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公開番号2025064316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173957
出願日2023-10-06
発明の名称光回折部材、光源装置及び投影装置
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類G02B 5/18 20060101AFI20250410BHJP(光学)
要約【課題】所望の回折特性を実現可能な光回折部材、光源装置及び投影装置を提供する。
【解決手段】光回折部材200は、光学機器(光源装置60、投影装置10)の内部に配置され、回転軸CLを中心に回転可能な光回折部材200であって、光回折部材200の側面205は円周状に形成され、光回折部材200の側面205の少なくとも一部は光回折格子210で形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
光学機器の内部に配置され、回転軸を中心に回転可能な光回折部材であって、
前記光回折部材の側面は円周状に形成され、
前記光回折部材の前記側面の少なくとも一部は光回折格子で形成される、
ことを特徴とする光回折部材。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記光回折部材の前記側面は、回折方向の異なる2以上の前記光回折格子で形成される、ことを特徴とする請求項1に記載の光回折部材。
【請求項3】
前記光回折部材は、反射型として形成されることを特徴とする請求項1に記載の光回折部材。
【請求項4】
前記光回折部材の前記側面は、前記回転軸方向から見て円形であることを特徴とする請求項1に記載の光回折部材。
【請求項5】
前記光回折部材の前記側面は、前記回転軸と交差しない位置に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の光回折部材。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5の何れかに記載の光回折部材を有する光源装置であって、
出射方向を前記光回折部材に向けて配置され、第1波長帯域光を出射する第1光源と、
前記第1波長帯域光を励起光として蛍光光を発光する蛍光発光領域を備える蛍光装置と、
前記第1光源と前記光回折部材の間の光路上、かつ、前記蛍光装置と前記光回折部材との間の光路上に配置され、前記第1波長帯域光を透過し、前記蛍光光を反射するダイクロイックミラーと、
を有することを特徴とする光源装置。
【請求項7】
前記ダイクロイックミラーは、前記蛍光装置から出射した前記蛍光光を合成光路に向けて反射し、
前記光回折部材は、前記第1波長帯域光を前記合成光路に向けて出射する第1光回折格子と、前記第1波長帯域光を前記蛍光装置に向けて出射する第2光回折格子と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の光源装置。
【請求項8】
前記光回折部材を含む前記光源装置を時分割で制御する光源制御装置を有し、
前記第1光回折格子及び前記第2光回折格子を含む前記光回折格子は、前記光源制御装置が時分割で制御する割合に応じて設けられることを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
【請求項9】
前記蛍光装置は、前記蛍光発光領域が周方向に設けられる蛍光ホイールを含み、
前記蛍光発光領域は、第2波長帯域光とされる前記蛍光光が発光される第1蛍光発光領域と、第3波長帯域光とされる前記蛍光光が発光される第2蛍光発光領域と、を含み、前記蛍光発光領域は前記光源制御装置が時分割で制御する割合に応じて設けられる、請求項8に記載の光源装置。
【請求項10】
前記蛍光装置は、固定蛍光装置を含み、
前記蛍光発光領域は、第2波長帯域光とされる前記蛍光光が発光される第1蛍光発光領域と、第3波長帯域光とされる前記蛍光光が発光される第2蛍光発光領域と、を含み、
前記第2光回折格子は、前記第1蛍光発光領域に向けて前記第1波長帯域光を出射する第1領域と、前記第2蛍光発光領域に向けて前記第1波長帯域光を出射する第2領域と、を有し、
前記第2光回折格子の前記第1領域と前記第2領域は、前記光源制御装置が時分割で制御する割合に応じて設けられることを特徴とする請求項8に記載の光源装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光回折部材、光源装置及び投影装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
今日、パーソナルコンピュータの画面やビデオ画面、メモリカード等に記憶されている画像データ等をスクリーンに投影する投影装置が利用されている。この投影装置は、光源から出射された光をDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)と呼ばれるマイクロミラー表示素子や液晶板に集光させ、スクリーン上にカラー画像を表示させている。
【0003】
例えば、特許文献1には、青色レーザダイオードと、蛍光ホイール装置を備える光源装置が開示されている。この蛍光ホイール装置の蛍光ホイールは、円環状傾斜部分に、蛍光光を励起させて合成光路に向けて出射する赤色蛍光発光領域及び緑色蛍光発光領域と、青色レーザダイオードからの光を合成光路に向けて反射する反射領域が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-003760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、光源装置等の光学機器は、機器のレイアウト等の関係を考慮して光路設計が行われる際、設計の自由度を高めるため、円環状傾斜部分に回折光学素子を設けることも考えられるが、一般的な回折光学素子はX方向、Y方向の直線状に回折パターンが形成されるため、円環状の部分に回折光学素子を配置しても、前記円環状の部分の内周部及び外周部の差の影響により、所望の回折特性を実現できないことがあった。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、所望の回折特性を実現可能な光回折部材、光源装置及び投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の光回折部材は、光学機器の内部に配置され、回転軸を中心に回転可能な光回折部材であって、前記光回折部材の側面は円周状に形成され、前記光回折部材の前記側面の少なくとも一部は光回折格子で形成される、ことを特徴とする。
【0008】
本発明の光源装置は、上述の光回折部材を有する光源装置であって、出射方向を前記光回折部材に向けて配置され、第1波長帯域光を出射する第1光源と、前記第1波長帯域光を励起光として蛍光光を発光する蛍光発光領域を備える蛍光装置と、前記第1光源と前記光回折部材の間の光路上、かつ、前記蛍光装置と前記光回折部材との間の光路上に配置され、前記第1波長帯域光を透過し、前記蛍光を反射するダイクロイックミラーと、を有することを特徴とする。
【0009】
本発明の投影装置は、上述の光源装置と、画像光を生成する表示素子と、前記表示素子から出射された前記画像光を被投影体に投影する投影光学系と、前記光源装置と前記表示素子とを制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、所望の回折特性を実現可能な光回折部材、光源装置及び投影装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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