するシートの幅方向に関して、前記第1クリーニング部材が前記第1回転体と接触している部分の長さをW1、前記第2クリーニング部材が前記第1回転体と接触している部分の長さをW2、前記ニップ部で搬送される最大サイズのシートの長さをWLとした場合に、W1<WL、且つ、W2<WLを満たし、
前記第1クリーニング部材と前記第2クリーニング部材は、前記第1回転体の回転方向に関して互いにずれた位置に配置され、且つ、前記第1クリーニング部材の前記幅方向の一部と前記第2クリーニング部材の前記幅方向の一部とが前記第1回転体の回転方向に関してオーバーラップするように、前記幅方向に関して互いにずれた位置に配置されている
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1クリーニング部材の前記幅方向の一部と前記第2クリーニング部材の前記幅方向の一部とがオーバーラップしている領域の前記幅方向の長さをW3、前記ニップ部で搬送される最小サイズのシートの前記幅方向の長さをWSとした場合に、W3>WSを満たす
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記第1クリーニング部材の前記幅方向の一部と前記第2クリーニング部材の前記幅方向の一部とがオーバーラップしている領域の前記幅方向の長さをW3とした場合に、(W1+W2)-W3>WLを満たす
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記第1クリーニング部材及び前記第2クリーニング部材は、ローラである
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記第1回転体の表面に接触して表面の付着物をクリーニングする第3クリーニング部材を更に備え、
前記第3クリーニング部材が前記第1回転体と接触している部分の前記幅方向の長さをW4とした場合に、W4<WLを満たし、
前記第3クリーニング部材は、前記第1クリーニング部材と前記第2クリーニング部材に対して、前記第1回転体の回転方向に関してずれた位置に配置され、且つ、前記第3クリーニング部材の前記幅方向の一部と、前記第1クリーニング部材の前記幅方向のうち、前記第2クリーニング部材とオーバーラップしていない一部とが、前記第1回転体の回転方向に関してオーバーラップするように、前記第1クリーニング部材に対して前記幅方向に関してずれた位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記第1クリーニング部材の前記幅方向の一部と前記第2クリーニング部材の前記幅方向の一部とがオーバーラップしている領域の前記幅方向の長さをW5、前記第1クリーニング部材の前記幅方向の一部と前記第3クリーニング部材の前記幅方向の一部とがオーバーラップしている領域の前記幅方向の長さをW6とした場合に、(W1+W2+W3)-(W5+W6)>WLを満たす
ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記ニップ部で搬送される最小サイズのシートの前記幅方向の長さをWSとした場合に、W1>WSを満たす
ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記第1クリーニング部材、前記第2クリーニング部材及び前記第3クリーニング部材は、幅方向の一部で全てのクリーニング部材が前記第1回転体の回転方向に関してオーバーラップしている
ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記第3クリーニング部材は、ローラである
ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
前記第1回転体は、複数の第1張架部材に張架された無端状の第1ベルトであり、
前記第2回転体は、複数の第2張架部材に張架された無端状の第2ベルトである
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一対の回転体によりシートを挟持搬送する構成において、回転体に接触して回転体をクリーニングする2つのクリーニング部材を備えた構成が記載されている。2つのクリーニング部材は、表層の離型性が異なる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-74756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、回転体に2つのクリーニング部材を接触させて回転体をクリーニングする構成であっても、装置の対応シートサイズが大きくなり、回転体の幅方向の長さが長くなると、2つのクリーニング部材の幅方向の長さも長くなる。このため、2つのクリーニング部材がそれぞれ撓んで回転体の幅方向中央部のクリーニング性能が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、回転体の幅方向の長さが長くなっても、クリーニング性能が低下することを抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、第1回転体と、前記第1回転体との間で画像が形成されたシートを挟持搬送するニップ部を形成する第2回転体と、前記第1回転体の表面に接触して表面の付着物をクリーニングする第1クリーニング部材及び第2クリーニング部材と、を備え、前記ニップ部におけるシートの搬送方向と交差するシートの幅方向に関して、前記第1クリーニング部材が前記第1回転体と接触している部分の長さをW1、前記第2クリーニング部材が前記第1回転体と接触している部分の長さをW2、前記ニップ部で搬送される最大サイズのシートの長さをWLとした場合に、W1<WL、且つ、W2<WLを満たし、前記第1クリーニング部材と前記第2クリーニング部材は、前記第1回転体の回転方向に関して互いにずれた位置に配置され、且つ、前記第1クリーニング部材の前記幅方向の一部と前記第2クリーニング部材の前記幅方向の一部とが前記第1回転体の回転方向に関してオーバーラップするように、前記幅方向に関して互いにずれた位置に配置されていることを特徴とするシート搬送装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、回転体の幅方向の長さが長くなっても、クリーニング性能が低下することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態の画像形成システムを示す概略構成断面図。
第1の実施形態に係る定着モジュールを示す概略構成断面図。
第1の実施形態に係る定着ベルトユニットを示す概略構成断面図。
第1の実施形態に係る定着ベルトユニットのステアリング部の構成を示す斜視図。
第1の実施形態に係るベルトとエッジセンサの関係を示す平面図。
第1の実施形態に係る上ベルトユニットにおけるクリーニングローラユニットの配置を示す斜視図。
第1の実施形態に係る上ベルトユニットにおけるクリーニングローラユニットの取付け部分を拡大して示す斜視図。
第1の実施形態に係るクリーニングローラユニットの斜視図。
第1の実施形態に係るクリーニングローラユニットを、図8とは反対側から見た斜視図。
第1の実施形態に係る上ベルトユニットにおけるクリーニングローラの配置を示す斜視図。
第1の実施形態の別例に係る上ベルトユニットにおけるクリーニングローラの配置を示す平面図。
第2の実施形態に係る上ベルトユニットにおけるクリーニングローラの配置を示す平面図。
第2の実施形態の別例に係る上ベルトユニットにおけるクリーニングローラの配置を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図11を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成システムの概略構成について、図1を用いて説明する。
【0010】
[画像形成システム]
本実施形態の画像形成装置としての画像形成システム1は、インクを吐出してシートに画像を形成するインクジェット記録方式を用いており、反応液とインクとの2液を用いてシートにインク像を形成する、所謂枚葉式のインクジェット記録装置である。シートは、例えば普通紙や厚紙等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等のプラスチックフィルム、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート、並びに布など、インクを受容可能な記録材であればよい。
(【0011】以降は省略されています)

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