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公開番号
2025064693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174629
出願日
2023-10-06
発明の名称
記録装置、記録装置の制御方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250410BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 往方向における記録走査と復方向における記録走査との間や色間における記録位置ずれが発生した場合であっても画質低下を好適に抑制するための技術を提供すること。
【解決手段】 往路走査および復路走査を繰り返して記録媒体にドットを形成する記録装置は、往路走査で形成するドットパターンの第1データおよび復路走査で形成するドットパターンの第2データを生成する。該生成では、往路走査および復路走査のそれぞれにおいて形成されるドットパターンが、空間周波数特性としてブルーノイズ特性またはグリーンノイズ特性のいずれかを有するように第1データおよび第2データを生成する。また、該生成では、往路走査で形成するドットパターンと復路走査で形成するドットパターンとを色間で異ならせる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
往路走査および復路走査を繰り返して記録媒体にドットを形成する記録装置であって、
往路走査で形成するドットパターンの第1データおよび復路走査で形成するドットパターンの第2データを生成する生成手段を備え、
前記生成手段は、前記往路走査および前記復路走査のそれぞれにおいて形成されるドットパターンが、空間周波数特性としてブルーノイズ特性またはグリーンノイズ特性のいずれかを有するように前記第1データおよび前記第2データを生成し、
前記生成手段は、前記往路走査で形成するドットパターンと前記復路走査で形成するドットパターンとを色間で異ならせる
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記生成手段は、空間周波数特性としてブルーノイズ特性またはグリーンノイズ特性のいずれかを有する2つのディザパターンを用いて合成ディザパターンを生成し、入力画像において第1色の階調データと関連する第2色の階調データと該合成ディザパターンとに基づいて、該入力画像における該第1色の量子化処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記生成手段は、前記第2色の階調データが示す階調値の合計値と前記合成ディザパターンの閾値との差分を用いて前記入力画像における前記第1色の量子化処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記生成手段は、前記2つのディザパターンの閾値を配置して前記合成ディザパターンを生成し、前記量子化処理の結果から前記第1データおよび前記第2データを取得するためのパターンは、色間で異なることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記生成手段は、前記2つのディザパターンの閾値を配置して前記合成ディザパターンを生成し、前記量子化処理の結果から前記第1データおよび前記第2データを取得するためのパターンは、色間で反転していることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項6】
さらに、
前記パターンを設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項7】
往路走査および復路走査を繰り返して記録媒体にドットを形成する記録装置の制御方法であって、
前記記録装置の生成手段が、往路走査で形成するドットパターンの第1データおよび復路走査で形成するドットパターンの第2データを生成する生成工程を備え、
前記生成工程では、前記往路走査および前記復路走査のそれぞれにおいて形成されるドットパターンが、空間周波数特性としてブルーノイズ特性またはグリーンノイズ特性のいずれかを有するように前記第1データおよび前記第2データを生成し、
前記生成工程では、前記往路走査で形成するドットパターンと前記復路走査で形成するドットパターンとを色間で異ならせる
ことを特徴とする記録装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、往路走査および復路走査を繰り返して記録媒体にドットを形成する記録技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
インクを吐出する複数の吐出口を配列した吐出口列を有する記録ヘッドを記録媒体上で移動させながらインクの吐出を行う記録走査と、記録媒体の搬送と、を繰り返し行うことで、該記録媒体上に画像の記録を行う記録装置において、単位領域に対する複数回の走査を行うことによって画像を記録する、いわゆるマルチパス記録方式が知られている。このようなマルチパス記録方式では、一般に記録する画像に対応する多値データを量子化して量子化データを生成し、更に量子化データを複数回の走査に分配することで記録に用いる記録データを生成する。
【0003】
特許文献1には量子化パターンで生成された画像を複数回の走査に分配した結果として、往方向で記録される画像と復方向で記録される画像のそれぞれの分散性を高くすることで往復の記録位置ずれが生じた際の画質劣化を低減することができるとの記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-15359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に示される構成では、色間の量子化データの生成については述べられておらず、特に粒状性を考慮した色間の記録画素を排他的に配置する際の色間の記録位置ずれによって生じる画質劣化について、その低減手法が示されていなかった。
【0006】
本発明では、往方向における記録走査と復方向における記録走査との間や色間における記録位置ずれが発生した場合であっても画質低下を好適に抑制するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一様態は、往路走査および復路走査を繰り返して記録媒体にドットを形成する記録装置であって、往路走査で形成するドットパターンの第1データおよび復路走査で形成するドットパターンの第2データを生成する生成手段を備え、前記生成手段は、前記往路走査および前記復路走査のそれぞれにおいて形成されるドットパターンが、空間周波数特性としてブルーノイズ特性またはグリーンノイズ特性のいずれかを有するように前記第1データおよび前記第2データを生成し、前記生成手段は、前記往路走査で形成するドットパターンと前記復路走査で形成するドットパターンとを色間で異ならせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の構成によれば、往方向における記録走査と復方向における記録走査との間や色間における記録位置ずれが発生した場合であっても画質低下を好適に抑制するための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
インクジェット記録装置の外観例を示す外観斜視図。
記録装置の内部のキャリッジ記録媒体搬送方向の断面図。
記録ヘッド3の構成例を示す図。
記録装置におけるハードウェア構成例を示すブロック図。
(a)は量子化パターン60の構成例を示す模式図、(b)は量子化パターン60におけるある領域60aの拡大図。
(a)は量子化入力画像401を示す図、(b)は分割パターン402a、402bを示す図、(c)は第1記録データ403を示す図、(d)は第2記録データ404を示す図。
ディザパターンを作成する方法を説明した図。
(a)は記録装置において色間処理を行うための機能構成例を示すブロック図、(b)は(a)の各機能部における動作のフローチャート、(c)は記録装置による記録データの生成に係る全体処理のフローチャート。
「インクを吐出する」と判断される閾値の範囲を示す図。
記録データの一例を示す図。
記録位置ずれによる画質変化を説明するための図。
記録データと記録位置ずれによる画質変化を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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