TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025063760
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023173210
出願日2023-10-04
発明の名称回路システム、メイン集積回路、追加コンポーネント集積回路
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類G06F 1/26 20060101AFI20250409BHJP(計算;計数)
要約【課題】回路システムの柔軟な設計のための拡張性を備える集積回路を提供する。
【解決手段】第1集積回路200と第2集積回路300は、単線の通信線102を介して接続され、回路システム100を構成する。複数のコマンドに対応して複数のロー時間がプロトコルで規定されている。第1集積回路200は、送信すべきコマンドに対応するロー時間の間、通信線102の電位をローレベルに固定することにより、当該コマンドを第2集積回路300に送信可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1集積回路と、
第2集積回路と、
前記第1集積回路と前記第2集積回路を接続する単線の通信線と、
を備え、
前記第1集積回路と前記第2集積回路は、前記通信線を利用したオープンドレイン形式の双方向1線インタフェースにより通信可能に接続され、
複数のコマンドに対応して複数のロー時間がプロトコルで規定されており、
前記第1集積回路は、送信すべきコマンドに対応するロー時間の間、前記通信線の電位をローレベルに固定することにより、前記複数のいずれかを第1コマンドとして前記第2集積回路に送信可能である、回路システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2集積回路は、前記複数のコマンドのいずれかである前記第1コマンドを受信すると、前記通信線の電位をローレベルに固定することにより、前記第1集積回路に対して、前記第1コマンドに対応するアクナリッジを返す、請求項1に記載の回路システム。
【請求項3】
前記第2集積回路は、前記複数のコマンドのいずれかである前記第1コマンドを受信すると、当該第1コマンドに対応するロー時間と同じ時間、前記通信線の電位をローレベルに固定することにより、前記複数のコマンド毎に異なるアクナリッジを返す、請求項2に記載の回路システム。
【請求項4】
前記第1集積回路は、前記第1コマンドに対応する前記アクナリッジを受信しないとき、エラー処理を実行する、請求項3に記載の回路システム。
【請求項5】
前記第2集積回路は、第2シーケンサを含み、前記第2シーケンサの複数の状態間の遷移に対応して、前記複数のコマンドが規定される、請求項1から4のいずれかに記載の回路システム。
【請求項6】
同期信号に対応するロー時間が前記プロトコルで規定されており、前記第1集積回路は、前記第1コマンドの送信後、前記同期信号に対応するロー時間の間、前記通信線の電位をローレベルに固定することにより、前記第2集積回路に同期信号を送信可能であり、
前記第2シーケンサは、前記同期信号と同期して動作する、請求項5に記載の回路システム。
【請求項7】
前記第2集積回路は、前記同期信号を受信すると、前記同期信号に対応するロー時間の間、前記通信線の電位をローレベルに固定することにより、前記第1集積回路に対して、前記同期信号に対応するアクナリッジを返す、請求項6に記載の回路システム。
【請求項8】
前記第1集積回路は、第1シーケンサを含み、
前記第1シーケンサは、前記同期信号に対応する前記アクナリッジと同期して動作する、請求項7に記載の回路システム。
【請求項9】
前記第1集積回路は、自身が送信した前記同期信号に対応する前記アクナリッジを受信しないとき、エラー処理を実行する、請求項7に記載の回路システム。
【請求項10】
前記第1集積回路は、電源管理回路であり、
前記第2集積回路は、電源回路または電源管理回路である、請求項1から4のいずれかに記載の回路システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回路システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話、タブレット端末、ノート型パーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップPC、ゲーム機器は、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などのマイクロプロセッサを備える。
【0003】
マイクロプロセッサを搭載する電子機器は、半導体製造プロセスの微細化、搭載する周辺回路の増加、低消費電力化の要請にともない、複数の回路ブロックに細分化されており、回路ブロックごとに独立して電源電圧を制御可能に構成される。
【0004】
こうした機器において、複数の回路ブロックに対応する複数の電源系統を制御するために、電源コントローラ回路が使用される。電源コントローラ回路は、電源管理IC(PMIC:Power Management Integrated Circuit)とも称される。
【0005】
電源コントローラ回路は、シーケンサを備える。シーケンサには、複数の電源レーンのオン、オフを、所定のシーケンスにしたがって確実に制御することが要求される。
【0006】
電源コントローラ回路は、スロットと呼ばれる時間単位で、複数の電源レーンの制御を行う。たとえば、シーケンス開始後、3スロット目に第1電源レーンをオン、4スロット目に第2電源レーンをオン、6スロット目に第3電源レーンをオン、…のようなシーケンスを組むことが可能である。
【0007】
[概要]
あるPMICを利用して、システムを設計したとする。システムが変更となり、制御対象の電源レーンの個数(レーン数やチャンネル数という)が、もともと使用していたPMICの電源レーンの個数を超えると、実績のあるPMICが利用できなくなり、実績のない新たなPMICを利用してシステムをゼロから再設計する必要が生ずる。もし、システムの変更が生じた場合に、もともと使用していた実績のあるPMICを継続して採用することができれば、設計者の負担を大幅に削減できる。
【0008】
このような問題は、PMICに限らず、さまざまな用途の集積回路において生じうる。
【0009】
本開示は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、回路システムの柔軟な設計のための拡張性を備える集積回路の提供にある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る回路システムのブロック図である。
図2は、図1の回路システムの通信プロトコルを説明する図である。
図3は、図1の回路システムの動作波形図である。
図4は、第1インタフェース回路および第2インタフェース回路に対応するトランシーバの構成例を示すブロック図である。
図5は、電源システムのブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ローム株式会社
半導体装置およびその製造方法
4日前
個人
非正規コート
7日前
個人
人物再現システム
4日前
キヤノン電子株式会社
通信システム
18日前
有限会社ノア
データ読取装置
5日前
個人
広告提供システムおよびその方法
7日前
株式会社ザメディア
出席管理システム
12日前
個人
日誌作成支援システム
4日前
トヨタ自動車株式会社
工程計画装置
12日前
個人
ポイント還元付き配送システム
5日前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
作業判定方法
13日前
ミサワホーム株式会社
情報処理装置
11日前
株式会社タクテック
商品取出集品システム
11日前
オベック実業株式会社
接続構造
4日前
ゼネラル株式会社
RFIDタグ付き物品
14日前
株式会社村田製作所
動き検知装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理システム
13日前
個人
公益寄付インタラクティブシステム
18日前
株式会社ドクター中松創研
生成AIの適切使用法
4日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理方法
13日前
個人
コンテンツ配信システム
11日前
株式会社実身美
ワーキングシェアリングシステム
5日前
株式会社国際電気
支援システム
14日前
富士フイルム株式会社
タッチセンサ
18日前
株式会社デンソー
情報処理方法
18日前
ブラザー工業株式会社
ラベルプリンタ
13日前
株式会社エスシーシー
置き配システム
5日前
個人
プラットフォームシステム
11日前
富士通株式会社
画像生成方法
17日前
甍エンジニアリング株式会社
屋根材買い取りシステム
17日前
個人
注文管理システム及び注文管理プログラム
4日前
株式会社K-model
運用設計資料作成装置
7日前
株式会社知財事業研究所
運行計画作成システム
11日前
株式会社 喜・扇
緊急事態対応円滑化システム
4日前
トヨタ自動車株式会社
作業支援システム
11日前
続きを見る