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公開番号
2025062605
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2025000133,2022537512
出願日
2025-01-06,2020-12-09
発明の名称
ウイルス模倣性ナノ粒子
出願人
ウニヴェルジテート レーゲンスブルク
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
9/14 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ナノ材料ならびにナノ粒子に係留された少なくとも第1のリガンドおよび第2のリガンドを含むナノ粒子を提供すること。
【解決手段】本発明は、医薬または診断剤としての使用のためのナノ粒子にさらに関する。本発明は、糖尿病性腎症、糸球体腎炎、糸球体VEGF A調節不全、内皮VEGF A調節不全、糖尿病性網膜症、関節リウマチ、加齢性黄斑変性、および乳がんなどのがんから選択される疾患を予防または処置する方法における使用のためのナノ粒子にも関する。さらに、本発明は、ナノ粒子を調製する方法に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、ナノ材料ならびに少なくとも第1のリガンドおよび第2のリガンドを含むナノ粒子に関する。本発明は、医薬または診断剤としての使用のためのナノ粒子にさらに関する。本発明は、糖尿病性腎症、糸球体腎炎、糸球体VEGF A調節不全、内皮VEGF A調節不全、糖尿病性網膜症、関節リウマチ、加齢性黄斑変性、および乳がんなどのがんから選択される疾患を予防または処置する方法における使用のためのナノ粒子にも関する。さらに、本発明は、ナノ粒子を調製する方法に関する。
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【背景技術】
【0002】
発明の背景
無数のナノ材料が、薬物治療または診断法のための担体として、ここ数年にわたって開発されてきた。標的細胞をin vivoで十分な特異性で同定する能力をそれらに持たせるために、細胞受容体に結合するリガンドが、その表面に係留されてきた。しかし、この古い枠組みに単純に従うことは、ナノ材料のアビディティを増加させるが、疑いの余地のない細胞同定のためには不十分であることが分かった。現時点では、ヘテロ-多価結合のためのいくつかの異なるリガンドを提示するナノ材料であっても、異なる細胞型間を識別することができない。
【0003】
対照的に、ウイルスは、究極の標的細胞特異性を有するナノ粒子(NP)である。合成の生物医学的ナノ材料とは対照的に、ウイルスは、細胞同定のために連続的なマルチステップ認識プロセスを使用する。多くの現行のナノ粒子ベースのアプローチは、十分な特異性を欠如するので、ウイルス標的化戦略の活用は、この制限を克服するための実行可能な選択肢であり得る。したがって、ナノ材料を用いてインフルエンザAウイルスなどのウイルスの逐次的な認識戦略を模倣することによって、細胞を特異的に標的化することが可能になり得る。特に、ウイルスの標的細胞認識は、粒子がタンパク質吸着に起因する表面改変を受ける場合、in vivoで有利である可能性が高い。
【0004】
特に、粒子取り込みを生じないが、細胞表面上のウイルス粒子密度を増加させる、細胞膜へのウイルス付着の初期ステップは、現在のナノ粒子設計戦略では欠けている。糖脂質および糖タンパク質または特異的受容体へのこの初期の接着は、ウイルス感染性にとって必須であることが見出されている。さらに、粒子が標的組織に到達した後にクリアランスに供される場合、それらの粒子は、薬物送達目的にとって不適切なものになる。メサンギウムの場合、初期の報告は、70±25nmまたはそれ未満の直径を有する小さい粒子が、約80~100nmの直径を有する糸球体内皮開窓を貫通していたことを示している。しかし、これらの粒子は、メサンギウムクリアランスを受けてきた。組織から迅速にクリアランスされる場合が多い既知のナノ粒子のこの問題は、ナノ粒子が標的組織中の標的細胞によって内在化される場合、克服され得る。
【0005】
Maslanka Figueroa et al.[1]は、アンジオテンシン-Iであるリガンドを含むポリマーナノ粒子に関する。
【0006】
Sah et al.[2]は、ブロックコポリマーおよび薬物を含むナノ粒子に関する。
本発明は、in vitroおよびin vivoで細胞に向かう(address)ために、ウイルス模倣性細胞同定機構を持たせたナノ材料を提供することを目的とする。さらに、本発明の目的は、標的組織におけるin vivoでの前記ナノ粒子の有効な蓄
積を可能にするナノ粒子を提供することである。本発明のさらなる目的は、薬物または診断剤を標的組織に送達することを可能にする薬物送達系を提供することである。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
Maslanka Figueroaら、Proc.Natl.Acad.Sci.(2019)201902563
Sah E.ら、Journal of Nanomaterials, Volume 2015, Article ID 794601
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明の概要
以下では、本発明の要素が記載される。これらの要素は、具体的な実施形態に列挙されるが、さらなる実施形態を創出するために、任意の様式で任意の数でこれらの要素が組み合わされ得ることを理解すべきである。種々に記載された例および好ましい実施形態は、明確に記載された実施形態のみに本発明を限定すると解釈すべきではない。この記載は、明確に記載された実施形態のうち2つもしくはそれよりも多くを組み合わせる、または明確に記載された実施形態のうち1つもしくは複数を任意の数の開示されたおよび/もしくは好ましい要素と組み合わせる実施形態を支持および包含すると理解すべきである。さらに、本出願中の全ての記載された要素の任意の順列および組合せは、文脈が他を示さない限り、本出願の記載によって開示されたとみなすべきである。
【0009】
第1の態様では、本発明は、ナノ材料ならびに少なくとも第1のリガンドおよび第2のリガンドを含むナノ粒子であって、
- 前記第1のリガンドが、標的細胞への前記ナノ粒子の付着を媒介することが可能であり、
- 前記第2のリガンドが、前記標的細胞中への前記ナノ粒子の内在化を媒介することが可能であり、
- 好ましくは、前記ナノ材料が、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリ乳酸(PLA)、ポリ(乳酸-コ-グリコール酸)(PLGA)、オキサゾリン由来ポリマー、ポリ(アミノ酸)、多糖、リン脂質、スフィンゴ脂質、コレステロール、PEG-脂質、ブロックコポリマー、例えば、PEG-PLAまたはPEG-ポリ-カプロラクトン、無機物質、例えば、金またはqdot材料、およびそれらの組合せのいずれかを含む
ナノ粒子に関する。
【0010】
一実施形態では、前記第1のリガンドは、GPCR、例えば、アンジオテンシンII受容体1型(AT1r)、ヒト神経ペプチドY1受容体およびC-X-Cケモカイン受容体4型に結合する非アゴニスト性薬剤、ならびに/または標的細胞表面上の糖タンパク質および/もしくは糖脂質、例えば、ヘパラン硫酸、シアロ糖タンパク質、ガングリオシドおよびマンノース受容体に結合する薬剤であり、好ましくは、EXP3174またはテルミサルタンである。
(【0011】以降は省略されています)
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