TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025062436
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171520
出願日
2023-10-02
発明の名称
マウスピース
出願人
医療法人秀真会
,
株式会社DSi
,
株式会社リック
代理人
弁理士法人平和国際特許事務所
主分類
A61C
19/06 20060101AFI20250407BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】長時間に渡って歯列に装着しても、歯牙にも歯肉にも悪影響を及ぼすことが無く、齲蝕や歯周病、真菌による口腔内感染症等を改善することができるマウスピースを提供する。
【解決手段】ヒト又は哺乳動物の歯列に装着して用いるマウスピースであって、歯列の一部又は全部と、前記歯列の一部又は全部から続く口腔前庭側の歯肉の一部までを覆うことができ、表面改質された酸化亜鉛を含有する、マウスピース;及びヒト又は哺乳動物の歯列に装着して用いるマウスピースであって、歯列と接する第1の層、及び前記第1の層の歯列と接する側とは反対側の面に第2の層を有し、前記第1及び第2の層の一方又は両方が、表面改質された酸化亜鉛を含有する、マウスピース。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒト又は哺乳動物の歯列に装着して用いるマウスピースであって、
歯列の一部又は全部と、前記歯列の一部又は全部から続く口腔前庭側の歯肉の一部までを覆うことができ、
表面改質された酸化亜鉛を含有する、マウスピース。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
ヒト又は哺乳動物の歯列に装着して用いるマウスピースであって、
歯列と接する第1の層、及び
前記第1の層の歯列と接する側とは反対側の面に第2の層を有し、
前記第1及び第2の層の一方又は両方が、表面改質された酸化亜鉛を含有する、マウスピース。
【請求項3】
前記酸化亜鉛粉末の平均粒径が、1~500nmの範囲である、請求項1又は2に記載のマウスピース。
【請求項4】
前記表面改質が、硫化亜鉛皮膜による被覆である、請求項1又は2に記載のマウスピース。
【請求項5】
前記表面改質が、カップリング剤による被覆である、請求項1又は2に記載のマウスピース。
【請求項6】
前記表面改質が、酸化亜鉛粉末表面の部分被覆である、請求項1又は2に記載のマウスピース。
【請求項7】
前記硫化亜鉛又はカップリング剤の被覆量が、0.1~30質量%である、請求項1又は2に記載のマウスピース。
【請求項8】
前記表面改質された酸化亜鉛粉末の配合量が、0.1~10質量%である、請求項1又は2に記載のマウスピース。
【請求項9】
歯周病原因菌、齲蝕原因菌及び/又は真菌の増殖を抑制する、請求項1又は2に記載のマウスピース。
【請求項10】
デンチャープラークの付着を抑制する、請求項1又は2に記載のマウスピース。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マウスピース、特に抗菌性を有するマウスピースに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
歯科領域の二大疾患である齲蝕と歯周病は、いずれも口腔常在菌により惹起されることが明らかにされている。即ち、ミュータンス連鎖球菌をはじめとする口腔常在菌とそれらの代謝産物によって構成されるプラーク細菌が齲蝕誘発の直接的原因であり、Porphyromonas gingivalisをはじめとする偏性嫌気性グラム陰性菌の歯肉縁下における増殖が歯肉の炎症あるいは歯周組織破壊の原因となる。従って、プラークを構成する細菌の増殖を抑制することがこれらの疾患の予防に重要であることは明らかである。
【0003】
また、義歯性口内炎は、義歯や床矯正装置などの可撤性床装置と関連した床下粘膜の炎症であり、口腔内の微生物が深く関わり、義歯床粘膜面にみられるCandida albicans等の真菌を主体とするデンチャープラークが義歯性口内炎の重要な因子であることが報告されている。デンチャープラークの主要構成菌は、通性嫌気性グラム陽性球菌と通性嫌気性グラム陽性桿菌であると報告されている。また、義歯性口内炎とCandida及びStaphylococcusとの相関や、デンチャープラーク中から高頻度にCandida albicansを主体とするCandida属の菌種が検出されることが報告されている。
【0004】
また、義歯性口内炎に限らず、他の疾病に起因する口内炎や、顎関節症、噛みしめの改善等の治療目的、さらには歯列矯正の目的でマウスピースが使用されている。マウスピースは、その使用目的によっては就寝時にも装着されることがあり、長時間に渡って歯列と密着しているため、齲蝕原因菌、歯周病原因菌のみならず、各種の細菌や真菌が増殖しやすい環境が形成されてしまうことがある。
【0005】
特に、齲蝕原因菌や歯周病原因菌、その他の病原性細菌・真菌が口腔内に存在すると、樹脂で成形したマウスピースの周囲は特にこれらの細菌が繁殖しやすく、義歯周辺の健康な歯が損なわれたり、口内炎等の原因ともなる。また、歯周病患者は、歯周病原因菌によって生産されるメチルメルカプタン等による強い口臭を有することが多い。
【0006】
特許文献1には、上記状況を改善するため、アクリルレジンに抗菌性成分として表面改質された酸化亜鉛を含有させた義歯及びマウスピース(ナイトガード)が開示されている。
【0007】
また、特許文献2には、歯列に対向する内層と、その外側に形成された外層との2層構造のマウスピースであって、外層を構成する樹脂にポリフェノールを含有させ、ポリフェノールであるタンニンを持続的に口腔内に放出させることにより、口腔内真菌感染症の治療及び予防することが開示されている。また、特許文献2のマウスピースは、歯肉部分が露出するように形成することが好ましいと記載されている。
【0008】
特許文献3には、閉塞型睡眠時無呼吸症候群の治療目的で用いる硬質部(外側)と軟質部(内側)からなる二層構造のマウスピースが開示されている。このマウスピースの軟質部は装着性を向上させることができ、かつ噛みしめによって破断前の状態と同様の状態に戻すことができる高分子ゲルを用いている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2022-190418号公報
特許第7016137号公報
特開2022-099808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、長時間に渡って歯列に装着しても、歯牙にも歯肉にも悪影響を及ぼすことが無く、齲蝕や歯周病、真菌による口腔内感染症等を悪化させることがなく、さらには改善乃至治療することができるマウスピースを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
医療法人秀真会
マウスピース
1日前
個人
健康器具
1か月前
個人
歯の掃除具
5か月前
個人
鼾防止用具
1か月前
個人
歯茎みが品
2か月前
個人
塗り薬塗り具
4か月前
個人
白内障治療法
1か月前
個人
身体牽引装置
5か月前
個人
乗馬テラピー
5か月前
個人
洗井間専家。
18日前
個人
マッサージ機
2か月前
個人
脈波測定方法
2か月前
個人
脈波測定方法
1か月前
個人
導電香
2か月前
個人
ホバーアイロン
6日前
個人
収納容器
3か月前
個人
染毛方法
4か月前
個人
クリップ
2か月前
個人
片足歩行支援具
2か月前
個人
発熱器具
5か月前
個人
健康器具
4か月前
個人
磁器治療器
5か月前
個人
口内洗浄具
2か月前
三生医薬株式会社
錠剤
29日前
個人
眼科診療車
3か月前
個人
車椅子持ち上げ器
1か月前
東レ株式会社
下肢着用具
5か月前
株式会社 MTG
浴用剤
2か月前
個人
服薬支援装置
27日前
株式会社ナカニシ
生検針
5か月前
個人
除菌システム
2か月前
株式会社コーセー
美爪料
2か月前
株式会社コーセー
化粧料
2か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
4か月前
株式会社結心
手袋
1か月前
個人
避難困難者救出台車
3か月前
続きを見る
他の特許を見る