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公開番号
2025065921
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175458
出願日
2023-10-10
発明の名称
樹脂組成物および成形体
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08L
67/00 20060101AFI20250415BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】ポリエステル樹脂とポリオレフィン樹脂との相溶性を改善する。
【解決手段】ポリエステル樹脂(A)、ポリオレフィン樹脂(B)および相容化剤(C)を含む樹脂組成物であって、相容化剤(C)が第1の重合体部分と第2の重合体部分とを有する重合体であって、第1の重合体部分が第2の重合体部分を構成する構成単位とは異なる構成単位を有し、第2の重合体部分が(メタ)アクリレート単量体由来の構成単位を有している。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエステル樹脂(A)、ポリオレフィン樹脂(B)および相容化剤(C)を含む樹脂組成物であって、
前記相容化剤(C)が第1の重合体部分と、第2の重合体部分とを有する重合体であって、
前記第1の重合体部分が、前記第2の重合体部分を構成する構成単位とは異なる構成単位を有し、
前記第2の重合体部分が、(メタ)アクリレート単量体由来の構成単位を有している、樹脂組成物。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記第1の重合体部分がポリエステル系重合体により構成される、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記第2の重合体部分100質量部に対する、前記(メタ)アクリレート単量体由来の構成単位の含有量が、5質量部以上である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記相容化剤(C)がコアシェル構造を有し、前記第1の重合体部分が前記コアシェル構造のシェル部分を構成し、前記第2の重合体部分が前記コアシェル構造のコア部分を構成する、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項5】
前記相容化剤(C)における前記第1の重合体部分の含有量が、前記第1の重合体部分と前記第2の重合体部分との合計100質量部に対して、20質量部以上70質量部以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
前記相容化剤(C)が、前記第1の重合体部分を構成する重合体の存在下で、前記第2の重合体部分を構成する単量体成分を乳化重合させることにより得られる、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項7】
前記ポリエステル樹脂(A)と前記ポリオレフィン樹脂(B)との合計100質量部に対し、前記相容化剤(C)が0.1質量部以上20質量部以下である、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項8】
請求項1~7の何れか1項に記載の樹脂組成物を含む成形体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物および成形体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数の樹脂を混合し、単一樹脂では得られない機能の発現または性能の向上を図る試みが行われている。しかしながら、多くの樹脂種の組み合わせは非相溶を示すため、複合化させることでの性能または機能は、単一樹脂時のそれらより低下することもしばしばである。そこで、複数樹脂種の相溶性を改善するために、相容化剤を添加することが行われている。
【0003】
特許文献1には、熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂およびオレフィン(共)重合体と芳香族ビニル系(共)重合体とのブロック共重合体を含有する熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物が開示されている。また、特許文献2には、芳香族ビニル系樹脂と、熱可塑性樹脂と、ビニル系樹脂部およびポリエステル樹脂部の共重合体とを配合してなる樹脂組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-107925号公報
特開平10-219074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のブロック共重合体は、ポリエステル樹脂とポリオレフィン樹脂との相容化剤としての機能に改善の余地がある。また、特許文献2に記載の共重合体は、ポリエステル樹脂とポリオレフィン樹脂との相溶性に対する効果が不明である。
【0006】
本発明の一態様は、ポリエステル樹脂とポリオレフィン樹脂との相溶性を改善できる樹脂組成物等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る樹脂組成物は、ポリエステル樹脂(A)、ポリオレフィン樹脂(B)および相容化剤(C)を含む樹脂組成物であって、前記相容化剤(C)が第1の重合体部分と、第2の重合体部分とを有する重合体であって、前記第1の重合体部分が、前記第2の重合体部分を構成する構成単位とは異なる構成単位を有し、前記第2の重合体部分が、(メタ)アクリレート単量体由来の構成単位を有している。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様により、ポリエステル樹脂とポリオレフィン樹脂との相溶性を改善できる樹脂組成物等を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一態様について詳細に説明する。本明細書において数値範囲を示す「A~B」は、特記しない限りは「A以上B以下」を意図する。なお、以下に説明するのは本発明の一態様であり、本発明は下記の構成に限定されるものではない。
【0010】
本発明の一態様に係る樹脂組成物は、ポリエステル樹脂(A)、ポリオレフィン樹脂(B)および相容化剤(C)を含む樹脂組成物である。相容化剤(C)は、第1の重合体部分と、第2の重合体部分とを有している。第1の重合体部分は、第2の重合体部分を構成する構成単位とは異なる構成単位を有している。第2の重合体部分は、(メタ)アクリレート単量体由来の構成単位を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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