TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025066046
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2024124476
出願日
2024-07-31
発明の名称
振動型アクチュエータ、及びそれを有する移動体、移動体制御システムならびに真空装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02N
2/04 20060101AFI20250415BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】 本発明は、宇宙空間や真空装置などの真空環境において、耐摩耗性を向上させ、安定駆動が可能な振動型アクチュエータを提供することを目的とする。
【解決手段】 矩形の弾性体と電気-機械エネルギー変換素子を備えた振動体と、前記弾性体と接する接触体と、を備え、前記振動体の振動により前記接触体と前記振動体とが相対的に移動する振動型アクチュエータであって、弾性体は、平板部と、頭頂部および壁部とを備える突出部とが一体に形成されているとともに、前記頭頂部が前記壁部によって両端又は全周を支持されており、前記頭頂部に前記接触体と接するよう前記弾性体とは別の摩擦材が設けられ、前記摩擦材は球体または円柱であり、前記摩擦材が前記頭頂部に形成された斜面に対して支持されていることを特徴とする振動型アクチュエータを提供する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
矩形の弾性体と電気-機械エネルギー変換素子を備えた振動体と、前記弾性体と接する接触体と、を備え、
前記振動体の振動により前記接触体と前記振動体とが相対的に移動する振動型アクチュエータであって、
前記弾性体は、平板部と、頭頂部および壁部とを備える突出部と、が形成されているとともに、前記頭頂部が前記壁部によって両端又は全周を支持されており、
前記頭頂部に前記接触体と接するよう前記弾性体とは別の摩擦部材が設けられ、
前記摩擦部材は球体または円柱であり、
前記摩擦部材が前記頭頂部に形成された斜面に対して支持されていることを特徴とする振動型アクチュエータ。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記頭頂部が円板であり、前記壁部が頭頂部の外周を支持する円筒であることを特徴とする請求項1に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項3】
前記摩擦部材は曲面の一部が切断された平面である摩擦面が形成され、前記摩擦面で前記接触体と接触することを特徴とする請求項1に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項4】
矩形の弾性体と電気-機械エネルギー変換素子を備えた振動体と、前記弾性体と接する接触体と、を備え、
前記振動体の振動により前記接触体と前記振動体とが相対的に移動する振動型アクチュエータであって、
前記弾性体は、平板部と中空の突出部が形成されているとともに、前記突出部の頭頂部に前記接触体と接するよう前記弾性体とは別の摩擦部材が設けられており、
前記摩擦部材は球体または円柱であり、
前記摩擦部材は、非金属の無機材料を含み、
前記弾性体よりも前記摩擦部材のビッカース硬さが大きいことを特徴とする振動型アクチュエータ。
【請求項5】
前記弾性体と比べて前記摩擦部材のビッカース硬さが2倍以上であることを特徴とする請求項4に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項6】
前記摩擦部材よりも前記接触体のビッカース硬さが大きいことを特徴とする請求項4に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項7】
前記弾性体が非磁性材料を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項8】
前記非磁性材料は、アルミニウム合金、真鍮、オーステナイト系ステレンス鋼、のうちから選ばれる少なくとも1つの材料を含むことを特徴とする請求項7に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項9】
前記非金属の無機材料は、セラミック、超硬合金、ガラス、サーメットの材料群から選ばれる少なくとも一種を含む請求項4に記載の振動型アクチュエータ。
【請求項10】
前記頭頂部および前記壁部を備える突出部が一体に形成されている請求項1または4に記載の振動型アクチュエータ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動型アクチュエータ及びそれを有する移動体に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
振動型アクチュエータは低速・高推力などの特徴から、一眼レフカメラの撮影レンズにおけるオートフォーカスの駆動用アクチュエータとして実用化されており、近年は、特殊環境下で使用される機器への適用も期待されている。例えば、宇宙空間で使用される人工衛星、製造や分析などに用いられる真空装置への適用であり、これらの機器では特殊環境である真空中でアクチュエータが動作する必要がある。
【0003】
特許文献1には、矩形の弾性体の表面に2つの突出部が設けられ、突出部の先端に弾性体とは別に、摩擦部材として樹脂が含侵されたステンレス焼結体が配された構造の振動体を備えたリニアタイプの振動型アクチュエータが開示されている。上記の振動型アクチュエータは、突出部の先端に接触体を加圧接触させ、電気-機械エネルギー変換素子に所定の交流電圧を印可することで2つの面外曲げ振動モードを励起させるものである。そして励起した振動によって、突出部の先端に生じた楕円運動と摩擦力によって振動体と接触体を相対的に移動させることができる。
【0004】
特許文献1の振動型アクチュエータは、宇宙空間や真空装置などの真空環境において、振動体と接触体との摩擦面に生じる摩擦熱の真空中への熱拡散性が著しく低いため、摩擦熱が留まってしまう。さらには、酸素と水分がほぼ存在しない真空中では上記摩擦面に保護層として機能する金属酸化被膜が形成されず、摩擦面の凝着が発生するおそれがあった。そのため、振動体の摩擦面の多量摩耗が生じ、摩擦特性が劣化することで駆動性能が低下するおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6938218号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、宇宙空間や真空装置などの真空環境においても、十分な耐摩耗性をもち、安定駆動が可能な振動型アクチュエータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の課題を解決するため、
矩形の弾性体と電気-機械エネルギー変換素子を備えた振動体と、前記弾性体と接する接触体と、を備え、
前記振動体の振動により前記接触体と前記振動体とが相対的に移動する振動型アクチュエータであって、
前記弾性体は、平板部と、頭頂部および壁部とを備える突出部とが形成されるとともに、前記頭頂部が前記壁部によって両端又は全周を支持されており、
前記頭頂部に前記接触体と接するよう前記弾性体とは別の摩擦部材が設けられ、
前記摩擦部材は球体または円柱であり、
前記摩擦部材が前記頭頂部に形成された斜面に対して支持されていることを特徴とする振動型アクチュエータを提供する。
【発明の効果】
【0008】
上記発明により、宇宙空間や真空装置などの真空環境における耐摩耗性を向上させ、安定駆動が可能な振動型アクチュエータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例1に係る振動型アクチュエータの概略構成を示す斜視図である。
図1における振動型アクチュエータを分解して示す斜視図である。
図1における振動体と保持部材の構成を示す斜視図である。
図3における振動体と保持部材を分解して示す斜視図である。
図1における振動型アクチュエータの振動体に励起させる振動モードを説明するための斜視図である。
図3における振動体を示す断面図である。
図3における振動体の一部を示す断面図である。
図3における振動体の一部を分解して示す断面図である。
図3における振動体の一部を分解して示す断面図である。
実施例1に係る振動体の第1の変形例の一部を示す断面図である。
実施例1に係る振動体の第2の変形例の一部を示す断面図である。
実施例1に係る振動体の第3の変形例の一部を示す断面図である。
実施例1に係る振動体の第4の変形例を示す斜視図である。
図13における振動体の一部を示す断面図である。
図13における振動体の一部を示す断面図である。
振動型アクチュエータを搭載した機体を備える移動体を示す模式図である。
振動型アクチュエータを搭載した真空装置を示した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
定着装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
培養装置
6日前
キヤノン株式会社
培養装置
6日前
キヤノン株式会社
培養装置
6日前
キヤノン株式会社
プログラム
1日前
キヤノン株式会社
プログラム
1日前
キヤノン株式会社
プログラム
1日前
キヤノン株式会社
培養システム
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
培養システム
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
シート搬送装置
6日前
キヤノン株式会社
シート接着装置
今日
キヤノン株式会社
シート搬送装置
今日
キヤノン株式会社
シート搬送装置
6日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
1日前
キヤノン株式会社
シート積載装置
6日前
キヤノン株式会社
ドラムカートリッジ
今日
キヤノン株式会社
電子機器、遮光装置
1日前
キヤノン株式会社
分離装置及び分離方法
6日前
キヤノン株式会社
電源装置、画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
インクジェット記録方法
6日前
キヤノン株式会社
インクジェット記録方法
6日前
キヤノン株式会社
制御方法及び情報処理装置
1日前
キヤノン株式会社
記録装置、記録装置の制御方法
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置及びカートリッジ
6日前
続きを見る
他の特許を見る