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公開番号2025066344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023175876
出願日2023-10-11
発明の名称船舶
出願人住友重機械マリンエンジニアリング株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B63H 9/02 20060101AFI20250416BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】風力推進部を備える船舶に対して適切な航路を取得することができる船舶を提供できる。
【解決手段】船舶1は、風力によって得られる推力値を取得する推力値取得部53を備える。従って、船舶1は、推力値取得部53によって、船舶が各方向へ進行する場合における推力値を取得することができる。船舶1は、所望の方向へ進むときに発生する抵抗力に関し、波向や波長などの影響を受ける。これに対し、船舶1は、波による船舶1に対する抵抗値を取得する抵抗値取得部54を備える。船舶1は、抵抗値取得部54によって、船舶1が各方向へ進行する場合に受ける抵抗値を取得することができる。また、船舶1は、取得された推力値、及び取得された抵抗値に基づいて、船舶の進行方向を取得する進行方向取得部56を備える。従って、進行方向取得部56は、風による推力値、及び波による抵抗値を総合的に判断して、進行方向を取得することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
風力によって船体を推進させる風力推進部を備える船舶であって、
前記風力によって得られる推力値を取得する推力値取得部と、
波による前記船舶に対する抵抗値を取得する抵抗値取得部と、
取得された前記推力値、及び取得された前記抵抗値に基づいて、船舶の進行方向を取得する進行方向取得部と、を備える、船舶。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記抵抗値取得部は、前記船舶に対する出会い波周期に基づいて、前記抵抗値を取得する、請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記抵抗値取得部は、前記船舶に対する出会い波角度に基づいて、前記抵抗値を取得する、請求項1に記載の船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の船舶として、特許文献1に記載されたものが知られている。この船舶は、運航し得るエリアにおける過去の気象・海象データを取得し、最適な航路を演算している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-134089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述の船舶では、風が強いエリアを回避するなどによって燃費のよい航路を提案するが、風力を用いて推進する船舶においては、必ずしもそのような航路が適しているとは限らない。従って、風力推進部を備える船舶において、適切な航路を取得することができる船舶が求められている。
【0005】
そこで、本発明は、風力推進部を備える船舶に対して適切な航路を取得することができる船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る船舶は、風力によって船体を推進させる風力推進部を備える船舶であって、風力によって得られる推力値を取得する推力値取得部と、波による船舶に対する抵抗値を取得する抵抗値取得部と、取得された推力値、及び取得された抵抗値に基づいて、船舶の進行方向を取得する進行方向取得部と、を備える。
【0007】
本発明に係る船舶は、風力によって船体を推進させる風力推進部を備える。従って、船舶は、所望の方向へ進むための推力に関し、風向や風速などの影響を受ける。これに対し、船舶は、風力によって得られる推力値を取得する推力値取得部を備える。従って、船舶は、推力値取得部によって、船舶が各方向へ進行する場合における推力値を取得することができる。また、船舶は、所望の方向へ進むときに発生する抵抗力に関し、波向や出会い波周期などの影響を受ける。これに対し、船舶は、波による船舶に対する抵抗値を取得する抵抗値取得部を備える。従って、船舶は、抵抗値取得部によって、船舶が各方向へ進行する場合に受ける抵抗力を示す抵抗値を取得することができる。また、船舶は、取得された推力値、及び取得された抵抗値に基づいて、船舶の進行方向を取得する進行方向取得部を備える。従って、進行方向取得部は、風による推力値、及び波による抵抗値を総合的に判断して、進行方向を取得することができる。以上より、風力推進部を備える船舶に対して適切な航路を取得することができる。
【0008】
抵抗値取得部は、船舶に対する出会い波周期に基づいて、抵抗値を取得してよい。出会い波周期が大きい場合と小さい場合とでは、波が船舶に衝突する際に生じる抵抗力が異なる。従って、抵抗値取得部が、出会い波周期に基づくことで、抵抗値の推定結果の精度を向上できる。
【0009】
抵抗値取得部は、船舶に対する出会い波角度に基づいて、抵抗値を取得してよい。出会い波の波角度が大きい場合と小さい場合とでは、船舶に接触するときの出会い波周期が異なるので、生じる抵抗力も異なる。従って、抵抗値取得部が、出会い波角度に基づくことで、抵抗値の推定結果の精度を向上できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、風力推進部を備える船舶に対して適切な航路を取得することができる船舶を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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