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公開番号
2025062595
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2024209841,2020071318
出願日
2024-12-02,2020-04-10
発明の名称
毛髪処理用組成物、毛髪処理方法、シスチン増加剤、毛髪のシスチンを増加する方法
出願人
ホーユー株式会社
代理人
弁理士法人雄渾
主分類
A61K
8/9749 20170101AFI20250407BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明の課題は、システイン酸の生成を抑制しつつ、シスチンを増加して毛髪の弾力性を向上するための毛髪処理用組成物及び毛髪処理方法を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するために、ホウライシダ葉エキス又はモモ葉エキスの少なくとも1種を含有し、アルカリ性であることを特徴とする毛髪処理用組成物を提供する。この毛髪処理用組成物を毛髪に適用することにより、パーマ処理やカラーリング処理などにより損傷した毛髪に対して、しなやかな弾力性を与え、健康的な毛髪を再生することができる。本発明の毛髪処理用組成物は、パーマ処理後やカラーリング処理後のトリートメントや、システムトリートメントに利用することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
毛髪を処理する毛髪処理用組成物であって、
植物エキス又はポリフェノールの少なくとも1種を含有し、毛髪のシスチンを増加させることを特徴とする、毛髪処理用組成物。
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【請求項2】
毛髪を処理する毛髪処理用組成物であって、
ホウライシダ葉エキス、モモ葉エキス、サトウカエデ樹液、ムクロジエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス又はハマメリス葉エキスの少なくとも1種を含有し、使用時のpHが7.0以上であることを特徴とする、毛髪処理用組成物。
【請求項3】
ホウライシダ葉エキス、モモ葉エキス、サトウカエデ樹液、ムクロジエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス又はハマメリス葉エキスの少なくとも1種を含有する植物エキス含有組成物と、アルカリ剤を含有するアルカリ含有組成物と、を備えることを特徴とする、請求項2に記載の毛髪処理用組成物。
【請求項4】
毛髪を処理する毛髪処理方法において、
ホウライシダ葉エキス、モモ葉エキス、サトウカエデ樹液、ムクロジエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス又はハマメリス葉エキスの少なくとも1種をpH7.0以上に調整するpH調整ステップと、
ホウライシダ葉エキス、モモ葉エキス、サトウカエデ樹液、ムクロジエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス又はハマメリス葉エキスの少なくとも1種を毛髪に適用する塗布ステップと、
を備えることを特徴とする、毛髪処理方法。
【請求項5】
ホウライシダ葉エキス、モモ葉エキス、サトウカエデ樹液、ムクロジエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス又はハマメリス葉エキスの少なくとも1種を含有する植物エキス含有組成物を準備するステップと、
アルカリ剤を含有するアルカリ含有組成物を準備するステップと、
前記植物エキス含有組成物と前記アルカリ含有組成物を使用時に混合するステップと、
を備えることを特徴とする、請求項4に記載の毛髪処理方法。
【請求項6】
植物エキス又はポリフェノールの少なくとも1種を含有し、シスチンを増加することを特徴とする、シスチン増加剤。
【請求項7】
植物エキス又はポリフェノールの少なくとも1種を毛髪に適用する塗布ステップを備えることを特徴とする、毛髪のシスチンを増加する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪を処理するための毛髪処理用組成物に関するものである。より詳細には、本発明は、毛髪のシスチンを増加し、毛髪にしなやかな弾力性を付与するための毛髪処理用組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
毛髪は、ブラッシングなどの摩擦やドライヤー乾燥時の熱、外出時の紫外線照射などにより毛髪の内部、外部を問わず日々ダメージを受けている。また、カラーリング処理やパーマ処理では、アルカリ剤によって毛髪にダメージを受けることがある。
【0003】
通常の毛髪には、シスチンが多く含まれており、シスチンのジスルフィド結合が毛髪の強度に寄与している。パーマ処理では、第1剤による処理で、毛髪に還元剤を作用させて毛髪に含まれるシスチンのジスルフィド結合を開裂させ、チオール基を有するシステインとする。次いで、カーラーをセットした状態で、第2剤に含まれる過酸化水素等の酸化剤を作用させてシステインのチオール基からジスルフィド結合を生成してシスチンを再生する。過酸化水素等の酸化剤による毛髪の処理では、チオール基の一部がジスルフィド結合を再生することなく酸化され、スルホ基へと不可逆的な変化を起こし、システイン酸が生成する。このシステイン酸の生成により、毛髪は強度低下や損傷した状態となる。そこで、毛髪の損傷を低減し、しなやかな弾力性のある毛髪を得るための毛髪処理用組成物の開発が求められている。
【0004】
例えば、特許文献1には、毛髪の保護や損傷の防止、又は損傷した毛髪の修復を目的とする毛髪処理用組成物として、カルボキシル基導入可溶性ケラチンを含有することを特徴とする毛髪用処理剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-132595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
毛髪中のシスチンが減少して、システインとシステイン酸が増加すると、毛髪の強度は低くなる。特にシステイン酸はシスチンやシステインに可逆的に変化することがないため、システイン酸が生成すると、毛髪の強度を回復することができない。
そこで、本発明の課題は、システイン酸の生成を抑制しつつ、シスチンを増加して毛髪の弾力性を向上するための毛髪処理用組成物及び毛髪処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、植物エキス又はポリフェノールを毛髪に適用することにより、システイン酸の生成を抑制しつつ、毛髪中のシスチンを増加させることができるという知見に至り、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下のシスチン増加剤、毛髪のシスチンを増加する方法、毛髪処理用組成物及び毛髪処理方法を提供する。
【0008】
本発明の毛髪処理用組成物は、毛髪を処理する毛髪処理用組成物であって、植物エキス又はポリフェノールの少なくとも1種を含有し、毛髪のシスチンを増加することを特徴とする。
この毛髪処理用組成物によれば、毛髪にしなやかな弾力性を付与することができる。
【0009】
本発明の毛髪処理用組成物は、毛髪を処理する毛髪処理用組成物であって、ホウライシダ葉エキス、モモ葉エキス、サトウカエデ樹液、ムクロジエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス又はハマメリス葉エキスの少なくとも1種を含有し、使用時のpHが7.0以上であることを特徴とする。
この毛髪処理用組成物によれば、システイン酸の生成を抑制しつつ、シスチンを形成することができる。また、この毛髪処理用組成物を毛髪に適用することにより、毛髪にしなやかな弾力性を付与することができる。
【0010】
また、本発明の毛髪処理用組成物の一実施態様によれば、毛髪処理用組成物は、ホウライシダ葉エキス、モモ葉エキス、サトウカエデ樹液、ムクロジエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス又はハマメリス葉エキスの少なくとも1種を含有する植物エキス含有組成物と、アルカリ剤を含有するアルカリ含有組成物と、を備えることを特徴とする。
上記の特徴によれば、植物エキスとアルカリ剤を別々の組成物として流通するため、植物エキスの保存安定性に優れ、長期間保存後も本発明の効果を十分に発揮することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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