TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025063241
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2025008127,2020113270
出願日2025-01-21,2020-06-30
発明の名称熱感知器
出願人ニッタン株式会社
代理人個人,個人
主分類G08B 17/06 20060101AFI20250408BHJP(信号)
要約【課題】熱感知素子としてサーミスタを用いている熱感知器において、作動表示灯の視認性を向上させることができるようにする。
【解決手段】有底筒形の本体ケースと該本体ケースの開口側を覆う外カバー部材とからなる筐体の内部に、サーミスタおよび検出回路を構成する部品が実装された回路基板が収納され、外カバー部材にはサーミスタに対応した位置に開口が形成されているとともに、外側の空気が流入可能な流入口を備えサーミスタの先端が臨む空間を形成しかつ前記開口を覆うプロテクタ部が設けられている熱感知器において、サーミスタの表面は表示灯の発光色が反射しやすい色に着色され、筐体には外カバー部材の一部より光を出射可能な作動表示灯が配設され、作動表示灯はサーミスタの周囲に配設された光出射部を備え、光出射部より出射された光の一部がサーミスタの表面に照射されるようにサーミスタおよび光出射部が配置されているようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
有底筒形の本体ケースと該本体ケースの開口側を覆う外カバー部材とからなる筐体の内部に、サーミスタおよび検出回路を構成する部品が実装された回路基板が収納され、前記外カバー部材には前記サーミスタに対応した位置に開口が形成されているとともに、外側の空気が流入可能な流入口を備え前記サーミスタの先端が臨む空間を形成しかつ前記開口を覆うプロテクタ部が設けられている熱感知器であって、
前記サーミスタの表面は表示灯の発光色が反射しやすい色に着色され、
前記筐体には、前記外カバー部材の一部より光を出射可能な作動表示灯が配設され、
前記作動表示灯は、前記回路基板に実装された発光素子と、透光性材料で形成され前記サーミスタの周囲に配設された光出射部と、を備え、
前記光出射部より出射された光の一部が前記サーミスタの表面に照射されるように、当該サーミスタおよび前記光出射部が配置され、
前記光出射部は、前記サーミスタの径よりも内径の大きな挿通用孔を備えた内カバーにより構成され、
前記内カバーは、前記挿通用孔内に前記サーミスタの基部が位置しかつ前記外カバー部材の開口に対応するように配置され、
前記内カバーより出射された光の一部が前記サーミスタの表面に照射されるように構成されていることを特徴とする熱感知器。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記サーミスタの表面は白色系に着色され、
前記外カバー部材および前記プロテクタ部は白色系の樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱感知器。
【請求項3】
前記内カバーは、前記挿通用孔から前記回路基板より遠ざかる方向へ広がるすり鉢状または平板状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の熱感知器。
【請求項4】
前記内カバーの表面または裏面の一部には、前記外カバー部材の表面と同一系統の色の被膜が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の熱感知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱感知素子(センサ)としてサーミスタを使用した熱感知器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
サーミスタを使用した熱感知器は、一般に、ドーム型の筐体の中央に熱感知素子としてのサーミスタを配設し、サーミスタが下向きとなるように、筐体を建造物の天井面に取り付けて火災の発生を検出するように構成されている。
一般に、サーミスタを使用した熱感知器は、非発報状態では目立たないように、筐体(ケース)として白色を基調としたものが多い。一方、火災検出時に点灯又は点滅する作動表示灯は、例えば天井面に設置された状態で、視認性が良好となることが要求される。そのため、感知器本体(筐体)の一部に窓部を設け、その窓を通して作動表示灯の発光表示が視認できるように構成されている(例えば特許文献1)。また、砲弾型のLED(発光ダイオード)の頭部を感知器本体の表面に直接露出させるように構成されているものもある(例えば特許文献2の図9)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-175860号公報
特開平08-180273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
熱感知器が設置される天井面は白色又は白系色であることが多いため、白色を基調とした熱感知器を設置することで熱感知器を目立たなくすることができる。しかし、従来の熱感知器の多くはサーミスタとして黒色のものを使用することが多いとともに、サーミスタは、筐体の中央に下向きとなるように配設され、これを保護するようにプロテクタが設けられるとともに、熱気流をとらえやすくするため、プロテクタにはサーミスタを中心にして放射状のフィンが設けられている。そのため、従来の熱感知器は、熱感知器本体は目立たなくても、黒色のサーミスタが目立ってしまい、熱感知器が周囲の色と調和しないという課題がある。
【0005】
また、従来の熱感知器は、作動表示灯の窓がプロテクタの外側の感知器本体の表面に設けられることが多いが、表示窓は比較的小さいため視認する方向によってプロテクタや黒色のサーミスタによって妨げられてしまい、視認性が良好でないという課題がある。そこで、プロテクタを透明もしくは半透明の材料で形成することも考えられるが、そのようにすると、白色を基調とする熱感知器本体の中央に材質の異なるプロテクタが設けられた構成となるため、プロテクタが目立ってしまい周囲の色調と調和しないという課題が生じる。
【0006】
本発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、熱感知素子としてサーミスタを用いている熱感知器において、作動表示灯の視認性を向上させることができるようにすることにある。
本発明の他の目的は、熱感知素子としてサーミスタを用いている熱感知器において、サーミスタやプロテクタなどの部品が目立つことを抑止し、設置環境に馴染むようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため本発明は、
有底筒形の本体ケースと該本体ケースの開口側を覆う外カバー部材とからなる筐体の内部に、サーミスタおよび検出回路を構成する部品が実装された回路基板が収納され、前記外カバー部材には前記サーミスタに対応した位置に開口が形成されているとともに、外側の空気が流入可能な流入口を備え前記サーミスタの先端が臨む空間を形成しかつ前記開口を覆うプロテクタ部が設けられている熱感知器であって、
前記サーミスタの表面は表示灯の発光色が反射しやすい色に着色され、
前記筐体には、前記外カバー部材の一部より光を出射可能な作動表示灯が配設され、
前記作動表示灯は、前記回路基板に実装された発光素子と、透光性材料で形成され前記サーミスタの周囲に配設された光出射部と、を備え、
前記光出射部より出射された光の一部が前記サーミスタの表面に照射されるように、当該サーミスタおよび前記光出射部が配置され、
前記光出射部は、前記サーミスタの径よりも内径の大きな挿通用孔を備えた内カバーにより構成され、
前記内カバーは、前記挿通用孔内に前記サーミスタの基部が位置しかつ前記外カバー部材の開口に対応するように配置され、
前記内カバーより出射された光の一部が前記サーミスタの表面に照射されるように構成されているように構成したものである。
【0008】
上記のように構成された熱感知器によれば、作動表示灯より出射された光の一部が表示灯の発光色が反射しやすい色に着色されているサーミスタの表面に照射され、サーミスタを明るくするため、作動表示灯の視認性を向上させることができる。
【0009】
また、透光性材料で形成された光出射部がサーミスタの周囲に配設されているため、光出射部から出射された光がサーミスタへ向けて照射され、サーミスタを明るくするため、多方向から見た作動表示灯の視認性を向上させることができる。
【0010】
ここで、望ましくは、前記サーミスタの表面は白色系に着色され、
前記外カバー部材および前記プロテクタ部は白色系の樹脂で形成されているようにする。
かかる構成によれば、熱感知素子の表面と外カバー部材およびプロテクタ部の表面が同一系統の色になるため、サーミスタを筐体に対して目立たず周囲環境と色の調和ができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
安全運転車両
9日前
個人
自動車ケアフル灯
6日前
能美防災株式会社
発信機
9日前
タック株式会社
安全監視システム
13日前
株式会社JVCケンウッド
通知システム
13日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
9日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
9日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
9日前
三菱ロジスネクスト株式会社
搬送システム
9日前
株式会社アジラ
注目行動呼びかけシステム
8日前
トヨタ自動車株式会社
車両
8日前
東亜電子工業株式会社
警報コントローラ
1日前
矢崎総業株式会社
路面監視装置
7日前
愛知時計電機株式会社
生活データ集計装置
7日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
火災警報器
7日前
日本電気株式会社
監視装置、監視方法、及びプログラム
3日前
個人
除排雪判断支援システムおよびプログラム、道路管理方法
13日前
本田技研工業株式会社
車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
9日前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置及び情報処理方法
13日前
いすゞ自動車株式会社
システム
13日前
オンキヨー株式会社
車軸数検出システム、及び、車軸数検出方法
今日
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
13日前
能美防災株式会社
加煙試験器
8日前
トヨタ自動車株式会社
配車システム
1日前
株式会社SUBARU
処理システム
10日前
株式会社チノー
センサの自動補正システム及び補正方法
今日
株式会社SUBARU
車両の立体音像再生システム
7日前
株式会社SUBARU
車両の立体音像再生システム
7日前
日産自動車株式会社
配車管理装置及び配車管理方法
1日前
スズキ株式会社
車両用報知装置
9日前
スズキ株式会社
車両用報知装置
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
9日前
三菱重工業株式会社
無人航空機の経路設定方法
8日前
ソフトバンクグループ株式会社
システム
8日前
続きを見る