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公開番号2025064637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174550
出願日2023-10-06
発明の名称インキュベータ
出願人キヤノンメディカルシステムズ株式会社,キヤノン株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類C12M 1/02 20060101AFI20250410BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】内部が結露しにくいインキュベータを提供すること。
【解決手段】本実施形態に係るインキュベータは、インキュベータ本体と、発生部と、第1調整部と、第2調整部とを備える。前記インキュベータ本体は、第1の温度及び第1の湿度で細胞の培養を行う。前記発生部は、水を加熱して蒸気を発生させる。前記第1調整部は、前記発生部と前記インキュベータ本体との間に設けられ、前記蒸気の温度を、前記第1の温度よりも低い第2の温度に低下させて、前記インキュベータ本体に流入させる。前記第2調整部は、前記インキュベータ本体内の温度を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の温度及び第1の湿度で細胞の培養を行うためのインキュベータ本体と、
水を加熱して蒸気を発生させる発生部と、
前記発生部と前記インキュベータ本体との間に設けられ、前記蒸気の温度を、前記第1の温度よりも低い第2の温度に低下させて、前記インキュベータ本体に流入させる第1調整部と、
前記インキュベータ本体内の温度を調整する第2調整部と、
を備えるインキュベータ。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記第2の温度は、前記第1の温度及び前記第1の湿度と同等の湿度量が飽和水蒸気量と等しくなる温度である、
請求項1に記載のインキュベータ。
【請求項3】
前記第2調整部は、前記インキュベータ本体内の温度を、前記第2の温度から前記第1の温度の範囲で調整する、
請求項1又は2に記載のインキュベータ。
【請求項4】
前記第1調整部と前記インキュベータ本体との間に設けられ、結露水を落下させるためのフィルタ、
を更に備える請求項1に記載のインキュベータ。
【請求項5】
前記インキュベータ本体の湿度を測定する測定部と、
前記測定部により測定された湿度に応じて、前記第2の温度を変更する制御部と、
を更に備える請求項1に記載のインキュベータ。
【請求項6】
前記第1の湿度が変更された場合、前記第2の温度を変更する制御部、
を更に備える請求項1に記載のインキュベータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、インキュベータに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
細胞の培養は、恒温槽であるインキュベータ内で行われる場合がある。この場合、インキュベータでは、所望の温度及び湿度で細胞の培養が行われる。ここで、インキュベータ内が結露しないように、インキュベータ内の温度及び湿度を所望の温度及び湿度に設定する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-217436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、内部が結露しにくいインキュベータを提供することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態に係るインキュベータは、インキュベータ本体と、発生部と、第1調整部と、第2調整部とを備える。前記インキュベータ本体は、第1の温度及び第1の湿度で細胞の培養を行う。前記発生部は、水を加熱して蒸気を発生させる。前記第1調整部は、前記発生部と前記インキュベータ本体との間に設けられ、前記蒸気の温度を、前記第1の温度よりも低い第2の温度に低下させて、前記インキュベータ本体に流入させる。前記第2調整部は、前記インキュベータ本体内の温度を調整する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本実施形態に係るインキュベータの構成を示すブロック図である。
図2は、本実施形態に係るインキュベータの温度及び湿度の制御を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して、インキュベータの実施形態について詳細に説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
【0008】
図1は、本実施形態に係るインキュベータ1の構成を示すブロック図である。
【0009】
図1に示すように、本実施形態に係るインキュベータ1は、インキュベータ本体10を備える。
【0010】
インキュベータ本体10内には、培養部100が収容される。培養部100は、培養容器、当該培養容器を保持する培養装置、当該培養装置を収容するカートリッジのいずれかである。インキュベータ本体10は、温度T1及び湿度H1で細胞の培養を行うための恒温槽であり、インキュベータ本体10の内部の空気と、外部から流入される二酸化炭素(CO2 5%)とを循環させる。
(【0011】以降は省略されています)

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