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公開番号2025063975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173309
出願日2023-10-05
発明の名称給湯システム
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類F24D 17/00 20220101AFI20250410BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】夫々に給湯栓が設けられた複数の客室を有する施設に設けられて、熱源部で生成された温水を複数の客室に亘って循環させる主温水循環管路と、複数の客室の夫々において主温水循環管路から分岐して給湯栓に通じる温水引込管路と、を備えた給湯システムにおいて、主温水循環管路や温水引込管路については特に制限なく合理的な構成を採用しながら、各客室の給湯栓における出湯時間の短縮を図る。
【解決手段】給湯栓7の閉栓時に温水引込管路13に滞留して温度低下した冷滞留水を外部に放出する冷滞留水放出手段51,52を備えた。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
夫々に給湯栓が設けられた複数の客室を有する施設に設けられて、熱源部で生成された温水を前記複数の客室に亘って循環させる主温水循環管路と、前記複数の客室の夫々において前記主温水循環管路から分岐して前記給湯栓に通じる温水引込管路と、を備えた給湯システムであって、
前記給湯栓の閉栓時に前記温水引込管路に滞留して温度低下した冷滞留水を外部に放出する冷滞留水放出手段を備えた給湯システム。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記主温水循環管路が、前記複数の客室側において温水を下向きに通流させる形態で設けられており、
前記温水引込管路における給湯栓近傍から分岐して前記主温水循環管路における前記温水引込管路の分岐部よりも下流側に接続された戻り管路と、前記戻り管路を開閉可能な戻りバルブと、を備え、
前記給湯栓の閉栓時に前記戻りバルブを開放して、前記戻り管路を通じて前記温水引込管路の冷滞留水を前記主温水循環管路に放出する第1冷滞留水放出手段を、前記冷滞留水放出手段として備えた請求項1に記載の給湯システム。
【請求項3】
前記温水引込管路における給湯栓近傍から分岐して排水部に接続された排水管路と、前記排水管路を開閉可能な排水バルブと、を備え、
前記給湯栓の閉栓時に前記排水バルブを開放して、前記排水管路を通じて前記温水引込管路の冷滞留水を前記排水部に放出する第2冷滞留水放出手段を、前記冷滞留水放出手段として備えた請求項1に記載の給湯システム。
【請求項4】
前記客室における利用者の滞在時間帯を示す滞在時間帯情報を取得する滞在時間帯情報取得部を備え、
前記冷滞留水放出手段が、前記滞在時間帯に前記冷滞留水の外部への放出を実行し、当該滞在時間帯以外の非滞在時間帯に前記冷滞留水の外部への放出を停止する請求項2又は3に記載の給湯システム。
【請求項5】
前記複数の客室の夫々におけるチェックイン情報を管理するチェックイン情報管理システムが前記施設に設けられており、
前記滞在時間帯情報取得部が、前記チェックイン情報管理システムが管理するチェックイン情報から前記滞在時間帯情報を取得する請求項4に記載の給湯システム。
【請求項6】
前記複数の客室の夫々に在室者を検知する在室者検知センサが設けられており、
前記滞在時間帯情報取得部が、前記在室者検知センサの検知結果から前記滞在時間帯情報を取得する請求項4に記載の給湯システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、夫々に給湯栓が設けられた複数の客室を有する施設に設けられて、熱源部で生成された温水を前記複数の客室に亘って循環させる主温水循環管路と、前記複数の客室の夫々において前記主温水循環管路から分岐して前記給湯栓に通じる温水引込管路と、を備えた給湯システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
夫々に給湯栓が設けられた複数の客室を有するホテルなどの施設に設けられる給湯システムとして、熱源部で生成された温水を主温水循環管路により複数の客室に亘って循環させながら、複数の客室の夫々において、主温水循環管路から分岐する温水引込管路を通じて給湯栓に温水を供給するものが知られている(例えば特許文献1を参照。)。
このような給湯システムでは、給湯栓の閉栓時に温水引込管路に滞留する水が温度低下することで、次の給湯栓の開栓時において吐出水の温度が所望の出湯温度に到達するまでの出湯時間が比較的長くなるという問題がある。
尚、上記特許文献1記載の給湯システムでは、上記温水引込管路(給湯管路7)をできるだけ短くすることで、このような出湯時間の短縮を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-017082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、温水引込管路を短くするには、主温水循環管路の経路が煩雑になったり各客室における給湯栓の配置の自由度が阻害されたり、などの問題が生じる場合がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、夫々に給湯栓が設けられた複数の客室を有する施設に設けられて、熱源部で生成された温水を複数の客室に亘って循環させる主温水循環管路と、複数の客室の夫々において主温水循環管路から分岐して給湯栓に通じる温水引込管路と、を備えた給湯システムにおいて、主温水循環管路や温水引込管路については特に制限なく合理的な構成を採用しながら、各客室の給湯栓における出湯時間の短縮を図ることができる技術を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1特徴構成は、夫々に給湯栓が設けられた複数の客室を有する施設に設けられて、熱源部で生成された温水を前記複数の客室に亘って循環させる主温水循環管路と、前記複数の客室の夫々において前記主温水循環管路から分岐して前記給湯栓に通じる温水引込管路と、を備えた給湯システムであって、
前記給湯栓の閉栓時に前記温水引込管路に滞留して温度低下した冷滞留水を外部に放出する冷滞留水放出手段を備えた点にある。
【0006】
本構成によれば、給湯栓の閉栓時において、温水引込管路に滞留して温度低下した冷滞留水を上記冷滞留水放出手段により外部に放出することで、主温水循環管路から温水引込管路に所望の出湯温度に達している温水を引き込むことができる。よって、給湯栓の開栓時において、当該開栓時から吐出水の温度が所望の出湯温度に到達するまでの出湯時間の短縮することができる。
従って、本発明により、夫々に給湯栓が設けられた複数の客室を有する施設に設けられて、熱源部で生成された温水を複数の客室に亘って循環させる主温水循環管路と、複数の客室の夫々において主温水循環管路から分岐して給湯栓に通じる温水引込管路と、を備えた給湯システムにおいて、主温水循環管路や温水引込管路については特に制限なく合理的な構成を採用しながら、各客室の給湯栓における出湯時間の短縮を図ることができる技術を提供することができる。
【0007】
本発明の第2特徴構成は、前記主温水循環管路が、前記複数の客室側において温水を下向きに通流させる形態で設けられており、
前記温水引込管路における給湯栓近傍から分岐して前記主温水循環管路における前記温水引込管路の分岐部よりも下流側に接続された戻り管路と、前記戻り管路を開閉可能な戻りバルブと、を備え、
前記給湯栓の閉栓時に前記戻りバルブを開放して、前記戻り管路を通じて前記温水引込管路の冷滞留水を前記主温水循環管路に放出する第1冷滞留水放出手段を、前記冷滞留水放出手段として備えた点にある。
【0008】
本構成によれば、主温水循環管路において、温水引込管路における給湯栓近傍から分岐する戻り管路の接続部が、当該温水引込管路の分岐部よりも下流側(下方側)に設けられている。このことで、給湯栓の閉栓時において、上記第1冷滞留水放出手段により戻り管路を開閉可能な戻りバルブを開放することで、温水引込管路の冷滞留水を、別途送水動力を必要とせずに、主温水循環管路を通流する温水との密度差を利用して、戻り管路を通じて主温水循環管路に放出することができる。
また、温水引込管路の冷滞留水を主温水循環管路に戻すので、当該冷滞留水を熱源部に還流させて温水の生成に再利用しながら、冷滞留水の放出の実施による給湯時間短縮を実現することができる。
【0009】
本発明の第3特徴構成は、前記温水引込管路における給湯栓近傍から分岐して排水部に接続された排水管路と、前記排水管路を開閉可能な排水バルブと、を備え、
前記給湯栓の閉栓時に前記排水バルブを開放して、前記排水管路を通じて前記温水引込管路の冷滞留水を前記排水部に放出する第2冷滞留水放出手段を、前記冷滞留水放出手段として備えた点にある。
【0010】
本構成によれば、温水引込管路における給湯栓近傍から分岐する排水管路が排水部に接続されている。このことで、給湯栓の閉栓時において、上記第2冷滞留水放出手段により排水管路を開閉可能な排水バルブを開放することで、温水引込管路の冷滞留水を、別途送水動力を必要とせずに、温水の送水圧力を利用して、排水管路を通じて排水部に放出することができる。
また、排水管路を通じて温水引込管路の冷滞留水を比較的近くにある排水部に排出するので、主温水循環管路への温水引込管路以外の接続を必要とせずに簡単な排水管路を採用しながら、冷滞留水の放出の実施による給湯時間短縮を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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