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公開番号
2025064257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173862
出願日
2023-10-05
発明の名称
地盤復旧オーガー及び地盤復旧方法
出願人
東京コンテック株式会社
代理人
個人
主分類
E02F
5/12 20060101AFI20250410BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】穴内における地盤復旧材料の締め固めを強固かつ迅速に実現すること。
【解決手段】地盤復旧オーガー10がシャフト11と地盤復旧材料を搬送するための螺旋搬送部12とを備える。螺旋搬送部12が螺旋ブレード21を備える。螺旋ブレード21がシャフト11に固定された螺旋内縁部23とシャフト11から離れた螺旋外縁部24とを備える。螺旋搬送部12が螺旋外縁部24に固定された補助部22を備える。補助部22が、回転軸16に平行な回転軸方向に延びた補助外面25を備える。回転軸方向における補助外面25の高さが回転軸方向における螺旋ブレード21の厚さより長い。回転軸16に直交する方向において、補助部22とシャフト11との間に空間が設けられており、螺旋ブレード21が空間の上側を覆うように配置されている。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤に開いた穴を地盤復旧材料により埋めるための地盤復旧オーガーであって、
前記地盤復旧オーガーが、
回転軸の周りで少なくとも第1の回転方向に回転可能なシャフトと、
前記第1の回転方向における前記シャフトの回転に伴って前記シャフトの上端から下端に向けて前記地盤復旧材料を搬送するための螺旋搬送部と、
を備え、
前記螺旋搬送部が、螺旋状に延びた板状の螺旋ブレードを備え、
前記螺旋ブレードが、前記シャフトに固定された螺旋内縁部と前記シャフトから離れた螺旋外縁部とを備え、
前記螺旋内縁部が、連続的に螺旋を描くように延びており、
前記螺旋外縁部が、連続的に螺旋を描くように延びており、
前記螺旋ブレードが、半径方向において前記螺旋内縁部と前記螺旋外縁部との間の距離ぶんの幅をもって連続的に螺旋を描くように延びており、
前記螺旋搬送部が、前記螺旋外縁部に固定された補助部を備え、
前記補助部が、前記回転軸に平行な回転軸方向に延びた補助外面を備え、
前記回転軸方向における前記補助外面の高さが前記回転軸方向における前記螺旋ブレードの厚さより長く、
前記回転軸に直交する方向において、前記補助部と前記シャフトとの間に空間が設けられており、
前記螺旋ブレードが前記空間の上側を覆うように配置されている、
地盤復旧オーガー。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記地盤復旧オーガーが、前記螺旋搬送部に固定された1つ以上の突起を備え、
前記突起が、前記補助外面に固定されており、
前記突起の全体が、前記回転軸から離れる方向において前記螺旋外縁部より外側で前記補助外面から突出しており、
前記突起が、前記第1の回転方向の前側において前記補助外面と交わる前縁部と、前記第1の回転方向の後側において前記補助外面と交わる後縁部と、前記前縁部から前記後縁部まで延びた外周面とをもち、
前記外周面が、前記回転軸方向に平行に延びており、
前記外周面が、前記回転軸に直交する断面で見たとき、前記回転軸から離れる方向に凸状の滑らかな曲線を描くように構成されており、
前記外周面が、前記地盤復旧材料と前記地盤の構成材料との少なくとも一方を前記穴の側面に向けて送る面である、
請求項1に記載の地盤復旧オーガー。
【請求項3】
前記回転軸に直交する方向における前記突起の厚さが、前記前縁部から前記外周面上のある点まで徐々に大きくなるように、前記突起が構成されており、
前記回転軸に直交する方向における前記突起の厚さが、前記後縁部から前記外周面上の前記ある点まで徐々に大きくなるように、前記突起が構成されている、
請求項2に記載の地盤復旧オーガー。
【請求項4】
前記外周面が、前記回転軸方向に延びた仮想的な円柱の外面の一部を構成する形状であり、
前記回転軸に直交する断面で見たとき、前記外周面に沿った前記前縁部から前記後縁部までの長さが、前記仮想的な円柱の円周の半分よりも短い、
請求項3に記載の地盤復旧オーガー。
【請求項5】
地盤復旧オーガーを使用して地盤に開いた穴を地盤復旧材料により埋める地盤復旧方法であって、
前記地盤復旧オーガーが、
回転軸の周りで少なくとも第1の回転方向に回転可能なシャフトと、
前記第1の回転方向における前記シャフトの回転に伴って前記シャフトの上端から下端に向けて前記地盤復旧材料を搬送するための螺旋搬送部と、
を備え、
前記螺旋搬送部が、螺旋状に延びた板状の螺旋ブレードを備え、
前記螺旋ブレードが、前記シャフトに固定された螺旋内縁部と前記シャフトから離れた螺旋外縁部とを備え、
前記螺旋内縁部が、連続的に螺旋を描くように延びており、
前記螺旋外縁部が、連続的に螺旋を描くように延びており、
前記螺旋ブレードが、半径方向において前記螺旋内縁部と前記螺旋外縁部との間の距離ぶんの幅をもって連続的に螺旋を描くように延びており、
前記螺旋搬送部が、前記螺旋外縁部に固定された補助部を備え、
前記補助部が、前記回転軸に平行な回転軸方向に延びた補助外面を備え、
前記回転軸方向における前記補助外面の高さが前記回転軸方向における前記螺旋ブレードの厚さより長く、
前記回転軸に直交する方向において、前記補助部と前記シャフトとの間に空間が設けられており、
前記螺旋ブレードが前記空間の上側を覆うように配置されており、
前記地盤復旧方法が、
前記地盤復旧オーガーを前記穴内に配置することと、
前記穴内において前記シャフトを前記第1の回転方向に回転させることにより、前記シャフトの前記上端から前記下端に向けて搬送される前記地盤復旧材料と地盤の構成材料との少なくとも一方を、前記突起の前記外周面に沿って前記穴の側面に向けて送ることと、
を含む、地盤復旧方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤復旧オーガー及び地盤復旧方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば地盤に築造物を構築する場合、地盤を所望の強度に高めるために例えば円柱状の改良体又は杭が地盤内に埋設される。一例において改良体の埋設は、地盤に例えばセメント系固化材を含む材料を圧入して周囲の土と混合し、固化させることにより行われる。他の例として杭の埋設は工場で形成された既製杭を打設することにより行われる。一般的に、固化した改良体又は杭は周囲の地盤より固い。
【0003】
一方で、築造物を解体し撤去して土地を明け渡す場合などにおいて、地盤復旧が要求される。地盤復旧では、例えば地盤に埋設された改良体又は杭がある場合、その改良体又は杭を撤去するとともに、撤去後に地盤に開いた円柱状の穴を埋めることが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6884255号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
改良体を地盤内に構築する場合、例えば特許文献1に開示されているようなオーガーが使用されて、下方向及び横方向に締め固めることにより強固な改良体が形成される。地盤復旧の場合にも、特許文献1と同様のオーガーを使用することが可能である。
【0006】
ここで、一般的にオーガーの回転中に穴の側面が崩落して側面の凹凸が大きくなる場合がある。穴の側面が崩落すると、オーガーの回転がスムーズではなくなり、又は、ヘッドのブレードによる締め固めが不十分になり、又は、ヘッドのブレードにより十分に締め固めるために長い時間が必要となる。特許文献1のオーガーを使用する場合、穴の比較的下方では、ヘッドに設けられたブレードが回転することにより、穴の下方と側面に向けて材料が締め固められる。しかしながら、ヘッドのブレードより上方では締め固めを行っていない。本発明者は、上記のような穴の側面の崩落を一層効果的に防ぐため、又、ヘッドのブレードによる締め固めを長い時間をかけず十分に行うために、ヘッドのブレードより上方においても締め固めを行うことが有効であることを見出した。
【0007】
また、地盤に開いた穴を埋めるために上から下に送られた地盤復旧材料が、オーガーと穴の側面との間の隙間を通って上に戻ると締め固めが不十分になる。そのため、地盤復旧材料が上に戻らないようにする工夫が要求される。
【0008】
本発明の目的のうちの1つは、地盤復旧材料の上昇を防いで穴内における地盤復旧材料の締め固めを強固かつ迅速に実現することができる地盤復旧オーガー及び地盤復旧方法を提供することである。
【0009】
また、本発明の目的のうちの1つは、地盤復旧中に穴の側面の崩落を防ぎながら、長い時間をかけずに穴の内部の地盤復旧材料と周辺地盤を十分に締め固めることができる地盤復旧オーガー及び地盤復旧方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の態様の地盤復旧オーガーは、地盤に開いた穴を地盤復旧材料により埋めるための地盤復旧オーガーであって、地盤復旧オーガーが、回転軸の周りで少なくとも第1の回転方向に回転可能なシャフトと、第1の回転方向におけるシャフトの回転に伴ってシャフトの上端から下端に向けて地盤復旧材料を搬送するための螺旋搬送部と、を備え、螺旋搬送部が、螺旋状に延びた板状の螺旋ブレードを備え、螺旋ブレードが、シャフトに固定された螺旋内縁部とシャフトから離れた螺旋外縁部とを備え、螺旋内縁部が、連続的に螺旋を描くように延びており、螺旋外縁部が、連続的に螺旋を描くように延びており、螺旋ブレードが、半径方向において螺旋内縁部と螺旋外縁部との間の距離ぶんの幅をもって連続的に螺旋を描くように延びており、螺旋搬送部が、螺旋外縁部に固定された補助部を備え、補助部が、回転軸に平行な回転軸方向に延びた補助外面を備え、回転軸方向における補助外面の高さが回転軸方向における螺旋ブレードの厚さより長く、回転軸に直交する方向において、補助部とシャフトとの間に空間が設けられており、螺旋ブレードが空間の上側を覆うように配置されている、地盤復旧オーガーである。
(【0011】以降は省略されています)
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