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公開番号
2025064999
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2024164703
出願日
2024-09-24
発明の名称
電磁アクチュエータ
出願人
フィズィーク・インストゥルメンテ(ペーイー)エスエー・ウント・コー.カーゲー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
33/18 20060101AFI20250410BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】高加速度で並進軸に沿って移動することが可能な電磁アクチュエータを提供する。
【解決手段】2つのユニット2、3を備えた電磁アクチュエータに関し、これらのユニットは、電磁相互作用の際に、並進方向T及び回転方向Rにおいて、互いに対してガイド運動を引き起こすように構成され、それらの間に軸受ギャップを有する。このために、電磁アクチュエータは、圧縮ガスを軸受ギャップに供給して、ユニット2、3間にガスの膜を形成するように構成され、無摩擦浮動軸受を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
2つのユニット(2、3)を備える電磁アクチュエータ(1)であって、
前記2つのユニット(2、3)は、電磁相互作用により、並進方向(T)に互いに対するガイド移動を生じさせ、かつ、好ましくは、前記並進方向(T)の周囲で、回転方向(R)に互いに対するガイド移動を生じさせるか又は許容し、中間にある軸受ギャップを有するように構成され、
前記電磁アクチュエータ(1)は、前記軸受ギャップに加圧ガスを供給して、前記ユニット(2、3)の間に無摩擦浮動軸受を構成するガスの膜を形成するように構成される、電磁アクチュエータ(1)。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記ユニット(2)の一方が第1のユニット(2)であり、前記ユニット(2、3)の他方が第2のユニット(3)であり、
前記第1のユニット(2)は、前記並進方向(T)及び前記回転方向(R)における前記第1のユニット(2)に対する前記第2のユニット(3)の移動をガイドするために前記並進方向において前記第2のユニット(3)内に突出する突起(5)を有し、
前記第2のユニット(3)は、好ましくは、中間にある前記軸受ギャップを画定するために前記第1のユニット(2)の前記突起(5)を囲むブッシュを構成するか、及び/又は前記第1のユニット(2)の前記突起に対して同心円状に配置され、
前記第2のユニット(3)は、好ましくは、前記第1のユニット(2)と組み合わせてピストン室(12)を有するピストンを構築するように閉じたエンドキャップを有し、前記ピストン室(12)は、加圧ガス、特に空気を供給されるように構成される、請求項1に記載の電磁アクチュエータ(1)。
【請求項3】
前記アクチュエータ(1)は、ガス供給端子(22)及びガス供給通路(24)を有するガス供給装置(23)をさらに備え、前記ガス供給装置(23)は、ガス源、特に圧縮機から前記ガス供給端子(22)に、前記ガス供給端子(22)から少なくとも1つのノズルガスダクトを介して、前記ユニット(2、3)の1つに設けられた少なくとも1つのノズル(9’)に加圧ガス、特に空気を供給するように構成されており、前記少なくとも1つのノズル(9’)は、前記軸受ギャップに前記加圧ガスを供給するように構成されおり、
好ましくは、前記ガス供給端子(22)は、前記ユニット(2、3)の一方の一部を形成する、請求項1又は2に記載の電磁アクチュエータ(1)。
【請求項4】
前記少なくとも1つのノズル(9’)又は前記少なくとも1つのノズルガスダクトは、前記突起(5)内に設けられる、請求項3に記載の電磁アクチュエータ(1)。
【請求項5】
前記突起(5)は、前記軸受ギャップ及び前記ピストン室(12)から加圧ガスを排気するように構成された前記突起(5)の排気ガスダクト(32)に接続された排気溝(30)を備える、請求項3又は4に記載の電磁アクチュエータ(1)。
【請求項6】
前記ユニット(2、3)の一方が少なくとも1つの磁石(20)を備え、前記ユニット(2、3)の他方が少なくとも1つのコイル(21)、好ましくはボイスコイルを備え、前記少なくとも1つのコイル(21)は、前記少なくとも1つのコイル(21)の活性化に応答して、電磁相互作用により前記少なくとも1つの磁石(20)と相互作用し、
好ましくは、前記少なくとも1つの磁石(20)は、前記ユニット(2、3)の一方のハウジング(4)内に配置され、前記第1のユニット(2)の突起(5)に対して同心円状に配置される、請求項1~5のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータ(1)。
【請求項7】
前記第2のユニット(3)は、前記突起(5)に対して同心円状に配置されたボビン(9)を備え、又はボビン(9)として設計され、前記ボビンは前記少なくとも1つのコイル(21)を収容する、請求項2~6のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータ(1)。
【請求項8】
前記ボビンは、中空円筒対称を有する前記ハウジング(4)の凹部内に突出し、前記ハウジング(4)は、前記少なくとも1つの磁石(20)を収容する、請求項7に記載の電磁アクチュエータ(1)。
【請求項9】
前記ボビン(9)の外面の少なくとも一部を覆って中間にあるスリーブギャップを設けるように前記ボビン(9)の外側に同心円状にスリーブ(10)が配置され、
前記少なくとも1つのコイル(21)は、前記ボビン(9)と前記スリーブ(10)との間に配置される、請求項7又は8に記載の電磁アクチュエータ(1)。
【請求項10】
前記電磁アクチュエータ(1)は、特に、前記ボビン(9)又は前記少なくとも1つのコイル(21)を冷却するために、前記スリーブギャップに圧縮ガスを供給するように構成され、
好ましくは、前記ボビン(9)は、請求項3に記載のガス供給端子(22)を収容する、請求項9に記載の電磁アクチュエータ(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無摩擦浮動軸受を備えた電磁アクチュエータ、及びそのような電磁アクチュエータを備えた位置決め装置、特に平行運動学的位置決め装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
既知の平行運動学的位置決めシステム、特にヘキサポッドプラットフォームは、6つの自由度、すなわち3つの直線軸及び3つの回転軸の全てにおいて、荷重の移動及び精密位置決め、整列及び変位に使用される。ヘキサポッドは、単一の移動プラットフォーム上で一緒に作用する6つのアクチュエータを備える。
【0003】
先行技術のヘキサポッドでは、精密位置決めを可能にするために、ねじ駆動式のアクチュエータが使用される。しかしながら、これらのシステムは、非常に反復的な動作用途で使用されると、しばしば摩耗及び損傷に悩まされる。さらに、それらは、例えば、動作シミュレーション用途でしばしば必要とされる高い加速度及び速度を提供しない。
【0004】
米国特許第1の0,500,676号及び米国特許第1の1,090,761号には、レーザスキャニングシステムのレーザビーム集光サブシステムにおける前方光学素子の並進運動のための、無摩擦空気軸受運動ガイダンスを有する電磁アクチュエータが開示されている。しかしながら、これらの電磁アクチュエータは、並進運動のみを可能にするが、回転運動はできない。
【0005】
平行運動学的位置決めシステム、特にヘキサポッドにおける使用に適していながら、高加速度で並進軸に沿って移動することが可能な電磁アクチュエータを提供することが好ましい。
【発明の概要】
【0006】
第1の態様によれば、電磁アクチュエータが提供される。電磁アクチュエータは、2つのユニットを備えており、それらは、電磁相互作用により、並進方向において互いに対してガイド移動を生じさせ、回転方向において互いに対してガイド移動を生じさせるか又は許容するように構成される。2つのユニットは、中間にある軸受ギャップを有する。電磁アクチュエータは、ユニット間に無摩擦浮動軸受を構成するガスの膜を生成するために軸受ギャップに加圧ガスを供給するように構成される。回転方向における互いに対するガイド移動は、並進方向の周りであってもよい。
【0007】
受動回転自由度は、作動技術を簡素化し、潜在的な過剰拘束の状況を取り除くことによって運動の制限を克服し得る。能動回転自由度は、追加の駆動オプションの観点から電磁アクチュエータの汎用性を高め得る。
【0008】
ユニットの一方は第1のユニットであり、ユニットの他方は第2のユニットであってもよい。第1のユニットは、前記並進及び回転方向における第1のユニットに対する第2のユニットの移動をガイドするために、前記並進方向において第2のユニット内に突出する突起を有してもよい。第2のユニットは、第1のユニットの突起を囲むブッシュを構成して、中間にある軸受ギャップを画定してもよく、及び/又は第1のユニットの突起に対して同心円状に配置されてもよい。第2のユニットは、第1のユニットと組み合わせてピストン室を有するピストンを構築するように、閉じたエンドキャップを有してもよく、ピストン室は、好ましくは、突起に設けられ又は形成されたピストン室ガスダクトを介して、加圧ガスを供給されることが意図されている。
【0009】
電磁アクチュエータは、ガス供給端子と、ガス源、特に圧縮機からガス供給端子に、及びガス供給端子から少なくとも1つのノズルガスダクトを介して、ユニットの1つに設けられた少なくとも1つのノズルに加圧ガス、特に空気を供給するように構成されたガス供給通路とを有するガス供給装置をさらに備えてもよい。好ましくは、ブッシュは、加圧ガスを軸受ギャップに供給するための少なくとも1つのノズルを備える。ガス供給端子は、ユニットの1つ、好ましくは第2のユニットの一部を形成してもよい。少なくとも1つのノズル又は少なくとも1つのノズルガスダクトは、突起に設けられ、又は形成されてもよい。突起が、軸受ギャップ又はピストン室から加圧ガスを排出するために、突起の排気ガスダクトに接続された排気溝を備える場合に有利である。
【0010】
ユニットの1つ、好ましくは第1のユニットは、少なくとも1つの磁石を備えてもよく、ユニットの他の1つ、好ましくは第2のユニットは、少なくとも1つのコイルの活性化に応答して電磁相互作用によって少なくとも1つの磁石と相互作用する少なくとも1つのコイル、好ましくはボイスコイルを備えてもよい。少なくとも1つの磁石は、第1のユニットのハウジング内に配置されてもよい。ハウジングは、第2のユニットの外側の第1のユニットの突起に対して同心円状に配置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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