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公開番号
2025062140
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025018906,2021071323
出願日
2025-02-07,2021-04-20
発明の名称
吸収性物品
出願人
ユニ・チャーム株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
A61F
13/532 20060101AFI20250404BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】着用中に、吸収体に設けられたスリットをつたって体液が拡散され、漏れを生じにくくする吸収性物品を提供することにある。
【解決手段】吸収性コア(32)を有する吸収性物品(10)であって、股下部(M)において、吸収性コア(32)には前後方向に延在する少なくとも一対のスリット(40)が設けられており、一対のスリット(40)は、前後方向において、前側端部領域(40A)、後側端部領域(40B)、及び中間領域(40C)を有し、前側端部領域(40A)のうち幅方向の最も外側に位置する部位を前側最外端(40Ag)とし、後側端部領域(40B)のうち幅方向の最も外側に位置する部位を後側最外端(40Bg)とし、中間領域(40C)のうち幅方向の最も外側に位置する部位を中間最外端(40Cg)としたとき、中間最外端(40Cg)は、前側最外端(40Ag)及び後側最外端(40Bg)よりも幅方向の外側に位置している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
展開かつ伸長状態において互いに交差する前後方向と幅方向と厚さ方向とを有し、
液吸収性の吸収性コアを有する吸収性物品であって、
着用時に着用者の股下に位置する股下部において、前記吸収性コアには、前記前後方向に延在する少なくとも一対のスリットが設けられており、
前記一対のスリットは、前記前後方向において、前側端部領域、後側端部領域、及び前記前側端部領域と前記後側端部領域とに挟まれた中間領域を有し、
前記前側端部領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する部位を前側最外端とし、前記後側端部領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する部位を後側最外端とし、前記中間領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する部位を中間最外端としたとき、
前記中間最外端は、前記前側最外端及び前記後側最外端よりも前記幅方向の外側に位置している
ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の吸収性物品であって、
前記吸収性コアは、少なくとも前記股下部において、前記幅方向の内側に括れた括れ部を有し、
前記前後方向において、前記一対のスリットの両端は、前記括れ部の両端の位置、又は前記括れ部の前記両端よりも内側に配置されている
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項3】
請求項2に記載の吸収性物品であって、
前記括れ部は、前記括れ部を前記前後方向において3等分した前方括れ領域、中央括れ領域、及び、後方括れ領域を有し、
前記一対のスリットの前記前後方向の前端は、前記前方括れ領域に位置し、
前記一対のスリットの前記前後方向の後端は、前記後方括れ領域に位置している
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項4】
請求項1から3の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
前記一対のスリットはそれぞれ、前記幅方向に所定の間隔をおいて前記前後方向に連続する内側縁と外側縁とを有し、
前記前側最外端に対応する前記幅方向に沿った前記内側縁上の位置を前側内端、前記後側最外端に対応する前記幅方向に沿った前記内側縁上の位置を後側内端とすると、
前記幅方向において、
前記前側最外端から前記吸収性コアの外端までの長さは、前記吸収性物品の前記幅方向の中心線から前記前側内端までの長さよりも長く、
前記後側最外端から前記吸収性コアの外端までの長さは、前記吸収性物品の前記幅方向の中心線から前記後側内端までの長さよりも長い
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項5】
請求項4に記載の吸収性物品であって、
前記中間最外端に対応する前記幅方向に沿った前記内側縁上の位置を中間内端とすると、 前記幅方向において、前記中間最外端から前記吸収性コアの外端までの長さは、前記吸収性物品の前記幅方向の中心線から前記中間内端までの長さよりも短い
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項6】
請求項1から5の何れか1項に記載の吸収性物品であって、
前記一対のスリットは、
前記前側端部領域及び前記後側端部領域に、前記前後方向に沿った直線部分を有しており、
前記中間最外端を頂点とする前記幅方向の外側に湾曲した湾曲部を有している
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項7】
請求項6に記載の吸収性物品であって、
前記湾曲部の前記前後方向における長さは、前記前側端部領域及び前記後側端部領域のそれぞれの前記直線部分の前記前後方向の長さの合計よりも長い
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項8】
請求項6又は7に記載の吸収性物品であって、
前記一対のスリットはそれぞれ、前記幅方向に所定の間隔をおいて前記前後方向に連続する内側縁と外側縁とを有し、
前記中間最外端に対応する前記幅方向に沿った前記内側縁上の位置を中間内端としたとき、
前記内側縁は、前記中間内端を頂点とする前記幅方向の外側に湾曲した湾曲部を有している
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項9】
請求項8に記載の吸収性物品であって、
前記一対のスリットのそれぞれにおいて、前記前側端部領域のうち前記幅方向の最も内側に位置する部位を前側最内端とし、前記後側端部領域のうち前記幅方向の最も内側に位置する部位を後側最内端とし、前記前側最内端から前記後側最内端までを結ぶ仮想線を引いた際に、
前記中間内端から前記仮想線までの前記幅方向の長さは、前記中間内端の位置における前記一対のスリットの前記幅方向の長さよりも長い
ことを特徴とする吸収性物品。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の吸収性物品であって、
前記中間内端は、前記前側最外端及び前記後側最外端よりも前記幅方向の内側に位置している
ことを特徴とする吸収性物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
吸収した体液等の液拡散性をコントロールするために、吸収体の股下部にスリットを設けた吸収性物品が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、薄型の吸収体が溝部を有し、該溝部が折曲変形し易いことで、吸液前及び吸液後においても良好なフィット性を保持する吸収性物品が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6705103号公報
特許第4255196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された吸収性物品においては、スリットの前方部が幅方向の内側に向かうように湾曲し、中央部が長手方向に沿って延び、後方部が幅方向の外側に向かうように湾曲している。このようなスリットの場合、装着後の着用者の歩行や脚を閉じる動作等により、吸収体の両側部から内側に力が加わり、スリットよりも幅方向外側にある吸収体が中央側に移動することで、スリットの中央部及び後方部が潰れて物理的空間がなくなる虞がある。それにより、吸収された尿の後側への拡散性が低下し、漏れが発生する可能性がある。
【0005】
また、特許文献2に開示された吸収性物品においては、着用者の鼠径部に対応する領域に、長手方向に沿う幅方向の内側に湾曲した一対の曲線状の溝部が設けられている。このような溝部の場合、同様に、装着後の着用者の歩行や脚を閉じる動作等によって吸収体の両側部から内側に力が加わることで、一対の溝部のそれぞれの空間が保持できずに潰れてしまう虞がある。その結果、吸収された体液の拡散が十分に行われず、吸収体表面に溜まった体液がサイドから漏れる虞がある。
【0006】
本発明は、上記のような問題を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、着用中に、吸収体に設けられたスリットを伝って体液が拡散され、漏れを生じにくくする吸収性物品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための主たる発明は、展開かつ伸長状態において互いに交差する前後方向と幅方向と厚さ方向とを有し、液吸収性の吸収性コアを有する吸収性物品であって、着用時に着用者の股下に位置する股下部において、前記吸収性コアには、前記前後方向に延在する少なくとも一対のスリットが設けられており、前記一対のスリットは、前記前後方向において、前側端部領域、後側端部領域、及び前記前側端部領域と前記後側端部領域とに挟まれた中間領域を有し、前記前側端部領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する部位を前側最外端とし、前記後側端部領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する部位を後側最外端とし、前記中間領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する部位を中間最外端としたとき、前記中間最外端は、前記前側最外端及び前記後側最外端よりも前記幅方向の外側に位置していることを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、着用中に、吸収体に設けられたスリットを伝って体液が拡散され、漏れを生じにくくする吸収性物品を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態における、展開かつ伸長状態の吸収性物品10の平面図である。
図1のS1-S1線に沿った吸収パッド10の断面図である。
吸収パッド10に備えられた、展開且つ伸長状態の吸収体30の平面図である。
本実施形態に係る使い捨ておむつ1の概略斜視図である。
展開した使い捨ておむつ1に装着した吸収パッド10を示す平面図である。
図6Aは本実施形態に係る一対のスリット40と比較例のスリット40’とを説明する図である。図6Bは吸収パッド10を装着して引き上げた際の本実施例の一対のスリット40の状態と比較例のスリット40’の状態とを説明する図である。
吸収性コア32の一部拡大図である。
吸収性コア32の一部拡大図である。
本実施形態に係る一対のスリット40の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
展開かつ伸長状態において互いに交差する前後方向と幅方向と厚さ方向とを有し、液吸収性の吸収性コアを有する吸収性物品であって、着用時に着用者の股下に位置する股下部において、前記吸収性コアには、前記前後方向に延在する少なくとも一対のスリットが設けられており、前記一対のスリットは、前記前後方向において、前側端部領域、後側端部領域、及び前記前側端部領域と前記後側端部領域とに挟まれた中間領域を有し、前記前側端部領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する部位を前側最外端とし、前記後側端部領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する部位を後側最外端とし、前記中間領域のうち前記幅方向の最も外側に位置する部位を中間最外端としたとき、前記中間最外端は、前記前側最外端及び前記後側最外端よりも前記幅方向の外側に位置していることを特徴とする吸収性物品である。
(【0011】以降は省略されています)
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