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公開番号2025063552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172863
出願日2023-10-04
発明の名称台車
出願人デュプロ精工株式会社
代理人個人,個人
主分類B62B 3/02 20060101AFI20250409BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】荷台の角度を一定に保ちながら、周囲環境や路面状態に影響されることなく自在に走行可能な台車を提供すること。
【解決手段】複数の支持装置は、荷台および走行ユニットの間にそれぞれ設けられ、走行ユニットを移動可能かつ所定位置で保持可能に構成されている。複数の支持装置の各々は、移動体と、第1リンク部材と、第2リンク部材とを含む。移動体は、移動可能に荷台に接続されかつ移動範囲の第1端および第2端の間の所定位置で保持可能に構成されている。第1リンク部材は、移動体に回転可能に接続された第1リンク端部と、走行ユニットに接続された第2リンク端部とを有する。第2リンク部材は、第1端および第2端を結んだ仮想直線上でかつ第2端に対して第1端の反対側に位置し、荷台に回転可能に接続された第3リンク端部と、第1リンク部材における第1リンク端部および第2リンク端部の間に回転可能に接続された第4リンク端部とを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
荷台と、
前記荷台を第１方向に移動可能に構成された走行ユニットと、
前記荷台および前記走行ユニットの間にそれぞれ設けられ、前記荷台に対して前記走行ユニットを前記第１方向に交差する第２方向に沿って移動可能かつ前記荷台に対する前記第２方向の所定位置で保持可能に構成された複数の支持装置と
を備え、
複数の前記支持装置の各々が、
前記第１方向および前記第２方向に交差する第３方向に沿って移動可能に前記荷台に接続され、かつ、移動範囲の第１端および第２端の間の所定位置で保持可能に構成された移動体と、
前記移動体に回転可能に接続された第１リンク端部と、前記走行ユニットに接続された第２リンク端部とを有する第１リンク部材と、
前記第１端および前記第２端を結んだ仮想直線上でかつ前記第２端に対して前記第１端の反対側に位置し、前記荷台に回転可能に接続された第３リンク端部と、前記第１リンク部材における前記第１リンク端部および前記第２リンク端部の間に回転可能に接続された第４リンク端部とを有する第２リンク部材と
を含む、台車。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記荷台の水平方向に対する傾きを取得可能であると共に、前記移動体および前記走行ユニットを制御可能な制御装置を備え、
前記制御装置は、取得された前記荷台の傾きに基づいて前記支持装置を制御して、前記荷台の傾きを所定の角度に保持可能に構成されている、請求項１に記載の台車。
【請求項３】
前記走行ユニットが、
前記第１リンク部材の前記第２リンク端部にそれぞれ接続された複数の車輪装置を含み、
複数の前記車輪装置の各々が、
車輪と、
前記車輪を駆動可能な駆動部と、
前記車輪からの衝撃を吸収可能な衝撃吸収部と
を有する、請求項２に記載の台車。
【請求項４】
前記制御装置は、
前記車輪にかかる荷重を取得可能に構成され、
取得された前記荷重が所定値未満である場合、取得される前記荷重が所定値以上となるまで前記移動体を制御して、前記車輪を前記第２方向に沿って移動させる、請求項３に記載の台車。
【請求項５】
複数の前記支持装置の各々が、
前記移動体が停止している場合に、前記移動体の前記第２端から前記第１端への移動を規制可能な一方向クラッチを含む、請求項１～４のいずれかに記載の台車。
【請求項６】
前記移動体が、前記第２端から前記第１端に向かうに従って前記荷台から前記第２方向でかつ前記荷台から離れる方向に移動するように構成されている、請求項１～４のいずれかに記載の台車。
【請求項７】
複数の前記支持装置の各々が、
前記第１リンク部材における前記第１リンク端部および前記第２リンク端部の間に設けられ、前記第１リンク部材の外側で前記第２リンク部材の前記第４リンク端部を回転可能に保持する保持部材を含む、請求項１～４のいずれかに記載の台車。
【請求項８】
複数の前記支持装置の各々が、
前記第１リンク部材の前記第２リンク端部から、前記第１リンク部材に対する前記第２リンク部材と同じ側に延びて、前記第２リンク端部および前記走行ユニットを接続する接続部材を含む、請求項１～４のいずれかに記載の台車。
【請求項９】
前記移動体が、前記第２方向に沿って見た場合に、前記荷台の前後方向に延びる第１仮想直線および前記前後方向に交差する左右方向に延びる第２仮想直線に対して交差する方向に移動可能に構成されている、請求項１～４のいずれかに記載の台車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、台車に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、６輪が駆動される作業車を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０００７６７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の作業車は、荷台の角度を一定に保ちながら、周囲環境や路面状態に影響されることなく自在に走行するという点について、何ら考慮されていない。
【０００５】
本開示は、荷台の角度を一定に保ちながら、周囲環境や路面状態に影響されることなく自在に走行可能な台車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様の台車は、
荷台と、
前記荷台を第１方向に移動可能に構成された走行ユニットと、
前記荷台および前記走行ユニットの間にそれぞれ設けられ、前記荷台に対して前記走行ユニットを前記第１方向に交差する第２方向に沿って移動可能かつ前記荷台に対する前記第２方向の所定位置で保持可能に構成された複数の支持装置と
を備え、
複数の前記支持装置の各々が、
前記第１方向および前記第２方向に交差する第３方向に沿って移動可能に前記荷台に接続され、かつ、移動範囲の第１端および第２端の間の所定位置で保持可能に構成された移動体と、
前記移動体に回転可能に接続された第１リンク端部と、前記走行ユニットに接続された第２リンク端部とを有する第１リンク部材と、
前記第１端および前記第２端を結んだ仮想直線上でかつ前記第２端に対して前記第１端の反対側に位置し、前記荷台に回転可能に接続された第３リンク端部と、前記第１リンク部材における前記第１リンク端部および前記第２リンク端部の間に回転可能に接続された第４リンク端部とを有する第２リンク部材と
を含む。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、荷台の角度を一定に保ちながら、周囲環境や路面状態に影響されることなく自在に走行可能な台車を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の一態様の台車を示す斜視図。
図１の台車の正面図。
図１の台車の部分背面図。
図１の台車の部品を一部取り除いた状態の正面図。
図１の台車の支持ユニットを説明するための模式図。
図１の台車のブロック図。
図１の台車で実施可能な制御の一例を説明するための第１の図。
図１の台車で実施可能な制御の一例を説明するための第２の図。
図１の台車の移動制御処理の一例を説明するためのフローチャート。
図１の台車の変形例を説明するための第１の図。
図１の台車の変形例を説明するための第２の図。
図１の台車の変形例を説明するための第３の図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の一例を添付図面に従って説明する。以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、本開示の適用物、または、本開示の用途を制限することを意図するものではない。添付図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
【００１０】
本開示の一態様の台車１は、図１に示すように、荷台１０と、走行ユニット２０と、支持ユニット３０とを備える。走行ユニット２０は、荷台１０を第１方向（例えば、Ｘ方向）に移動可能に構成されている。第１方向Ｘは、一例として、水平方向である。支持ユニット３０は、荷台１０および走行ユニット２０の間に設けられている。
（【００１１】以降は省略されています）

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