TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025065716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175107
出願日2023-10-10
発明の名称画像処理装置、記録装置、画像処理方法、記録方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250415BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】色インクおよび蛍光インクで記録された画像が、観察角度に応じて欠陥が生じているような画像となること。
【解決手段】
蛍光成分を含む蛍光インクと、蛍光成分を含まない色インクと、色材を含まないクリアインクとを用いて記録媒体に画像の記録を行う記録装置に出力するデータを生成する画像処理装置は、前記記録装置にインクを付与させるための記録データを画像のデータに基づき生成する生成手段と、前記記録データを出力する出力手段と、を有し、前記生成手段は、前記蛍光インクが付与された領域と前記色インクが付与された領域との観察角度による明るさの変化する度合いの差が小さくなるように前記記録装置に前記クリアインクを記録媒体に付与させる前記記録データを生成する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
蛍光成分を含む蛍光インクと、蛍光成分を含まない色インクと、色材を含まないクリアインクとを用いて記録媒体に画像の記録を行う記録装置に出力するデータを生成する画像処理装置であって、
前記記録装置にインクを付与させるための記録データを画像のデータに基づき生成する生成手段と、
前記記録データを出力する出力手段と、を有し、
前記生成手段は、前記蛍光インクが付与された領域と前記色インクが付与された領域との観察角度による明るさの変化する度合いの差が小さくなるように前記記録装置に前記クリアインクを記録媒体に付与させる前記記録データを生成する
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記クリアインクは、第1のクリアインクと、前記第1のクリアインクより等方性が大きい第2のクリアインクとで構成されており、
前記生成手段は、
前記蛍光インクが付与された領域には前記第1のクリアインクが付与され、前記色インクが付与された領域には前記第2のクリアインクが付与されるように前記記録データを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第2のクリアインクは、前記蛍光インクおよび前記色インクより等方性が大きいクリアインクである
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第1のクリアインクは、前記蛍光インクおよび前記色インクより等方性が小さいクリアインクである
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記クリアインクは、前記蛍光インクおよび前記色インクよりの等方性の小さいクリアインクであり、
前記生成手段は、
前記蛍光インクが付与された領域には、前記蛍光インクが付与されていない領域よりも、前記クリアインクが多く付与されるように前記記録データを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記クリアインクは、前記蛍光インクおよび前記色インクよりも、等方性の大きいクリアインクであり、
前記生成手段は、
前記色インクが付与された領域には、前記色インクが付与されていない領域よりも、前記クリアインクが多く付与されるように前記記録データを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記生成手段は、
前記蛍光インクと前記クリアインクとの等方性の大きさの差である第1の値と、前記色インクと前記クリアインクとの等方性の大きさの差である第2の値とを比較して、
前記第1の値が前記第2の値よりも大きい場合は、前記蛍光インクが付与された領域に、前記蛍光インクが付与されない領域よりも、前記クリアインクが多く付与されるように前記記録データを生成し、
前記第2の値が前記第1の値よりも大きい場合は、前記色インクが付与された領域に、前記色インクが付与されない領域よりも、前記クリアインクが多く付与されるように前記記録データを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記画像のデータは、画素値が前記色インクに対応する値である第1の画像データと、画素値が前記蛍光インクに対応する値である第2の画像データとで構成されており、前記色インクが付与される領域には、前記蛍光インクが付与されないように各画素の画素値が保持されている
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
画素ごとの前記色インクおよび前記蛍光インクのインク量を前記画像のデータに基づき決定する第1のインク量決定手段と、
前記色インクおよび前記蛍光インクのインク量に基づき、画素ごとの前記クリアインクのインク量を決定する第2のインク量決定手段と、をさらに有し、
前記生成手段は、決定された夫々のインクのインク量に基づき前記記録データを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
目標となる等方性の大きさを決定する決定手段をさらに有し、
前記第2のインク量決定手段は、前記画像の等方性の大きさが、前記目標となる等方性の大きさとなるように前記クリアインクのインク量を決定する
ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録ヘッドを走査させながら記録媒体にインクを吐出して画像を記録する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
蛍光成分を用いたインク(以下、「蛍光インク」と記す)は鮮やかに発色するため、ポスターおよびPOPなどの掲示物、食品や飲料製品の包装などの印刷に用いられている。
【0003】
特許文献1には、蛍光インクを用いて蛍光強度に優れた画像を記録することが可能なインクジェット記録方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-8112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
記録装置において一般的に使用されるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)等の減法混色インクである色インクは、特定波長の光を吸収する色材を含み、吸収されなかった光を反射または透過することで発色する。一方、蛍光インクに含まれる蛍光成分は、励起光を吸収し基底状態から励起状態となり再び基底状態に戻る過程で発光するため、入射光の方向にはあまり依存せずほぼ全方位に均一に発光する。
【0006】
このような色インクおよび蛍光インクは、観察角度により明るさが変化する特性(以降、「偏角特性」とも記す)が異なる場合がある。偏角特性が異なると、観察角度によって、色インクで記録された領域と蛍光インクで記録された領域との明るさの差が生じてしまう。この場合、色インクと蛍光インクで画像を記録して生成された印刷物は、観察角度によっては、カラーバランスが崩れるなど欠陥が生じているような画像として観察されてしまうことがある。
【0007】
本開示は、色インクおよび蛍光インクで記録された画像が、観察角度に応じて欠陥が生じているような画像となることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の画像処理装置は、蛍光成分を含む蛍光インクと、蛍光成分を含まない色インクと、色材を含まないクリアインクとを用いて記録媒体に画像の記録を行う記録装置に出力するデータを生成する画像処理装置であって、前記記録装置にインクを付与させるための記録データを画像のデータに基づき生成する生成手段と、前記記録データを出力する出力手段と、を有し、前記生成手段は、前記蛍光インクが付与された領域と前記色インクが付与された領域との観察角度による明るさの変化する度合いの差が小さくなるように前記記録装置に前記クリアインクを記録媒体に付与させる前記記録データを生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示の技術によれば、色インクおよび蛍光インクで記録された画像が、観察角度に応じて欠陥が生じているような画像となることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
印刷システムの構成を示す図。
記録装置の構成を示す図。
記録ヘッドが走査することによって画像を記録する動作を説明する図。
面積階調法により制御された画像の表現を表す模式図。
インクの特性を説明するため図る。
蛍光インクおよび色インクの偏角特性を示す図。
偏角特性を模式的に表したものである。
偏角特性の違いによる画像欠陥の例を説明するための図。
記録装置によって得られるサンプルの測定結果を表す図。
各インクの偏角特性または各インクの組み合わせの偏角特性を表す模式図。
画像処理装置の機能構成を示す図。
記録データを生成する処理の流れを示すフローチャート。
画像処理装置の機能構成を示す図。
記録データを生成する処理の流れを示すフローチャート。
サンプルの比Rの値および偏角特性を表す図。
画像処理装置の機能構成を示す図。
記録データを生成する処理の流れを示すフローチャート。
目標偏角特性の決定に用いられるLUTの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
定着装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
培養装置
6日前
キヤノン株式会社
培養装置
6日前
キヤノン株式会社
培養装置
6日前
キヤノン株式会社
プログラム
1日前
キヤノン株式会社
プログラム
1日前
キヤノン株式会社
プログラム
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
培養システム
6日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
培養システム
6日前
キヤノン株式会社
シート搬送装置
今日
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド
1日前
キヤノン株式会社
シート接着装置
今日
キヤノン株式会社
シート搬送装置
6日前
キヤノン株式会社
シート搬送装置
6日前
キヤノン株式会社
シート積載装置
6日前
キヤノン株式会社
電子機器、遮光装置
1日前
キヤノン株式会社
ドラムカートリッジ
今日
キヤノン株式会社
分離装置及び分離方法
6日前
キヤノン株式会社
インクジェット記録方法
6日前
キヤノン株式会社
電源装置、画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
インクジェット記録方法
6日前
キヤノン株式会社
制御方法及び情報処理装置
1日前
続きを見る