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公開番号2025064692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174628
出願日2023-10-06
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 21/64 20130101AFI20250410BHJP(計算;計数)
要約【課題】管理されているデータの改ざんを検出可能なように、構造物の点検処理において生成されたデータを管理する。
【解決手段】構造物の画像に基づいて構造物の変状を検出し、検出結果を示す変状データを生成する。データのハッシュ値を算出する。変状データと、算出した変状データのハッシュ値とを記録する。記録されている変状データ及び記録されている変状データのハッシュ値を取得する。取得した変状データについて算出したハッシュ値と、取得した変状データのハッシュ値と、を比較することにより、変状データに対する改ざんを検証する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
構造物の画像に基づいて前記構造物の変状を検出し、検出結果を示す変状データを生成する検出手段と、
データのハッシュ値を算出する算出手段と、
前記変状データと、前記算出手段が算出した前記変状データのハッシュ値とを記録する記録手段と、
記録されている変状データ及び記録されている前記変状データのハッシュ値を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記変状データについて前記算出手段が算出したハッシュ値と、前記取得手段が取得した前記変状データのハッシュ値と、を比較することにより、前記取得手段が取得した前記変状データに対する改ざんを検証する検証手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記取得手段が取得した前記変状データを修正する修正手段をさらに備え、
前記検証手段は、修正後の前記変状データが修正可能期間内に修正されていることを検証し、
前記修正可能期間は、修正前の前記変状データの記録から所定の期間であることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得手段が取得した前記変状データを修正する修正手段をさらに備え、
前記記録手段は、修正後の前記変状データと、前記算出手段が算出した修正後の前記変状データのハッシュ値とをさらに記録し、
前記取得手段は、記録されている修正後の前記変状データ及び記録されている修正後の前記変状データのハッシュ値をさらに取得し、
前記検証手段は、前記取得手段が取得した修正後の前記変状データについて前記算出手段が算出したハッシュ値と、前記取得手段が取得した修正後の前記変状データのハッシュ値と、を比較することにより、前記取得手段が取得した修正後の前記変状データに対する改ざんを検証することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記記録手段は、前記検出手段が行った前記構造物の変状を検出する処理の履歴を示すトランザクションデータをさらに記録することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記トランザクションデータは、前記変状データの格納先と、前記変状データのハッシュ値と、を示すことを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記録手段は、前記算出手段が算出した前記トランザクションデータのハッシュ値をさらに記録することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記取得手段が取得した複数の変状データが示す前記変状の差異を判定し、判定結果を示す差異判定データを生成する判定手段をさらに備え、
前記記録手段は、前記差異判定データと、前記算出手段が算出した前記差異判定データのハッシュ値とをさらに記録し、
前記取得手段は、記録されている前記差異判定データ及び記録されている前記差異判定データのハッシュ値をさらに取得し、
前記検証手段は、前記取得手段が取得した前記差異判定データについて前記算出手段が算出したハッシュ値と、前記取得手段が取得した前記差異判定データのハッシュ値と、を比較することにより、前記取得手段が取得した前記差異判定データに対する改ざんを検証することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記構造物の画像の登録を受け付ける登録手段をさらに備え、
前記記録手段は、前記算出手段が算出した前記画像のデータのハッシュ値をさらに記録し、
前記取得手段は、登録された前記画像のデータ及び記録されている前記画像のデータのハッシュ値をさらに取得し、
前記検証手段は、前記取得手段が取得した前記画像のデータについて前記算出手段が算出したハッシュ値と、前記取得手段が取得した前記画像のデータのハッシュ値と、を比較することにより、前記取得手段が取得した前記画像のデータに対する改ざんを検証することを特徴とする、請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記差異判定データに基づいて前記構造物の点検報告データを生成する作成手段をさらに備え、
前記検証手段が、前記取得手段が取得した前記差異判定データ、前記差異判定データを生成するために用いられた複数の前記変状データ、及び複数の前記変状データを生成するために用いられた複数の前記画像のデータに対する改ざんがないと判定したことに応じて、前記作成手段は前記点検報告データを生成することを特徴とする、請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記記録手段は、前記点検報告データと、前記算出手段が算出した前記点検報告データのハッシュ値とをさらに記録することを特徴とする、請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、特に構造物の点検データ管理に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
道路橋、道路トンネル、及びダムなどの公共インフラ構造物の維持のためには点検が欠かせない。そこで、点検対象である構造物の表面等を撮影した画像から、ひび割れ等の変状を検出する方法が提案されている。近年、コンピュータの性能向上及び検出性能の向上に伴い、画像から変状を自動検出することが可能になっており、このために点検作業効率も向上している。例えば特許文献1には、コンクリート構造物のような大きい構造物の表面を分割撮影し、合成画像からひび割れ変状を検出し、点検結果を帳票として作成する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/217185号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、ユーザ端末がひび割れ検出及び帳票作成のような各工程の処理要求を送信し、サーバ装置が処理要求に従ってこれらの処理を行い、処理結果をユーザ端末に送信するクライアントサーバシステムが採用されている。しかしながら、各工程で生成されるデータ及び点検結果を示す帳票についての、真正性及び改ざん可能性に関しては考慮されていない。
【0005】
本開示は、管理されているデータの改ざんを検出可能なように、構造物の点検処理において生成されたデータを管理することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
構造物の画像に基づいて前記構造物の変状を検出し、検出結果を示す変状データを生成する検出手段と、
データのハッシュ値を算出する算出手段と、
前記変状データと、前記算出手段が算出した前記変状データのハッシュ値とを記録する記録手段と、
記録されている変状データ及び記録されている前記変状データのハッシュ値を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記変状データについて前記算出手段が算出したハッシュ値と、前記取得手段が取得した前記変状データのハッシュ値と、を比較することにより、前記取得手段が取得した前記変状データに対する改ざんを検証する検証手段と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
管理されているデータの改ざんを検出可能なように、構造物の点検処理において生成されたデータを管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図。
一実施形態に係る点検処理システムの構成例を示す図。
一実施形態に係るサーバ装置のソフトウェア構成例を示す図。
画像から検出される変状の例を示す図。
変状データの一例を示す図。
削除データの一例を示す図。
差異判定データの一例を示す図。
点検処理トランザクションデータの一例を示す図。
改ざん検証記録データの一例を示す図。
修正後の変状データの一例を示す図。
点検アプリの画面の例を示す図。
点検アプリの画面の例を示す図。
点検アプリの画面の例を示す図。
点検アプリの画面の例を示す図。
点検アプリの画面の例を示す図。
点検アプリの画面の例を示す図。
点検アプリの画面の例を示す図。
一実施形態に係る情報処理方法のフローチャート。
一実施形態に係る改ざん検証処理のフローチャート。
一実施形態に係るサーバ装置のソフトウェア構成例を示す図。
一実施形態に係る改ざん検証処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
本明細書において、変状は、例えばひび割れである。ひび割れは、自動車専用道路、橋梁、トンネル、又はダム等のコンクリート構造物のコンクリート面に、損傷、劣化、又はその他の要因により生じることがある。このようなひび割れは、経年劣化又は地震の衝撃等により、構造物の壁面等に生じる。ひび割れは、始点、終点、長さ、及び幅を持つ線状の損傷である。しかしながら、変状の種類はひび割れには限られない。変状は、例えば、剥離、漏水、又はエフロレッセンス等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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