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公開番号2025065698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175083
出願日2023-10-10
発明の名称画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類H04N 1/48 20060101AFI20250415BHJP(電気通信技術)
要約【課題】蛍光色材によりマーキングされた原稿をスキャンして得られた読み取り画像から、蛍光色材に由来する色成分を適切に低減すること。
【解決手段】
主制御部は、読み取りユニットにより原稿のスキャンを行い、スキャンRGB画像を取得し、取得したスキャンRGB画像から蛍光色材の色を推定し、推定された色の蛍光色材により生じる蛍光発光光の波長領域を特定する。主制御部は、同様に原稿のスキャンを行い、特定した蛍光発光光の波長領域における蛍光発光量を画素値として有する蛍光発光画像を取得する。画像処理部は、取得された蛍光発光画像からスキャンRGB画像の各画素値における蛍光吸光量を推定する。画像処理部は、検出または算出されたチャンネル毎の蛍光発光量および蛍光吸光量に基づき、スキャンRGB画像の蛍光色材に由来する色成分を低減するように補正し、元の原稿の発色に近い補正済みスキャンRGB画像を生成する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
蛍光色材でマーキングされた原稿を読み取って得られた、各画素が複数の色成分を有する画素値からなる読み取り画像を取得する第1取得手段と、
前記原稿からの前記マーキングされた部分からの発光光を読み取って得られた蛍光発光量を表す蛍光発光画像を取得する第2取得手段と、
前記蛍光発光画像に基づき前記蛍光色材に由来する色成分を低減するよう前記読み取り画像を補正する補正手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記補正手段は、前記蛍光発光画像に基づき、前記読み取り画像における蛍光吸光量を推定し、前記蛍光発光画像及び前記蛍光吸光量に基づき前記読み取り画像を補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記補正手段は、前記蛍光発光量とそれに対応する蛍光吸光量とを対応付けた蛍光情報に基づき前記蛍光吸光量を推定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記補正手段は、前記複数の色成分から、前記蛍光発光量及び前記蛍光吸光量に応じた値を減算する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記第2取得手段は、前記読み取り画像において前記蛍光色材の色を特定し、特定した色に対応する波長領域の発光光を読み取る、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記発光光は、前記特定した色と異なる波長領域の光を前記原稿に照射したときに読み取られる、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記発光光は、前記特定した色よりも短波長の光を前記原稿に照射したときに読み取られる、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記補正手段は、蛍光色材のみの単色領域における蛍光吸光量に基づき、蛍光色材と非蛍光色材とが混在する二次色領域における蛍光吸光量を推定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記補正手段は、前記蛍光吸光量が第1閾値以上である領域を前記単色領域とし、前記蛍光吸光量が前記第1閾値未満かつ前記第1閾値より小さい第2閾値以上である領域を前記二次色領域とする、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記補正手段は、前記単色領域における蛍光吸光量と、蛍光色材のみの単色領域における蛍光発光量に対する蛍光色材と非蛍光色材とが混在する二次色領域における蛍光発光量の減少量とに基づき、前記二次色領域における蛍光吸光量を推定する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スキャナで読み取って得られた読み取り画像を処理するための画像処理技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、文書内の特定の領域を目立たせるために、印刷物に蛍光ペンや赤ペンなどでマーキングする手法はよく使われている。一方で、マーキングすることで原稿を改変することになるため、その後、原稿をマーキング前の状態に戻したい場合もある。そのような場合には、原稿をスキャナで読み取って、読み取り画像からマーキングに使用された色を除去する方法がある。
【0003】
特許文献1では、原稿を読み取る際、ユーザが除去したい色を指定すると、指定された色に基づいて、除去すべき色の色相範囲を設定し、設定された色相の範囲に基づいて原稿の読み取り画像から指定の色の周辺領域を除去する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-72402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の技術では、全波長領域にわたって平坦な受光感度を有するセンサを備え、原稿に照射した光の波長をセンサで検出した光の波長として認識するスキャナを用いると、蛍光ペンに由来する色成分を適切に低減することができない。蛍光ペンに用いられる蛍光色材では、照射された光のうち特定の波長の光を吸収し、吸収した光とは異なる波長の光を発光するという発光現象が起きる。そのため、蛍光ペンでマーキングされた原稿を上記構成のスキャナで読み取ると、スキャナは蛍光色材からの発光光の色を蛍光色材が吸収した光の色と誤認する。その結果、特許文献1のように指定された色に基づき除去すべき色の色相範囲を設定しても、誤認された蛍光ペンに由来する色成分は低減されない。
【0006】
そこで本発明は、蛍光色材によりマーキングされた原稿をスキャンして得られた読み取り画像から、蛍光色材に由来する色成分を適切に低減することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、画像処理装置であって、蛍光色材でマーキングされた原稿を読み取って得られた、各画素が複数の色成分を有する画素値からなる読み取り画像を取得する第1取得手段と、前記原稿からの前記マーキングされた部分からの発光光を読み取って得られた蛍光発光量を表す蛍光発光画像を取得する第2取得手段と、前記蛍光発光画像に基づき前記蛍光色材に由来する色成分を低減するよう前記読み取り画像を補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、蛍光色材によりマーキングされた原稿をスキャンして得られた読み取り画像から、蛍光色材に由来する色成分を適切に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像処理装置の一例であるマルチファンクションプリンタ(MFP)装置の制御の構成の説明図
MFP装置及びインクジェット記録装置の説明図
読み取り装置の説明図
蛍光ピンク色材の励起と発光を説明する図
読み取り信号値を説明する図
本発明における画像処理を示すフローチャート
第1の実施形態における画像処理を行うための機能ブロック図
本発明における蛍光吸光量の推定方法を説明する図
第2の実施形態における紙面上の色材塗布状態を説明する図
第2の実施形態における画像処理を行うための機能のブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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