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公開番号
2025065395
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2025019370,2021557183
出願日
2025-02-07,2020-03-25
発明の名称
グリニャール反応における微量元素の影響
出願人
ベーアーエスエフ・エスエー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
251/16 20060101AFI20250410BHJP(有機化学)
要約
【課題】グリニャール条件下で4-ブロモアニソールから塩化シアヌルを用いてDICATを調製する、改善された方法の提供。
【解決手段】4-ブロモアニソールをマグネシウムと反応させること、及び得られたグリニャール試薬を塩化シアヌルと反応させることを含み、マグネシウムが、不純物として追加的な金属をマグネシウムの総重量に基づいて0.027重量%未満の量で含む、方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式Iの化合物を調製する方法であって、
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2025065395000011.jpg
24
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(i)4-ブロモアニソールをマグネシウムと反応させてグリニャール試薬を得るステップ、及び
(ii)ステップ(i)で得られたグリニャール試薬を式(II)の化合物と反応させるステップ
を含み、
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2025065395000012.jpg
25
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ステップ(i)のマグネシウムが、不純物として追加的な金属をマグネシウムの総重量に基づいて0.027重量%未満の量で含む、
方法。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
マグネシウムが、追加的な金属をマグネシウムの総重量に基づいて0.02重量%未満の量で含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
追加的な金属が、アルミニウム、マンガン、ケイ素、鉄、銅、及びカルシウムからなる群から選択される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
マグネシウムが、純マグネシウムの総重量に基づいて0.35重量%未満の量で酸化マグネシウムを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
マグネシウムが、純マグネシウムの総重量に基づいて99.6重量%超の量で金属マグネシウムを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
マグネシウムが、削り状、粉末状、又はフレーク状で供給される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
式Iの化合物が少なくとも95%の収率で得られる、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
ステップ(i)及び/又はステップ(ii)の溶媒が、非プロトン性溶媒、好ましくはエーテル又はアミン溶媒であり、溶媒が、特に好ましくは、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、トリメチルアミン、及び1,4-ジオキサンからなる群から選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
溶媒が、ジエチルエーテル又はテトラヒドロフランである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
ステップ(i)の反応温度が、35℃~80℃の範囲内、好ましくは40℃~75℃の範囲内である、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、2,4-ジクロロ-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン(DICAT)を調製する、改善された方法であって、4-ブロモアニソールをマグネシウムと反応させること、及び得られたグリニャール試薬を塩化シアヌルと反応させることを含み、マグネシウムが、不純物として追加的な金属をマグネシウムの総重量に基づいて0.027重量%未満の量で含む、方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
DICATは、以下の化学式を有する紫外線吸収剤Tinosorb(登録商標)S(2,2'-[6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジイル]ビス{5-[(2-エチルヘキシル)オキシ]フェノール}、アニソトリアジン、ビス-エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、又はベモトリジノール;CAS番号187393-00-6としても公知である)を調製するための出発物質となるDIOPATを調製するための中間体化合物である。
【0003】
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54
170
Tinosorb(登録商標)Sは、UVB及びUVA線を吸収する広帯域の紫外線吸収剤である。よって、Tinosorb(登録商標)Sは、日焼け止め組成物及び化粧品用途に重要な成分である。
【0004】
DIOPATへの1つの可能な合成経路は2ステップによって行われ、4-ブロモアニソール及び塩化シアヌルから出発して、グリニャール条件下で中間体DICATを形成する。第2の合成ステップでは、DICATをフリーデル-クラフツ反応でレゾルシノールと反応させてDIOPATを形成する。以下に、4-ブロモアニソール及び塩化シアヌルから出発するDIOPATへの合成経路を図示する。図中、パラメーターa)Mg、b)塩化シアヌル、及びc)レゾルシノール、AlCl
3
が通常適用される。
【0005】
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2025065395000002.jpg
46
170
【0006】
Tinosorb(登録商標)Sへの合成を完了させるために、第3のステップ、DIOPATの塩化イソオクチルによるアルキル化が行われる。以下に、Tinosorb(登録商標)Sへの反応を図示する。図中、パラメーターa)塩化イソオクチル及び塩基が通常適用される。
【0007】
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49
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【0008】
DIOPATの調製に関して、DICATを調製する方法は、合成のステップ1において困難を伴う。特に、4-ブロモアニソールをグリニャール条件下で塩化シアヌルと反応させる第1のステップを改善する必要性が存在する。ブロモアニソール化合物は、非プロトン性溶媒中でマグネシウムと反応して、いわゆるグリニャール試薬を形成する。
【0009】
グリニャール試薬は、高反応性の有機マグネシウム化合物である。部分的に負に帯電した炭素原子のために、グリニャール試薬は、新たな炭素-炭素結合を形成するのに使用することができる多用途のツールである。今回の場合では、グリニャール試薬は塩化シアヌルで求核攻撃を受け、その結果、マグネシウムに結合した炭素原子がヘタリール環と結合を形成し、それによって塩素原子と置き換わる。
【0010】
しかし、副生成物の形成が観察されており、反応の収率は、商業的方法には不十分である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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