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公開番号
2025063982
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173317
出願日
2023-10-05
発明の名称
インクジェットインク及び硬化膜
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
C09D
11/38 20140101AFI20250410BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明の課題は、大気下かつ高照度条件で硬化しても、高温、低温保存時の折り曲げ耐性及び粘着力の向上を実現できるインクジェットインク及び硬化膜を提供することである。
【解決手段】本発明のインクジェットインクは、画像表示装置の貼り合わせに用いられるインクジェットインクであって、ヒドロキシ基を有する単官能(メタ)アクリレート(A)と、ヒドロキシ基を有さない単官能アルキル(メタ)アクリレート(B1)と、前記(メタ)アクリレート(B1)とは炭素数の異なる、ヒドロキシ基を有さない単官能アルキル(メタ)アクリレート(B2)と、ロジン系化合物と、分子内結合開裂型重合開始剤と、を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
画像表示装置の貼り合わせに用いられるインクジェットインクであって、
ヒドロキシ基を有する単官能(メタ)アクリレート(A)と、
ヒドロキシ基を有さない単官能アルキル(メタ)アクリレート(B1)と、
前記(メタ)アクリレート(B1)とは炭素数の異なる、ヒドロキシ基を有さない単官能アルキル(メタ)アクリレート(B2)と、
ロジン系化合物と、
分子内結合開裂型重合開始剤と、を含有する
ことを特徴とするインクジェットインク。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記(メタ)アクリレート(B1)は炭素数が前記(メタ)アクリレート(B2)より大きく、かつ前記(メタ)アクリレート(B2)より含有量が少ないことを特徴とする
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項3】
前記(メタ)アクリレート(B1)及び前記(メタ)アクリレート(B2)が、ともに分岐構造を有する単官能アルキル(メタ)アクリレートである
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項4】
前記(メタ)アクリレート(B1)は炭素数が前記(メタ)アクリレート(B2)より大きく、かつ前記(メタ)アクリレート(B1)に対して50質量%未満の添加量である
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項5】
前記(メタ)アクリレート(B1)が、イソステアリルアクリレートである
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項6】
前記(メタ)アクリレート(B2)が、イソデシルアクリレートである
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項7】
さらに、(メタ)アクリロイル基を2個以上有する(メタ)アクリレート(C)を含有する
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項8】
さらに、脂環式(メタ)アクリレート(D)を含有する
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項9】
さらに、ヒドロキシ価が、30mgKOH/g以上で、重量平均分子量が10000~100000の範囲内である(メタ)アクリルポリマー(E)を含有する
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
【請求項10】
前記分子内結合開裂型重合開始剤が、アシルフォスフィン系化合物である
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットインク。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットインク及び硬化膜に関する。特に、本発明は、大気下かつ高照度条件で硬化しても、高温高湿環境及び低温環境保存下での折り曲げ耐性及び粘着力の向上を実現できるインクジェットインク等に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置や有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)表示装置などの、各種表示装置には、各部材を接着するための透明層として透明樹脂が設けられている。このような透明樹脂は、微細なパターニングや、湾曲部などへの付与を可能とするため、インクジェット法で付与可能な硬化性の透明樹脂が検討されている。
また、昨今では、フォルダブルデバイス用として各透明層に、高屈折率や高透明性といった光学的な特性のみならず、折り曲げ耐性や保存安定性も重要視されており、それらの両立が求められている。
さらに、製造プロセスの観点でも、大気下でかつ高照度で各透明層を硬化させることが求められている。
【0003】
例えば、特許文献1には、画像表示部材と光透過性カバー部材とが、光硬化性樹脂組成物からなる光硬化樹脂層を介して積層された画像表示装置が開示されている。前記光硬化性樹脂組成物は、粘着付与剤としてロジン化合物を含有し、かつ、水素引き抜き型光重合開始剤を含有している。
しかしながら、前記水素引き抜き型光重合開始剤を用いた場合、高照度で反応が進まず、粘着力を発揮させるためには200mW/cm
2
といった低照度の紫外線で長時間の露光が必要であった。
【0004】
特許文献2には、グラフィック用途のインクジェットインクとして、アクリルモノマーと、分子内結合開裂型重合開始剤と、水素引き抜き型光重合開始剤と、ロジンエステル等を含有した技術が開示されている。
しかしながら、特許文献2に記載のインクは、グラフィック用途であるため、サーマルヘッドを用いることを前提としており、前記インクに溶剤を含有させることが必須である。そのため、硬化膜に溶媒が残存し、硬化膜の耐久性に悪影響があった。また、完全に乾燥させるには乾燥工程の追加が必要となる、という問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-196829号公報
特開2021-8580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記問題・状況に鑑みてなされたものである。本発明の解決課題は、大気下かつ高照度条件で硬化しても、高温高湿環境及び低温環境保存下での折り曲げ耐性及び粘着力の向上を実現できるインクジェットインク及び硬化膜を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題を解決すべく、上記問題の原因等について検討した。本発明者は、インク中に分子内結合開裂型重合開始剤、ロジン系化合物、特定の単官能(メタ)アクリレート(A)、(B1)及び(B2)を含有させることの重要性を見いだした。このようなインクとすることで、大気下かつ高照度での硬化条件においても、粘着力を発揮でき、また、折り曲げ耐性の向上も図れる。
すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
【0008】
1.画像表示装置の貼り合わせに用いられるインクジェットインクであって、
ヒドロキシ基を有する単官能(メタ)アクリレート(A)と、
ヒドロキシ基を有さない単官能アルキル(メタ)アクリレート(B1)と、
前記(メタ)アクリレート(B1)とは炭素数の異なる、ヒドロキシ基を有さない単官能アルキル(メタ)アクリレート(B2)と、
ロジン系化合物と、
分子内結合開裂型重合開始剤と、を含有する
ことを特徴とするインクジェットインク。
【0009】
2.前記(メタ)アクリレート(B1)は炭素数が前記(メタ)アクリレート(B2)より大きく、かつ前記(メタ)アクリレート(B2)より含有量が少ないことを特徴とする
ことを特徴とする第1項に記載のインクジェットインク。
【0010】
3.前記(メタ)アクリレート(B1)及び前記(メタ)アクリレート(B2)が、ともに分岐構造を有する単官能アルキル(メタ)アクリレートである
ことを特徴とする第1項に記載のインクジェットインク。
(【0011】以降は省略されています)
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