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公開番号
2025062939
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023172325
出願日
2023-10-03
発明の名称
削孔式凍結管及び地盤凍結工法
出願人
株式会社精研
,
大東工機株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
E02D
3/115 20060101AFI20250408BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】吐出口から削孔水を吐出しながら削孔することができるだけでなく、冷却液を循環する際に、内部の圧力が高まっても、吐出口から冷却液が漏洩することを防ぐこと。
【解決手段】削孔式凍結管100は、中心軸方向の端部において内部を塞ぐ基板16を有し、基板16の内側の空間内に冷却液が供給可能な凍結管本体1と、凍結管本体1の先端に設けられた削孔ビット2と、基板16を貫通する連通路42と、基板16よりも外側に配置され、連通路42の一端部に設けられた吐出口31と、基板16よりも内側に配置され、連通路42における他端部に設けられた接続口41と、凍結管本体1内に配置されると共に接続口41に接続され、吐出口31に対して削孔水を送水可能な送水管5と、を備える。連通路42は、接続口41から通されて連通路42を閉塞するプラグ6が嵌め込み可能なプラグ挿入部44を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸方向の端部において内部を塞ぐ基板を有し、前記基板の内側の空間内に冷却液が供給可能な凍結管本体と、
前記凍結管本体における前記端部の先端に設けられた削孔ビットと、
前記基板を貫通する連通路と、
前記基板よりも外側に配置され、前記連通路の一端部に設けられた吐出口と、
前記基板よりも内側に配置され、前記連通路における他端部に設けられた接続口と、
前記凍結管本体内に配置されると共に前記接続口に接続され、前記吐出口に対して削孔水を送水可能な送水管と、
を備え、
前記連通路は、前記接続口から通されて前記連通路を閉塞するプラグが嵌め込み可能なプラグ挿入部を有する、
削孔式凍結管。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記接続口は、前記送水管が取外し可能に接続されている、
請求項1に記載の削孔式凍結管。
【請求項3】
前記プラグ挿入部は、前記プラグの外周面に形成されたねじに噛み合うねじ部を有する、
請求項1又は請求項2に記載の削孔式凍結管。
【請求項4】
前記凍結管本体は、
複数の分割管と、
前記複数の分割管の隣り合う端部を接続する継手と、
を有し、
前記継手の最も外径が大きい部分の外径が、前記分割管の外径以下となるように形成されている、
請求項1又は請求項2に記載の削孔式凍結管。
【請求項5】
前記継手は、
前記分割管の一方の端部に接続される外筒体と、
前記分割管の前記一方の端部に隣接する他の分割管の端部に接続され、前記外筒体内に嵌め込まれて、前記外筒体に対してねじにより連結される内筒体と、
を有し、
前記外筒体が前記継手の最も外径が大きい部分を含む、
請求項4に記載の削孔式凍結管。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の削孔式凍結管を地盤に埋め込む埋設ステップと、
前記埋設ステップの後、先端部に前記プラグを保持したロッドを前記送水管に通し、前記プラグ挿入部に前記プラグを嵌め込むプラグ挿入ステップと、
前記凍結管本体に冷却液を供給する凍結ステップと、
を備える、
地盤凍結工法。
【請求項7】
前記プラグ挿入ステップの後、かつ前記凍結ステップの前において、前記送水管の内部を利用し、前記プラグが前記プラグ挿入部に水密状態で嵌め込まれているかどうかを確認する水密確認ステップを更に備える、
請求項6に記載の地盤凍結工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、削孔式凍結管及び地盤凍結工法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従前より地盤凍結工法が知られている。地盤凍結工法は、通常、削孔用ロッドによって地盤を削孔し、その後、削孔用ロッドによって削孔した穴に対し、凍結管が挿し入れられる。地盤凍結工法は、凍結管によって地盤を凍結させた上で、地盤の工事を行う。
【0003】
特許文献1には、地盤凍結工法において使用される凍結管が記載されている。特許文献1の地盤凍結工法では、削孔用ロッドを用いて地盤を削孔した後、この削孔用ロッドを凍結管として機能させる技術が提案されている。
【0004】
ここで、削孔用ロッドを用いて地盤を削孔するときには、削孔水を吐出しながら削孔する必要がある。このため、特許文献1の削孔用ロッドにおいては、先端のボーリングヘッドに、削孔水の圧力では開弁するが冷却液の供給圧力では閉弁する弁機構が設けられている。これによって、削孔式凍結管を、削孔用ロッドとして用いる場合には、先端のボーリングヘッドから削孔水を吐出し、凍結管として用いる場合には、凍結管の内部において冷却液を循環させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-82049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の弁機構は、冷却液の供給圧力では閉弁するように構成されているが、冷媒用ヘッダーから凍結管への冷却液の供給の際に、凍結管の内部の圧力が高まった際には、弁機構が開弁し、冷却液が漏洩するという問題がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、吐出口から削孔水を吐出しながら削孔することができるだけでなく、冷却液を循環する際に、内部の圧力が高まっても、吐出口から冷却液が漏洩することを防ぐことができる削孔式凍結管及びこれを用いた地盤凍結工法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る一態様の削孔式凍結管は、中心軸方向の端部において内部を塞ぐ基板を有し、前記基板の内側の空間内に冷却液が供給可能な凍結管本体と、前記凍結管本体における前記端部の先端に設けられた削孔ビットと、前記基板を貫通する連通路と、前記基板よりも外側に配置され、前記連通路の一端部に設けられた吐出口と、前記基板よりも内側に配置され、前記連通路における他端部に設けられた接続口と、前記凍結管本体内に配置されると共に前記接続口に接続され、前記吐出口に対して削孔水を送水可能な送水管と、を備え、前記連通路は、前記接続口から通されて前記連通路を閉塞するプラグが嵌め込み可能なプラグ挿入部を有する。
【0009】
本発明に係る一態様の地盤凍結工法は、上記削孔式凍結管を地盤に埋め込む埋設ステップと、前記埋設ステップの後、先端部に前記プラグを保持したロッドを前記送水管に通し、前記プラグ挿入部に前記プラグを嵌め込むプラグ挿入ステップと、前記凍結管本体に冷却液を供給する凍結ステップと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る上記態様の削孔式凍結管及び地盤凍結工法は、吐出口から削孔水を吐出しながら削孔することができるだけでなく、冷却液を循環する際に、内部の圧力が高まっても、吐出口から冷却液が漏洩することを防ぐことができる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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