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公開番号
2025063346
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172408
出願日
2023-10-04
発明の名称
鋼材接合体及びその製造方法
出願人
高周波熱錬株式会社
代理人
主分類
B23K
20/00 20060101AFI20250409BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】ステンレス鋼材同士の高い接合率及び接合強度を達成させた鋼材接合体及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る鋼材接合体は、複数のステンレス鋼材同士が接合された鋼材接合体であって、ステンレス鋼材同士の接合界面の炭素濃度は最大値であり、接合界面から離間するにしたがい炭素濃度が減少する濃度傾斜層を有する。また、本発明に係る鋼材接合体の製造方法は、複数のステンレス鋼材同士が接合された鋼材接合体の製造方法であって、接合するステンレス鋼材同士の少なくとも一方の接合面に炭素質物質を配置する配置工程と、炭素質物質を介して接合するステンレス鋼材の接合面同士を重ね合わせる重ね合わせ工程と、接合面同士を重ね合わせたステンレス鋼材を1200℃以上1500℃以下の最高到達温度で加熱する加熱工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のステンレス鋼材同士が接合された鋼材接合体であって、
前記ステンレス鋼材同士の接合界面の炭素濃度は最大値であり、
前記接合界面から離間するにしたがい前記炭素濃度が減少する濃度傾斜層を有する鋼材接合体。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
複数のステンレス鋼材同士が接合された鋼材接合体の製造方法であって、
接合するステンレス鋼材同士の少なくとも一方の接合面に炭素質物質を配置する配置工程と、
前記炭素質物質を介して前記接合するステンレス鋼材の接合面同士を重ね合わせる重ね合わせ工程と、
前記接合面同士を重ね合わせたステンレス鋼材を1200℃以上1500℃以下の最高到達温度で加熱する加熱工程と、を備える鋼材接合体の製造方法。
【請求項3】
前記最高到達温度は、1300℃以上1500℃以下である請求項2に記載の鋼材接合体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼材接合体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
炭素質物質を介して接合する鋼材の接合面同士を重ね合わせて加熱する鋼材接合体の製造方法が知られている(特許文献1から3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-7970号公報
特開昭57-22867号公報
特開2023-39175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1から3に記載の発明は、ステンレス鋼材同士の高い接合率及び接合強度を達成するには限界があった。
そこで、本発明は、ステンレス鋼材同士の高い接合率及び接合強度を達成させた鋼材接合体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る鋼材接合体は、複数のステンレス鋼材同士が接合された鋼材接合体であって、前記ステンレス鋼材同士の接合界面の炭素濃度は最大値であり、前記接合界面から離間するにしたがい前記炭素濃度が減少する濃度傾斜層を有する。
【0006】
本発明に係る鋼材接合体の製造方法は、複数のステンレス鋼材同士が接合された鋼材接合体の製造方法であって、接合するステンレス鋼材同士の少なくとも一方の接合面に炭素質物質を配置する配置工程と、前記炭素質物質を介して前記接合するステンレス鋼材の接合面同士を重ね合わせる重ね合わせ工程と、前記接合面同士を重ね合わせたステンレス鋼材を1200℃以上1500℃以下の最高到達温度で加熱する加熱工程と、を備える。
前記最高到達温度は、1300℃以上1500℃以下であることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ステンレス鋼材同士の高い接合率及び接合強度を達成させた鋼材接合体及びその製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る鋼材接合体を説明するための概念図である。
本発明の実施形態に係る鋼材接合体の製造方法を説明するための工程フロー図である。
本発明の具体的な第1の実施形態に係る鋼材接合体の製造方法を説明するための概念図である。
本発明の具体的な第2の実施形態に係る鋼材接合体の製造方法を説明するための概念図である。
加熱温度が1300℃以上における本発明の効果を説明するための鉄-炭素系状態図(SUS304相当)である。
加熱温度が1300℃以上における本発明の効果を説明するための概念図である。
接合率の確認を行う際の観察位置及び接合率の算出方法を説明する図である。
実施例1における接合界面からの炭素量及び硬さの分布の結果を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る鋼材接合体を説明するための概念図である。
本実施形態に係る鋼材接合体1は、図1に示すように、複数のステンレス鋼材10、20同士が接合されている。また、複数のステンレス鋼材10、20(以下「素材」ともいう)同士が接合された接合界面30の炭素濃度(図1に示す炭素濃度A)は最大値である。更に、接合界面30から離間するにしたがい前記炭素濃度が減少する濃度傾斜層15、25を有している。
【0010】
本実施形態に係る鋼材接合体1は、接合界面30の炭素濃度が最大値であるため、ステンレス鋼材10、20同士が高い接合率及び接合強度を有している。
また、本実施形態に係る鋼材接合体1は、濃度傾斜層15、25を有しているため、濃度傾斜層15、25における接合界面30とは反対側(接合前の鋼材(素材10、20)側)の炭素濃度(図1中、炭素濃度B)が接合界面30より低い。従って、素材10、20側は「伸び」を発現することができる。以上から、本実施形態に係る鋼材接合体1は、素材10、20側に「伸び」が必要な用途に好適に使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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