TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025065276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2025017060,2020204118
出願日2025-02-04,2020-12-09
発明の名称露光ヘッドを備える画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20250410BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 ドラムユニットとフロントカバーの間に回収トナー容器が配置されている構成においては、回収トナー容器が、フロントカバーの開閉に連動した露光ヘッドの移動を阻害してしまう。また、これを防ごうとすると、回収トナー容器の形状が制約を受け、回収トナー容器の容量を減少させる必要が生じ得る。
【解決手段】 回収トナー容器の装着に連動して複数の露光ヘッドそれぞれを感光ドラムよりも下方である第1の位置から感光ドラムを露光する位置である第2の位置に移動させ、回収トナー容器の取り外しに連動して複数の露光ヘッドを第2の位置から第1の位置に移動させる移動機構を設けた。
【選択図】 図17
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置であって、
回転駆動され、トナー像が形成される感光ドラムと、前記感光ドラム上のトナー像を清掃する清掃部材と、を含む複数のドラムユニットであって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成するためのドラムユニットを含み、鉛直方向と交差する方向に各感光ドラムの回転軸線が並列するように並び、各感光ドラムの回転軸線方向に沿って移動することによって前記画像形成装置に着脱可能な複数のドラムユニットと、
前記複数の感光ドラムの回転軸線の延長線上に配置され、前記複数のドラムユニットを前記画像形成装置に対して着脱するために開閉されるフロントカバーと、
複数の前記感光ドラムそれぞれに対応して設けられ、各感光ドラムに静電潜像を形成するために対応する前記感光ドラムを露光する複数の露光ヘッドであって、対応する前記感光ドラムよりも下方である第1の位置と、前記第1の位置よりも上方かつ対応する前記感光ドラムと前記第1の位置との間であって前記感光ドラムを露光する位置である第2の位置との間を移動可能な複数の露光ヘッドと、
前記清掃部材によって清掃されたトナーを回収する回収トナー容器であって、前記フロントカバーが開くことによって前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記複数のドラムユニット各々の少なくとも一部を覆うように装着される回収トナー容器と、
前記回収トナー容器の前記画像形成装置への装着に連動して前記複数の露光ヘッドそれぞれを前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、前記回収トナー容器の取り外しに連動して前記複数の露光ヘッドを前記第2の位置から前記第1の位置に移動させる移動機構と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記移動機構は、前記複数の露光ヘッドそれぞれに対応して設けられ、各感光ドラムの回転軸線方向に沿って前記ドラムユニットの装着方向もしくは取り外し方向にスライド移動可能な複数のスライダーであって、前記画像形成装置に対する前記回収トナー容器の着脱に連動してスライド移動する複数のスライダーを備え、
各露光ヘッドは、対応するスライダーが前記装着方向もしくは前記取り外し方向へスライド移動することに連動して前記第1の位置から前記第2の位置へ移動し、対応するスライダーが前記スライド移動の方向とは反対方向に移動することに連動して前記第2の位置から前記第1の位置へ移動する、ことを特徴する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記移動機構は、回動する回動リンクであって、一端側が前記回収トナー容器に押圧されることによって回動する回動リンクを備え、
前記回動リンクは前記回動をして他端側が前記スライダーを前記スライド移動の方向に移動させる、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記回動リンクのうち、前記回動リンクの回動中心から前記回収トナー容器に押圧される箇所までの距離は、前記回動リンクの回動中心から前記スライダーと当接する箇所までの距離よりも長い、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記回収トナー容器の前記画像形成装置への装着に連動して前記トナー容器が前記スライダーを前記スライド移動の方向へ押圧する、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記スライダーを前記反対方向に向けて付勢するバネを備えることを特徴とする請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記移動機構は、
回転して前記露光ヘッドを前記第1の位置と前記第2の位置とに移動させる偏心カムと、
前記偏心カムの回転軸線に交差する方向を回転軸として回転する傘歯ギアと、を備え、
前記回収トナー容器の前記画像形成装置への装着に連動して前記傘歯ギアが回転し、当該回転によって前記偏心カムが回転する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記複数の感光ドラムそれぞれに対応して設けられ、前記複数の感光ドラムに形成された静電潜像をトナーによって現像する複数の現像装置を有することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記ドラムユニットは、前記感光ドラムに形成された静電潜像をトナーによって現像する現像器を含むプロセスカートリッジであることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記複数の感光ドラムからトナー像が転写される複数の転写部が下方を向くように張架された中間転写ベルトを有し、当該中間転写ベルトに転写されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感光体を露光する露光位置と露光位置よりも感光体から離れた離間位置とに移動可能な露光ヘッドを備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、露光ヘッドを使用して感光ドラムを露光し、潜像形成を行う方式が知られている。ここで、露光ヘッドには、例えばLED(Light Emitting Diode)や有機EL(Organic Electro Luminescence)などが用いられる。露光ヘッドは、感光ドラムの長手方向に配列された発光素子列と、発光素子列からの光を感光ドラム上に結像させるレンズアレイと、から構成されている。このような露光ヘッドを使用したプリンタでは、レーザビームを回転多面鏡によって偏向されたレーザビームによって感光ドラムを走査するレーザ走査方式のプリンタと比べて、使用する部品数が少ないため、装置の小型化や低コスト化が見込める。
【0003】
上述した露光ヘッドを使用する構成には、レンズアレイの特性上、感光ドラムとレンズアレイとの距離が非常に近接するという特徴がある。そのため、消耗品である感光ドラムの交換作業時に、例えば感光ドラムとレンズアレイとが接触してしまう可能性がある。そこで、露光ヘッドを、露光位置と露光位置よりも感光ドラムから離れた離間位置とに移動させる昇降機構を設ける構成が知られている(特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1には、露光ヘッドおよび露光ヘッドを露光位置と離間位置とに移動させる昇降機構を有する露光ユニットを設けた画像形成装置が開示されている。また、この画像形成装置は、感光ドラムを有するドラムユニット備える。ユーザやサービスマン等の作業者はドラムユニットを感光ドラムの回転軸線方向に沿って移動させ、画像形成装置に対して着脱することができる。画像形成装置の手前側には、開閉するフロントカバーが設けられており、作業者は、このフロントカバーを開いた状態でドラムユニットの装着・取り外しを行う。
【0005】
さらに、露光ヘッドは、フロントカバーの開閉に連動して、離間位置と露光位置とを移動する。フロントカバーが開いた状態のとき露光ヘッドは離間位置に位置し、フロントカバーが閉じた状態のとき露光ヘッドは露光位置に位置する。
【0006】
ところで、画像形成装置には、感光ドラム上に残留したトナーを清掃する清掃部材を備えるものがある。清掃部材によって清掃された残留トナーは回収トナー容器に回収され、蓄積される。回収トナー容器は回収した残留トナーが一定量蓄積される度に作業者によって交換される。回収トナー容器は、画像形成装置本体の横幅を小サイズ化することなどを目的として、ドラムユニットとフロントカバーとの間に配置されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-134370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、ドラムユニットとフロントカバーの間に回収トナー容器が配置されている構成においては、回収トナー容器が、フロントカバーの開閉に連動した露光ヘッドの移動を阻害してしまう。また、これを防ごうとすると、回収トナー容器の形状が制約を受け、回収トナー容器の容量を減少させる必要が生じ得る。
【課題を解決するための手段】
【0009】
画像形成装置は、回転駆動され、トナー像が形成される感光ドラムと、前記感光ドラム上のトナー像を清掃する清掃部材と、を含む複数のドラムユニットであって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成するためのドラムユニットを含み、鉛直方向と交差する方向に各感光ドラムの回転軸線が並列するように並び、各感光ドラムの回転軸線方向に沿って移動することによって前記画像形成装置に着脱可能な複数のドラムユニットと、前記複数の感光ドラムの回転軸線の延長線上に配置され、前記複数のドラムユニットを前記画像形成装置に対して着脱するために開閉されるフロントカバーと、複数の前記感光ドラムそれぞれに対応して設けられ、各感光ドラムに静電潜像を形成するために対応する前記感光ドラムを露光する複数の露光ヘッドであって、対応する前記感光ドラムよりも下方である第1の位置と、前記第1の位置よりも上方かつ対応する前記感光ドラムと前記第1の位置との間であって前記感光ドラムを露光する位置である第2の位置との間を移動可能な複数の露光ヘッドと、前記清掃部材によって清掃されたトナーを回収する回収トナー容器であって、前記フロントカバーが開くことによって前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記複数のドラムユニット各々の少なくとも一部を覆うように装着される回収トナー容器と、前記回収トナー容器の前記画像形成装置への装着に連動して前記複数の露光ヘッドそれぞれを前記第1の位置から前記第2の位置に移動させ、前記回収トナー容器の取り外しに連動して前記複数の露光ヘッドを前記第2の位置から前記第1の位置に移動させる移動機構と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
ドラムユニットとフロントカバーの間に回収トナー容器を配置する構成において、フロントカバーの開閉動作によらずとも、回収トナー容器の着脱に連動して露光ヘッドが露光位置と離間位置との間を移動する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
6日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
光学機器
15日前
キヤノン株式会社
培養装置
6日前
キヤノン株式会社
撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
培養装置
6日前
キヤノン株式会社
培養装置
6日前
キヤノン株式会社
現像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
14日前
キヤノン株式会社
現像装置
9日前
キヤノン株式会社
撮像装置
15日前
キヤノン株式会社
定着装置
6日前
キヤノン株式会社
情報機器
14日前
キヤノン株式会社
光学装置
7日前
キヤノン株式会社
記録装置
7日前
キヤノン株式会社
プログラム
1日前
キヤノン株式会社
プログラム
1日前
キヤノン株式会社
プログラム
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
培養システム
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
光電変換装置
14日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
7日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
6日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
培養システム
6日前
続きを見る